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2010年06月30日

うさんくさいサービスを回避するためのチェックポイント

先日、ペニーオークションについてまとめてみたが、自分の目から見て明らかに危険なサービスなのに、お金を払ってしまう人が一定の割合で存在しているのはどうしてだろうと考えていた。これは信頼できるサイトかどうかの判断基準が人によって大きく違うのではないだろうか?

というわけで、自分がよくチェックしている箇所をリストアップしてみたので参考にするか、ネットストーカーキモいとつぶやいてください。

ここで上げたチェックポイントをすべて使用するケースはほとんどないと思うが、このあたりを確認しておけばネットで変な悪徳商法には引っかかりにくいよ、というまとめだ。普段から詳しく確認しておくようにしておけば、うさんくさいサービスに対する嗅覚が鍛えられてすぐに危険度を察知できるようになる。実際、ここまで詳しく調べる必要に迫られることはほとんどない。

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2010年06月29日

「バーチャルボーイは倒れたままなのか?」([Ni]第一号掲載・2007年)

2007年末に友人が作成した同人誌[Ni]の第一号に4ページほど寄稿させていただいた。(関連記事:ゲーム雑誌「Ni」創刊号を冬コミで頒布)

タイトルでバレバレだが最近お披露目されたあるハードの登場を予言する文章となっている。

ちょうどいいタイミングだと思うので、友人に許可を得て、サイトでも同じ文章を掲載することにした。2007年末に書いた文章なので、現在の状況と合わない部分も多少あるかもしれないが、ご容赦いただきたい。

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2010年06月28日

ポケットモンスターブラック/ホワイトは9月18日発売

株式会社ポケモンは、ニンテンドーDS用RPG「ポケットモンスターブラック」「ポケットモンスターホワイト」を9月18日(土)に発売すると発表した。価格は未定、販売は任天堂が行なう。

今回の舞台はイッシュ地方。
今までのカントー・ジョウト・ホウエン・シンオウは日本の地方をモチーフとしていたが、今回は遠く離れた地方らしい。

地図を見ると、ニューヨークっぽい感じ。


真ん中の公園っぽい場所はセントラルパークだし、位置は違うが、自由の女神のようにタワー状のものが建っている島(灯台?)もある。

ニューヨークにも見えるが、上海にも見えなくもない。

うーん。どっちかというとニューヨークの方が有力か?

このあたりは、今後情報が増えていくうちに明らかになるだろう。
旧作のポケモンはあまり出てこないようなので、イッシュ地方をクリア後に過去の土地に行けるのか、それともブラックホワイトでは出てこずに、今後出てくると予想される追加バージョン(グレーか?)で出てくるかもしれない。

マジコン対策で何らかのハードウェアを同梱することを予想していたのだが、今のところそのような発表はない。今までもリメイク作ではハードウェア同梱があったが、新作の場合は同梱していない。やっぱり単体で出すのかな。初回限定で何らかのおまけが付くのと、予約が殺到してあっという間に品切れするのと、発売後にYahooオークションで高騰することは想像に難くない。予約が開始されたら早めにチェックしておこう。

関連記事:
ポケットモンスター新作は「ポケットモンスターブラック/ホワイト」
ポケットモンスター新作は今年発売
ポケモンの10年間を振り返る

2010年06月26日

あの"X"がDSiウェアで復活

任天堂は6月30日にDSiウェア「X-RETURNS」を配信する。価格は800ポイント(800円)

X-RETURNSは1992年5月29日に発売されたゲームボーイ用ソフト「X」の続編。18年ぶりの復活となる。

Xはゲームボーイでありながらワイヤーフレームによる3D表現楽しめる3Dシューティングゲームで、小さな画面に様々な情報を凝縮してゲームボーイの能力をあらゆる意味で限界まで使っているソフトだった。

DSiウェア版では画面の多くを占めていた情報を下画面に移し、3D表現もより見やすくなったが、初代Xの雰囲気を再現するため、色数を極端に減らした表現となっている。

ちなみに、WiiのスマッシュブラザーズXでXのBGMがリメイクされたが、今回も別アレンジで同じ曲が使われている。Xの音楽は、"とたけけ"の愛称で有名な戸高氏が作曲している。

