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2012年09月14日

ニンテンドーダイレクトでWii U新作ソフト紹介、モンハン最新作登場!

任天堂は日本時間9月13日23時に「ニンテンドーダイレクト Wii U Preview」を配信し、Wii Uのソフトを多数発表した。

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まず、本体内蔵機能の「インターネットブラウザー」が紹介された。
Webkitベースのブラウザで、ゲームとは別に搭載された潤沢なシステムメモリのお陰でぬるぬると快適に動き、タブブラウズ機能も搭載されている。
Youtube等の動画サイトを閲覧時はテレビ画面で動画を再生させたまま、ゲームパッドでは別のページをブラウズすることができる。
ゲームプレイ中に中断し、起動させることも可能で、その場合は中断した画面をテレビ画面に出したまま、ゲームパッドで検索したりできる。その際にはプレイしていたゲームタイトルをキーワードに検索することも可能。
ゲームパッドのジャイロ機能を使ったスクロール機能なども搭載されている。

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続いて、同時発売ソフトの紹介。
NewスーパーマリオブラザーズUには「お題モード」が搭載される。
お題モードは、コイン枚数やタイムなどの設定された目標を目指してプレイするモード。
その他、オートスクロールでステージが進み、コインを取ることでスクロール速度が上がる「ブーストモード」も搭載している。

同じく同時発売ソフトの「Nintendo Land」は12個のアトラクションが搭載される。

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一人でも多人数でも楽しめる「チームアトラクション」は3つ
ゼルダの伝説バトルクエスト
ピクミンアドベンチャー
メトロイドブラスト

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2人以上であそぶ「対戦アトラクション」が3つ
マリオチェイス
ルイージのゴーストマンション
どうぶつの森キャンディーまつり

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そして、一人で気軽に楽しむ「ミニアトクラション」が6つある。
ヨッシーのフルーツカート
オクトパスダンス
ドンキーコングのクラッシュコース
鷹丸の手裏剣道場
キャプテンファルコンのツイスターレース
バルーントリップブリーズ

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「GAME&WARIO」は2013年初頭発売予定
今までのような瞬間ミニゲームではなく、比較的長時間遊ぶゲームが多数収録されている。
ゲームパッドを駆使したゲームが多くなるようだ。

また、2013年春までに「Wii Fit U」「ピクミン3」が発売される。

サードパーティでは以下のソフトが同時発売となる。
コーエーテクモゲームス「ニンジャガイデン3レーザーズエッジ」
コーエーテクモゲームス「無双OROCHI2 Hyper」
バンダイナムコゲームス「鉄拳タッグトーナメント2 Wii U Edition」
UBI「ゾンビU」
UBI「アサシンクリードIII」
ワーナー「バットマン・アーカムシティ・アーマードエディション」

この他、「三国志12」「真・北斗無双」「レイマンレジェンド」「マスエフェクト3特別編」「FIFA13ワールドクラスサッカー」などが紹介された。

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春以降の任天堂発売ソフトとして、モノリスソフトの完全新作、プラチナゲームズの「The Wonderful 101
」「ベヨネッタ2」が発表された。

現在Wiiで発売されている「ドラゴンクエストX」のWii U版の最新情報も公開された。製品版の発売時期は明らかにされなかったが、Wii U発売からあまり期間をあけずにβテスト版をスタートさせるとのこと。
Wii UプレミアムセットにドラクエXベータテスト権がつくことも明らかになった。ベータ版から製品版へのデータ引き継ぎ、Wii版からの引き継ぎにも対応している。

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最後に「モンスターハンター3G HD Ver.」が発表された。
ニンテンドー3DS版とセーブデータを共有することが可能で、家では大画面で、外では3DSで楽しめる。
3DS版には実装されなかったオンラインプレイにも対応している。
Wii U本体と同時発売で、数量限定の完全予約制の本体同梱版(モンハン3G HD Ver Wii Uプレミアムセット 38850円)も発売される。

国内向けの発表としては、一番のサプライズはなんといってもモンハン3Gがオンライン対応、HD画質対応でWii Uに登場したことだろう。
ニンテンドー3DSで発売予定のモンスターハンターシリーズ最新作もWii U対応版が発売される可能性が高い。

最近10年間の日本のゲーム業界で、200万本以上売り上げたタイトルは、任天堂(とポケモン)発売のソフトを除くとモンスターハンターとドラゴンクエストとファイナルファンタジーしかない。
任天堂の豊富なゲームに加えて、ドラクエもモンハンもWii Uで遊べるとなると、Wii Uのソフトラインナップはかなり期待できると思っていいのではないだろうか。

2012年09月13日

Wii U発売は12月8日!

