ファミ通は、任天堂のゲーム機Wiiの日本国内累計販売台数が、2007年1月7日の時点で1,135,671台に達したと発表した
既に発表された2006年12月31日の時点での国内累計販売台数は、Wiiが989,118台、PLAYSTATION3が456,716台、Xbox360が260,467台となっている。PLAYSTATION3は2006年内目標の100万台出荷は達成できなかった模様。
100万台の出荷をほぼ完売したWiiに対し、半分以下の販売台数で目標を達成できなかったPLAYSTATION3は対照的で、多くのマスコミに「明暗が分かれた」と報じられた。価格の差とソフトの充実具合を考えれば、短絡的に勝敗が付いたと印象づける報道には感心しないが、PLAYSTATION3がこれから巻き返しを図るには地道な宣伝と、ソフトの充実という時間をかけた努力が必要となり容易ではない。50万台以上の差を覆すにはPLAYSTATION3に好材料がそろったとしても、少なくとも半年以上は必要と思われる。
すぐに発売されるわけではないソフトの動画をCMで流したりするような安直な戦略が、はたして現在置かれている状況で有効に働くだろうか?発売日が未定だと知ったときに落胆させてしまわないだろうか、いよいよ発売という時のインパクトを薄れさせてしまわないだろうか。本気でPLAYSTATION3を国民機として売るつもりなら、今はじっと耐えることも必要ではないだろうか。特に年内の値下げは最低の禁じ手だ。
また、海外に目を向けると、Xbox360が全世界出荷10,400,000台を突破したと発表。PLAYSTATION3も北米で目標の1,000,000台出荷を達成した(ただしソースはソニー)。また、発売から12月25日までの間に、北米で1,800,000台のWiiが販売されたとCNBCが報じている。
現在の所、北米での正確な値や欧州での販売台数が不明で全世界でのWiiの販売台数は分からないが、年内目標の400万台は達成したのではないだろうか。年度内目標の600万台までは残り200万台。任天堂の岩田社長は各社の取材に対して増産も示唆しているが、需要がそれ以上にあればしばらく品不足の状態が続くことになりそうだ。