2010年06月25日

この夏、史上最大のゲーム機があなたの家に

株式会社ホリは、株式会社タイトー製が開発した汎用ゲーム機「VEWLIX F」を7月下旬に発売することを発表した。現在プレオーダー中で、7月7日まで受け付ける。

VEWLIX F」は据え置き型ゲーム機で、1368×768ドットのワイドタイプ液晶モニタや4つのスピーカーを搭載している。液晶モニタは縦置きにも対応する。非常にゴージャスな構成となっている。

ゲームはレバーと複数のボタンで操作し、オプションのコントロールパネルと交換することでボタン数の変更も可能となっている。レバーやボタンをそれぞれ自分好みにカスタマイズすることも可能な、玄人ごのみのインタフェイスは格闘ゲームプレイヤも満足することだろう。

対応ゲームソフトは多数の人気ソフトがすでにリリースされているJAMMA規格、新JAMMA(JVS)規格に対応している。これらの規格に対応したソフトは非常に多く、今まで家庭用ゲームに移植されたことのないソフトも多数含まれるため、VEWLIX Fに期待しているマニアも多いことだろう。

一部のゲームソフトでは、2台のVEWLIX Fを接続することで対戦ゲームを楽しむことも可能のようだ。一般的な家庭用ゲームとは異なり、プレイヤそれぞれにモニタがあるため、画面分割などではない臨場感のある対戦を楽しめる。

本体サイズは798mm× 798mm×1570mmで、重量は約120kgと非常に大きなサイズとなっている。

数字では大きさが分かりづらいので、Wiiが発表された頃に作成されたゲーム機のサイズ比較画像と並べてみる。

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2010年06月24日

怪しげなオークションサイトに気をつけろ(後編):ペニーオークションサイトも騙されている

前編からお読みください。

前編ではペニーオークションのシステムについて説明した。さて、こういったシステムは法的にどうなのだろうか?

ペニーオークションは違法か?

いまのところ摘発されたという話は聞かない。システムの説明は、多少わかりづらいが、一応サイトに書かれており、入札料だけとられて商品を手に入れられないことがある(というか、その方が多い)ことは理解した上でユーザが参加していることになる。宝くじを買うようなものだ。Webシステムを使う上で手数料を支払うことは他のシステムでも存在するわけだし、その金額が一般的な商習慣と比べて異常に高いのも、××円以上の手数料はダメという法律もないだろうし、金額もあらかじめ提示してある。問題ないという判断になるだろう。

このあたりは専門家の判断に任せたいが、これを法規制のあるクジとみなすのは難しく、おそらく現状は法的にグレー。法的に問題があるとすれば実際は多くの入札料が必要となるのに「99%OFFで人気商品が手に入る」と誇大広告を打っているあたりだろうか?

宣伝はともかくとして、システム自体はグレーというよりもむしろシロに近い方かもしれない。なんせ、東証一部上場企業であるゲオですらペニーオークション(GEOオークション)を運営しているぐらいだから。

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2010年06月24日

怪しげなオークションサイトに気をつけろ(前編):ペニーオークションの問題点

最近、「ニンテンドーDS最大99%OFF」などという宣伝文句で、安価にゲーム機を入手できることをうたうオークションサイトの広告をインターネット上(主にGoogleAdsense)で見かける。こういったオークションシステムがあるということは以前、チラッと聞いたことはあるが最近になって異常に増えてきているように思える。一般に「ペニーオークション」と呼ばれるこれらのサイトは一体どういうシステムなのだろうか、改めて調べてみた。
長いので前編と後編に分ける。

 

一般的なオークションシステム

まず、前知識としてヤフーオークションのような一般的なオークションサイトのシステムを整理する。

出品者は要らない物を手放し、落札者は欲しいものを安く手に入れる、オークションサイトはその場を管理し、手数料を得る(手数料は出品側のみの場合もある)。落札できなかった他の参加者は1円も払わない。(ただし、月会費を徴収するサイトもある)
多くの人が参加することによって、あらゆる種類の商品が並び、落札金額は適正な金額になる。

まとめると以下のようになる。

とりあえず、大きく損をしている人はいない。
出品者は要らない物を処分してお金を得られるし、落札者は定価より安く物を手に入れられ、サイト運営者は収益を得て、他の入札者は時間を無駄にしただけ。

ペニーオークションシステム

これに対し、ペニーオークションはどのようなシステムになっているだろうか?
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2010年06月23日

「プロジェクトソラ」が選んだのはなぜ「パルテナの鏡」だったのか?