任天堂は、新型ゲーム機「Wii U」の国内発売が2012年12月8日になることを発表した。付属品や仕様の異なる2つのモデルが発売され、ベーシックセットが26,250円、プレミアムセットが31,500円となる。

ニュースリリース : 2012年9月13日 「Wii U」発売日と価格のお知らせ

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ベーシックセットは本体およびGamePadのカラーリングが白で、本体内蔵ストレージの容量が8GB。付属品は本体用ACアダプタ、GamePad用ACアダプタ、HDMIケーブル

プレミアムセットはカラーリングが黒で、本体内蔵ストレージ容量は32GB。付属品は、ベーシックモデルのものと加えて、本体の縦置きスタンド、GamePad用充電スタンド、GamePad用プレイスタンドが付属する。

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プレミアムセットにはダウンロード販売ソフトを購入時に約10%のポイントバックが獲得できるサービス「Nintendo Network Premium」が2014年12月末まで適用される。500ポイント溜まった時点でニンテンドープリペイド番号と交換ができる。

周辺機器の価格も発表された。
Wii U PROコントローラ:5,040円(税別4,800円)
Wii リモコンプラス:3,800円(税別3,619円)
Wii ヌンチャク:1,800円(税別1,714円)
Wii U本体縦置きスタンド(任天堂オンライン販売のみ):315円(税別300円)
GamePad充電スタンド+GamePadプレイスタンド:1,890円(税別1,800円)
Wii U GamePad+ACアダプタ:13,440円(税別12,800円)
Wiiリモコンプラス+ヌンチャク+センサーバーセット:5,250円(税別5,000円)

任天堂製品は消費税込みの価格で、キリの良い数字が使われていたが、今回は税別25,000円、30,000円となっている。消費税増税を見越した価格設定なのだろう。同時発売ソフトの価格も「New スーパーマリオブラザーズ U」が税別5,700円、「Nintendo Land」が税別4,700円となっている。5,800円にしていないのは税込で6,000円を超えないようにする配慮だろう。

内蔵ストレージの容量については、SDカードやUSBメモリ、USB接続ハードディスクで補えることから、プレミアムセットの32GBはそれほどメリットの大きいものではない。フラッシュメモリの原価で考えると、数百円程度の差しかないだろう。付属のスタンドも、定価で考えれば合計2000円程度になるが、原価はこちらも数百円程度しかないと思われる。
それにもかかわらず5000円の価格差があるのは、収益率を向上させるための価格設定といえる。少なくともプレミアムセットに関しては製造価格が定価を上回る「逆ザヤ」は発生しないようにしているだろう。

Wii用の周辺機器(リモコン、センサーバー)を別売りにしたのもコスト削減につながっている。
さらにプレミアムセットに付属するポイント還元サービスは、コストが少なく利益率の高いダウンロード販売への誘導につながる。

GamePad単体の価格が、本体価格の約半分ということから考えても、GamePadの製造コストが大きなウエイトを占めていることがよくわかる。そのハードウェア構成から、Wiiと比較して本体価格が高くなると言われていたが、同梱品を減らすことでのコスト削減や、プレミアムセットおよびダウンロード販売での収益率向上で、Wiiとほぼ変わらない価格まで抑えることができたのだろう。

あらゆる面でガッツリ利益を獲得する意思を強く感じるが、ユーザに選択肢が用意されているので、良心的と言えそうだ。
プレミアムセットは価格差の割にメリットが少なく感じるが、ソフトを多数購入するヘビーユーザであれば、ポイント還元で元が取れそう。

本日23時からはソフトウェア中心のニンテンドーダイレクトが配信される。こちらも非常に楽しみだ。

2012年09月11日

9月13日に「ニンテンドーダイレクトWii Uプレビュー」配信

任天堂欧州法人は、英国時間13日の午後3時にNintendo Direct Wii U Previewを配信することを発表した。Nintendo Direct | Wii U Preview - Nintendo

これは、日本時間だと13日午後23時、ニューヨークだと13日午前10時、米国法人のあるシアトルは午前7時となる。時間帯的に考えると世界同時配信となる可能性が高そう。日本法人も12日にはニンテンドーダイレクトの配信予告を行うものと思われる。

世界的に見ると、新型iPhoneが12日に発表されると言われており、アップルを少なからず意識しているのではないかと思われる。
繰り返し、iPhoneとは競合しないと主張しているが、比較報道でWii U露出が増える効果は無視できないのだろう。

毎年、規模の大小はあるが9月中旬に任天堂は新製品の発表を行なっている。それは東京ゲームショウでゲーム業界に注目が集まるにも関わらず、任天堂は諸事情で東京ゲームショウには出展しないので、その穴埋めの意味があった。
そのため、東京ゲームショウと同じ週に発表をしていたのだが、今年の東京ゲームショウは9月20日からで、ニンテンドーダイレクトはその1週間前となる。
もはや、任天堂的に東京ゲームショウは割とどうでもいい存在になったんだなあと感じた。

さて、今回のニンテンドーダイレクトではどういった発表があるだろうか?
今年のE3では、本体内蔵のSNS機能などの紹介やいくつかのソフト紹介が行われた。
今回はおそらく発売日、価格、同時発売ソフトの発表が行われることだろう。

最近のハードの発売スケジュールを考えると11月第4木曜(22日)からの感謝祭シーズン最初の週末(24-25日)あたりに北米発売、その翌週末(12月1-2日)に日本発売、少し遅れて欧州発売という可能性が高そう。
任天堂ハードの本体価格は25000円が続いているが、今回のハード構成から考えるとそれは難しく、35000円、399ドルあたりが妥当か。
同時発売ソフトは「NEWスーパーマリオブラザーズU」と「Nintendo Land」がほぼ確定だが、あとはピクミン3が入ってくるかどうか。「はじめてのWii」や「Wii Sports」的なソフトが発表されるかもしれない。

まあ、この程度の無難な予想はあたっても楽しくないので、誰も予想していないようなサプライズ発表が行われることを期待したい。

追記
日本での放送は13日16時に決定。世界同時じゃないのか。
http://www.nintendo.co.jp/wiiu/index.html


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