2007年08月30日
ナゾトキ再び!「レイトン教授と悪魔の箱」は11月29日発売
レベルファイブは29日に都内で発表会を開き、2007年2月15日に発売したニンテンドーDS用ナゾトキアドベンチャー「レイトン教授と不思議な町」の続編「レイトン教授と悪魔の箱」を11月29日に税込み4,800円で発売すると発表した。レイトン教授シリーズはすでに3作品制作されることが発表されているが、第3弾のタイトルは今のところ不明。
前作は「ナゾトキ×ストーリー」をコンセプトとしていたが、今回は「ナゾトキ×映画級」をコンセプトとし、前作の2倍となる容量のROMを採用して大幅にボリュームアップさせている。前作でも随所にアニメーションやボイスが使われていたが、悪魔の箱ではより多くのナゾトキ、ボイス、アニメーションが収録されるようだ。
メインキャストは前作と同じ大泉洋さんと堀北真希さん。新キャラクタ「カティア」は大後寿々花さんが、「アンソニー」は大沢たかおさんが演じる。また、Salyuさんが今回のために書き下ろした「iris ~しあわせの箱~」がエンディングテーマに採用された。
「悪魔の箱」のコンセプトは「ナゾトキ×映画級」だが、実際にレイトン教授の実写映画化プロジェクトを立ち上げたことを合わせて発表した。映画化は小学館が手がける。出演者や公開時期などの詳細は今のところ不明。
この発表会では、レイトン教授シリーズのほか、ニンテンドーDS用ソフト「イナズマイレブン」を発表した。2007年冬発売予定、価格は未定。
イナズマイレブンは「収集育成サッカーRPG」というジャンルのソフトで、シナリオパートではRPGのように1,000名を超えるキャラクタを組み合わせてチームを作り、試合パートではタッチペンで操作をしてコマンドで必殺技を使える異質なサッカーゲームのようだ。こちらも小学館と手を組み、月刊コロコロコミックでの漫画化およびアニメ化が進行中。
東京ゲームショウのレベルファイブブースでは、体験版などを収録したニンテンドーDSソフトを無料で配布することも発表した。ずいぶんと太っ腹だ。「イナズマイレブン」の体験版と、不思議の町~悪魔の箱を繋ぐ物語となるオリジナルミニストーリー「レイトン教授とロンドンの休日」を収録している。ロンドンの休日はこの無料配布版でしかプレイできないため、配布数次第ではレベルファイブブースがかなり混雑しそうだ。欲しい人は早めにとりに行こう。
レベルファイブはもともとほかの会社が発売するソフトの開発を請け負う「ディベロッパー(開発元)」だったのだが、レイトン教授シリーズからソフトの発売も行う「パブリッシャー(発売元)」になった。年初にリリースした第1作で約60万本のヒットを記録し、その年の年末商戦にタイアップ付きの続編と新作を矢継ぎ早に出すというのは、パブリッシャー1年目にしてはちょっと常識ハズレな好調っぷりではないだろうか。
レベルファイブで忘れてはいけないのはディベロッパーとして現在開発中の「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」。つい先日発売が延期されたばかりだ。この延期は、天空シリーズ(IV、V、VI)のリメイク版をリリースしたあとでIXを出したかったというスクウェアエニックス側の事情もあるのだろうが、自社ブランドの主力タイトルがバケモノRPGにつぶされては困るという、レベルファイブ側の要望もあったのかもしれない。邪推しすぎか。
関連記事
ドラクエ9を開発中のレベルファイブがお引っ越し
レイトン教授シリーズ第2弾は「レイトン教授と悪魔の箱」
大泉洋がナゾトキ・チャレンジ!「レイトン教授と不思議な町」のプロモーションサイト
レイトン教授と悪魔の箱(特典フィギュア付き)
発売日:2007/11/29
発売元:レベルファイブ
定価:4,800円
価格:4,080円(15%OFF)