任天堂は2009年1月22日に子会社株式会社「プロジェクトソラ」を設立した。
関連記事:任天堂子会社「株式会社プロジェクトソラ」を設立、桜井政博氏によるスマブラに続くプロジェクト始動

先日のE3で、このプロジェクソトラがリリースするソフトがニンテンドー3DS用3Dアクションゲーム「新・光神話パルテナの鏡」であることが発表された。1986年12月19日にファミコン・ディスクシステム用として発売されたアクションゲーム「光神話 パルテナの鏡」の続編である。実に24年ぶりの新作発表(海外では1991年にゲームボーイ版の続編「Kid Icarus: Of Myths and Monsters」が発売されたが)に誰もが驚いた。

自分も、正直言って拍子抜けしたしたが、よくよく考えるとこれはスマッシュブラザーズと同じポジションのゲームなのかもしれない。

NINTENDO64で発売された「ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ」は、もともと新機軸の対戦格闘ゲームを発売することを目指したプロジェクトで、任天堂のキャラクタを使用したのは後で追加されたアイデアだった。

新・光神話パルテナの鏡(以下、新パルテナ)も、TPS(主人公の背後にカメラがあるタイプのアクションシューティング)の新機軸を立ち上げることが目的で、ピット君を主人公に据えたのは後付だったのではないだろうか?

20年以上前のソフトではあるが、Wiiの大乱闘スマッシュブラザーズXでプレイキャラとしてピット君が登場したこともあり、知名度は以前と比べると高い。海外では日本よりも知名度が高いとも言われている。

あまり初心者向きではないヘビーゲーマー向けのゲームといわれるFPSやTPSに新たな風を吹き込むために、初心者向きゲームを得意とする桜井氏が、人気のあるキャラを餌にして、新パルテナで一石を投じる事になるのではないだろうか?

インタビューで紹介されているが、新パルテナではスライドパッドでピット君を操作し、タッチペンで照準を定め、Lトリガーで発射するシンプルなインタフェイスで、5分だけ飛ぶ能力が与えられ、空中で戦った後に地上に降り立って戦うシステムということが明らかになっている。
ただそれだけではないだろう。きっと何かあるはずだ。モーション/ジャイロセンサー使うとか。

また、プロジェクトソラは設立時に2011年まで契約の開発スタッフを募っていたが、それ以降がどうなっているのかは不明だ。契約更新などをして新パルテナ以外のソフトを作っている可能性もある。3DSで他のソフトを作っているかもしれないし、Wii…、もしかするとWii次世代機で作ってる可能性もある。1本だけ発売して解散ということはないだろうから、次のソフトにも期待したい。

余談だが、GAMEWATCHによるとニンテンドー3DSのGPU(グラフィック描画用のチップ)に採用されたPICA 200は、スペック上ではWii以上の描画力を持つらしい。実際には上画面で右目用、左目用の2画面をレンダリングする必要があり、下画面の描画もする必要があるので、そこまでの性能が出るかどうかは微妙だと思うが、新パルテナの動画を見ると少なくともゲームキューブ程度の描画能力はあるように見える。バイオハザードの映像もすごい。グラフィック面でもかなり期待が出来そうだ。スマブラの新作も3DSで出しちゃっていいんじゃないだろうか?

関連記事:
E3:3DSを正式発表
ニンテンドー3DSはまだまだ隠していることがある

2010年06月22日

メモリースティックの種類が多すぎる

デジカメのメモリはSD(SDHC)メモリーカードが主流になっているが、最近ではさらなる大容量化を図ったSDXCカードも出てきている。WiiやニンテンドーDSiもSDHCカードまでの対応だが、ニンテンドー3DSはSDXCカードに対応してくるだろうか?互換性は高いので後ほどファームウェアアップデートで対応ということもあるかもしれない。

コンパクトフラッシュやxDピクチャーカードもデジカメのメモリとして使われているが、最近はSDカードに押されて、対応機種は減ってきている。

そんな中、ソニーはSDカードに対応しつつもメモリースティック(Duo)対応のカメラを発売している。このメモリースティックDuoはPSPのゲームデータセーブ用のメディアとしても使われているのだが、種類がやたらと多い。
それぞれ互換性があったりなかったりして非常にわかりづらい

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2010年06月21日

E3の事前予想が大当たりした!外人四コマ画像に新作が!

E3開催前にいくつかのテキトーな予想をしたが、その中で当たらないだろうなーと思っていたものが当たった。
とはいってもゲームではない。

「IGNが外人四コマの新しい素材画像を提供」

外人4コマがなにかわからない人は、こちらのサイトをご覧頂きたい。
http://www.gaijin4koma.com/
ガイジン4コマドットコムというストレートなドメインが素敵だ

かつてN64.comという任天堂限定の情報サイトがあったが、IGN64を経て、IGNに名前を変え、総合ゲーム情報サイトとなった。
2003年のE3でIGNの編集者たちは任天堂の発表に落胆した。画期的な新ハードの発表はなく、マリオカートダブルダッシュなどの新作タイトルしか発表されなかったからだ(N-Stylesによるまとめ記事)。彼らはそのときのガッカリした様子を写真に収めた。
そして1年後、2004年のE3は興奮するような発表があることを期待し、予想写真を撮影した。

2003年のE3の画像

2004年のE3を予想した画像

そして、実際のE3ではNINTENDO DSが発表され、さらにゲームキューブのゼルダの伝説新作(後のトワイライトプリンセス)の発表でIGNのスタッフはテンションは最高潮に達し、この画像の予言が現実のものとなった。

これらの画像に感銘を受けた日本人が他の画像と組み合わせて、4コマ漫画風の画像を作成した。
その後、間に挟む画像を変えたり、順番を入れ替えたり、E3画像自体を加工したり、別のものに差し替えたりしてブームと化した。
Reaction Guys」でGoogle画像検索すると作品が大量に見つかる。

そして、今年2010年のE3でITmediaがやってくれた!
この記事の最後の画像を見て欲しい。

E3-2010.jpg

彼らだ!彼らが帰ってきた!

あと2人がいないのが残念だが、今年も2004年同様、彼らにとってエキサイティングなE3だったようでなによりだ。

2010年06月21日

体に悪い食品はうまい

体に悪い食べ物がある。例えば中毒性があったり、肥満や糖尿病の原因になる食品だ。
人によって好みがあるので一概には言えないが、そういった体に悪い食品はうまいものが多い。
なぜだろうか?

体に悪い上にまずいものは、誰も食べないため、食品のカテゴリに入るものではないからだ。

同様に、まずい食品は健康に良い事がわかる。
ただし、体に良い/悪いはあくまで食べる側がそう思っているだけの話なので、実際はどうなのか分からない。

あなたが食べている無駄に高くてまずい健康食品は、もしかして食品ではないかもしれない。

2010年06月20日

九州で使ってはいけないプロポーズの言葉

不器用な感じの男が、いいそうなプロポーズの言葉
「これからお前と一緒に暮らすぞ」

これを九州で使うと「これからあなたとともに殴りに行きましょう」という意味になる。

くらす→食らわす→(パンチを)食らわす→殴る というわけだ。

つまりチャゲアンドアスカが大ヒットソング「YAH YAH YAH」で歌っていた
「今から一緒に これから一緒に 殴りに行こうか」を九州弁で表現すると
「今から一緒に これから一緒に くらそうか」と発音することになりプロポーズの歌だと言うことが分かる。

2010年06月19日

印刷すると消滅するファイル

以前あった話。

取引先の人から電話
「先ほどのメール再送していただけないでしょうか?」
「了解しました。…なにか不備でも?届いていませんでしたか?」
「いえ、ちゃんと届いていました」
「ああ、誤って削除されたんですね」
「いや、いただいたメールは手元にあるんですけど」
「それでは、なぜ再送を?」
「添付してあったファイルを印刷しておいたんですが、それを紛失してしまいまして」
「えっ」
「そういうわけですので、もう一度添付してお送りいただけないかなと」

しばらく考え、どういう事なのか理解した。

「もう一度印刷してください。」

2010年06月19日

ニンテンドー3DSはまだまだ隠していることがある

E3でニンテンドー3DSについて詳しい発表があった。
とりあえず、まとめてみた。

ニンテンドー3DS概要


3DSDSiLLDSiDS LiteDS
74mm91.4mm74.9mm73.9mm84.7mm
134mm161.0mm137.0mm133.0mm148.7mm
厚さ21mm21.2mm18.9mm21.5mm28.9mm
重さ230g314g214g218g275g
タッチペン~100mm(伸縮)96.0/129.3mm92mm87.5mm75.0mm
上画面3.53インチ
裸眼立体視
4.2インチ3.25インチ3.0インチ3.0インチ
上画面解像度800x240256x192256x192256x192256x192
下画面3.0インチ
タッチパネル
4.2インチ
タッチパネル
3.25インチ
タッチパネル
3.0インチ
タッチパネル
3.0インチ
タッチパネル
下画面解像度320x240256x192256x192256x192256x192
充電3時間2.5時間3時間4時間
電池継続時間4~17時間3~14時間5~19時間6~10時間
GBAソフト---
DSソフト
DSiウェア--
3DSソフト----
SDカード--
カメラアウト2/イン1アウト1/イン1アウト1/イン1--
入力A/B/X/Y
L/R
十字キー
スタート
セレクト
電源
ボリューム
スライドパッド
モーションセンサー
ジャイロセンサー
無線スイッチ
3Dボリューム
HOMEボタン
A/B/X/Y
L/R
十字キー
スタート
セレクト
電源
ボリューム
A/B/X/Y
L/R
十字キー
スタート
セレクト
電源
ボリューム
A/B/X/Y
L/R
十字キー
スタート
セレクト
電源
ボリューム
A/B/X/Y
L/R
十字キー
スタート
セレクト
電源
ボリューム
発売日(日本)2011年3月まで2009年11月21日2008年11 月1日2006年3月2日2004年12 月2日

※上画面の液晶解像度は800x240と非常に横長だが、実際は左右解像度が右目用、左目用に分けれられるため、400x240が実際の解像度となる

インタビュー映像をひと通り見ると、3D液晶は臨場感を盛り上げることよりも、3Dアクションゲームでありがちな「手前奥(前後)が把握しづらい」という問題を解消することを主目的としているようだ。宮本氏は、3Dのマリオで一番難度が高いアクションは切り株の上に乗ることと、空中にあるはてなブロックを叩くことだと言う。確かにブロックを叩いたつもりで、ブロックの奥の空間をジャンプしてしまうことが多い。

たしかに3D液晶は一番の売りだし、ハードウェアの名称「ニンテンドー3DS」も3Dであることを強調している。しかし、すべてのゲームが3D立体視を必要とするものではなく、そもそも左右の視力に差があったり、体質的にこのタイプの立体映像が体感できないタイプの人がいるので、立体視を必須にすることができないだろう。そのため、3Dボリュームで立体視の度合いを調整したり、OFFにしたりできるようになっている。

3D液晶以外の部分はどうだろう?スライドパッド(アナログスティック的なもの)やモーション/ジャイロセンサーの搭載も3DSの特徴の一つだ。しかし、プロモーションビデオではモーションセンサー、ジャイロセンサーを活用しているソフトが無かった。これは一体どのように活用するのだろうか?とりあえず搭載しただけ、ということはないだろう。

そもそも、3D液晶は画面に対するプレイヤの顔の位置が限定的で、左右斜めから見ると立体視しづらくなる。それなのに、本体の動きを感知するセンサーを搭載していたら、3D映像がちゃんと見られなくなるのではないだろうか?

発表されたソフトは、話題性に富んではいるが、続編タイトルばかりで内容も具体的には明らかにされておらず、3DSのハード的な特徴を活用しているかどうかは分からない。これらのソフトの中に3D液晶はあまり使わず、センサーを活用するソフトがあるかもしれない。iPhoneのように本体が縦向きか横向きか感知して、縦画面と横画面を切り替える仕掛けもできるだろう。

また、DSiで搭載されたカメラは一部のDSiウェアで活用されているものの、パッケージソフトでは、DS Lite以前の本体で遊べないため、DSi専用ソフトとなってしまう。DSi専用のパッケージソフトは、現在のところモンスターファインダーの1本しかない。3DSではすべてカメラが標準搭載となるため、カメラを活用した仕掛けをどのソフトでも盛り込むことが出来る。

また、DSi同様にカメラで撮った写真を残すための内部ストレージが搭載されることは間違いないだろうし、SDカードスロットもある。SDカードの値下がりや大容量化が進んでいるので、大容量の記憶領域があることを前提としたソフトも出てくる可能性がある。大容量のストレージがあるのなら、パッケージソフトもダウンロード購入出来る可能性がある。PS3やXbox360であるような、追加要素の無料/有料配信も可能だろう。

海外サイトで噂として紹介されていたのだが、パッケージソフトを本体内メモリに取り込んでカード無しでプレイできるかもしれない。普通に考えたら、そのようなことが可能になると、複数台の本体にインストールしたり、インストール後に中古ショップに売ったりする危険性があるが、もし実際に本体へのコピーが可能となるなら何らかの対策を取ってくるだろう。例えば、本体とソフトにそれぞれ1台/1本ずつのユニークなIDを埋め込んでおき、インストール時にはネットに接続していなければいけないようにすれば、違う本体にインストールするのを防ぐことが可能だ。

インストール機能が実装されるのであれば、複数のカードを持ち歩く手間が省けて、すぐに別のソフトに切り替えられるし、中古対策にもなって一石二鳥だ。スリープ中や別のソフトをプレイ中にすれ違い通信ができるという3DSの新しい機能も、インストール機能があるなら納得がいく。

2011年3月までに発売とアナウンスされているので、発売までまだ半年以上はありそうだ。本体のデザインも現在明らかにされているもので確定ではなく、変更がある可能性がある。Wiiも最初にデザインをお披露目したあとで、発売までの間にデザインが変わり、スピーカが追加された。センサー類も追加されるかもしれない。何らかの隠し要素があってもおかしくない。バーチャルコンソール対応とか。

さて、次のサプライズはいつ出てくるだろうか?やっぱり東京ゲームショウ?それとも…?
WiiもDSもその革新的なインタフェイスを見せるためにイベントを開催されていたが、当然3DSも見せる場を用意してくることだろう。…となると、やはりニンテンドーワールド復活か?

2010年06月16日

E3:3DSを正式発表

とりあえず速報。あとでまとめます。
こちらをご覧になった方が良いかも

Wii新作
ゼルダの伝説新作「The Legend of Zelda:Skyward Sword」2011年発売、Wiiモーションプラス専用
マリオスポーツミックス、マリオのスポーツゲーム集
ニンテンドー64の「ゴールデンアイ007」リメイク
ミッキーマウスのアクションゲーム
星のカービィ新作、カービィが毛糸のような輪郭だけ
スーパードンキーコング新作、横スクロールアクション

ニンテンドー3DSの正式名称はやっぱりニンテンドー3DS

カラーはメタリックなグリーン、若干厚そう。
メタリックなレッドもあるようだ。

十字キーの上にアナログポインティングデバイス(スライドパッド)
3D効果を調整するスイッチ
外側に2つのカメラ、3D写真撮影可能
3D映像は上画面のみ、ワイド画面
タッチパネルは下画面のみ、上画面より小さい
加速度、ジャイロセンサーを搭載してモーションコントロールが可能
下画面の手前にはスタート、セレクトの他にHOMEボタンがある。

映画配信も行なう。ディズニー、ドリームワークス、ワーナー

プロジェクトソラが3DSの作品を発表
なんとパルテナの鏡新作!おいおい、何十年ぶりだ。
グラフィックはゲームキューブ並みに見える。

nintendogsのようなスリープ中の通信機能を本体に実装
別のソフトをプレイ中も通信する

nintendogs+catsの3D版を開発中
レベルファイブも参戦。
スクウェア・エニックスはキングダムハーツをリリース
カプコンはバイオハザード、バンダイナムコはリッジレーサー、コナミはメタルギアソリッド!!!!

イメージ映像でマリオっぽいものとゼルダっぽいものとスターフォックスっぽいものが出たが、3DSで作品を出すとは言っていない…けど、出るだろうな。

2010年06月15日

E3:任天堂の発表はこのサイトで確認しよう

毎年恒例のゲームの見本市Electronic Entertainment Expo(E3)が開催される。任天堂の発表会(カンファレンス)は日本時間6月16日午前1時(15日深夜)から行われる。

リアルタイム配信を見て盛り上がろう!

通信が不安定なサイトも出てくるが、おそらく下記サイトをチェックしておけば、どこかでちゃんと見られる…はず。

・任天堂のE3特設サイト
http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2010/index.html
任天堂の公式配信。日本語訳があるかも。

・ニンテンドーオブアメリカのE3特設サイト
http://e3.nintendo.com/
発表終了後にまとまった情報が掲載されるが、サイトが不安定になることもある。今年はどうか?

・Youtube内E3特設サイト
http://www.youtube.com/E3
安定して見られるはず

・その他
http://www.famitsu.com/live/view.html
http://www.gametrailers.com/e3/
http://e3.gamespot.com/
http://e3.ign.com/

おまけ:ニコ生E3生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv19090924
任天堂ではなくて、その後午前4時(28時)から行われるソニーコンピュータのカンファレンス中継。同時通訳あり。

今回の注目ポイントはなんといってもニンテンドー3DSだが、それ以外の隠し玉も沢山あるはず。
以下、根拠なしでダラダラと予想。予想ではなく、すでに確定している分も含む。

・3DS正式名称発表。
・ニンテンドー3DSに3Dカメラ搭載発表、プリント機能の発表も
・同時発売タイトル発表、ワリオがつづいていたので今度はマリオ。
・飛び出す どうぶつの森発表
・マリオカート3D発表
・スターフォックス3D発表
・トモダチコレクションの欧米版発表
・Wiiバイタリティセンサー対応ソフト発表
・新作ゼルダ発表、Wiiモーションプラス対応、バイタリティセンサー対応
・ピクミン3発表、バイタリティセンサー対応
・延期しまくってたカービィ新作をまたチラ見せ
・一番盛り上がったあたりで桜井政博氏が登場。新作ソフトをチラ見せ
・ドラクエXの追加情報はなし(ドラクエはE3より東京ゲームショウのほうが似合う)
・IGNが外人四コマの新しい素材画像を提供
・マジック大全3D発表
・役満3D発表
・飛び出す!お料理ナビ発表
・えいご漬け3D発表
・美文字トレーニングWii発表、Wiiモーションプラス、バイオセンサー対応

後半はジョークです
ほとんど外れそう。

2010年06月10日

「横井軍平ゲーム館」が復刊

1996年に発売された横井軍平氏の著書「横井軍平ゲーム館」が「横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力」として復刊し、6月25日に発売される。

このサイトを見に来る方なら説明は不要だと思うが、横井軍平氏は任天堂の元開発一部部長でゲーム&ウォッチやゲームボーイの生みの親である。開発に携わったバーチャルボーイとゲームボーイポケットの発売を見届けて1996年に任天堂を退社し、株式会社コトを設立して独立。本著を執筆後の1997年10月に交通事故で亡くなった。

彼が開発に携わったハードウェアは、最先端の技術を使うのではなく、コストの安い普及した部品を組み合わせているのに、今までにない新しい製品になっていた。彼はこれを「枯れた技術の水平思考」と呼んでいて、その思想をこの本に記した。

その後、任天堂がCPUパワーやグラフィックなどの側面で見ると他社よりも性能の劣るゲーム機「ニンテンドーDS」と「Wii」で世界を席巻し、そこに横井氏の思想が込められていることを頻繁に指摘されるようになった。

横井氏が再び注目されるようになったが、本著はすでに絶版していたため、中古市場で高騰し、万単位の価格で取引されるようになった。amazonマーケットプレイスでもすごい値段になっている。今回の復刊は、単なる再発売ではなく、注釈や序文、解説を追加し、図版や年表もリニューアルされている。

バーチャルボーイが切り開いた携帯ゲーム機での3D立体視がニンテンドー3DSで復活するこの年に、横井氏の著作が帰ってくるのは感慨深い。
自分も、発売当時から気にはしていたが、気づいたときには入手不可能になっており、どんどん値上がりする古本価格を苦々しく思っていたのでこの復刊は非常に嬉しい。早速予約した。

また、本著の共同執筆者(インタビュア)の牧野氏によるゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男も6月11日に発売される。こちらも気になるところだ。とりあえず書評待ち。誰か感想ください。

2010年06月03日

ニンテンドーDSシリーズを6月19日に値下げ

任天堂は、6月19日にニンテンドーシリーズを値下げすると発表した。ニンテンドーDSiは18,900円から15,000円、ニンテンドーDSiLLは20,000円から18,000円に値下げされる。ニンテンドーDSLiteは16,800円からオープン価格に変更される。

また、値下げと同日にニンテンドーDSiLLの新色「ブルー」「イエロー」「グリーン」を発売する。
DSiLL3colors.PNG

すでにかなりの量のニンテンドーDSが国内で出荷されており、販売量が鈍っているが、ニンテンドー3DSを発表したことで、それがさらに鈍化することへの対応だろうか?ニンテンドー3DSと価格帯がかぶることを考えての価格改正ということも考えられる。もしかするとE3で価格が発表されるのかも。

なお、今回の発表に合わせて、カプコンが6月24日発売予定だった「ゴースト トリック」の発売日を早めて、値下げと同日に変更した。木曜日発売のゲームが多いなか、土曜日の発売は珍しい。


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