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2016年12月31日

2016年買ってよかったもの

現在時刻、12月31日午後23時。今年で4年目になる毎年恒例の12月記事、「買ってよかったもの」を書いている。
いわゆる締切間際というやつだ。

2015年買ってよかったもの | N-Styles
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時間が押しているので簡潔にガンガン書いていく。

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2016年12月24日

ドイツの週刊誌に私の記事が掲載されました

ドイツの週刊誌「DER SPIEGEL」の2016年52号の経済面に私の記事が2ページに渡って掲載された。

このように表現すると、私が書いた記事と思われてしまいそうだが、今回掲載されたのは日本駐在の特派員記者が私について書いた記事。

掲載された号を献本していただくことになっているが、ドイツから送られてくるまでしばらく掛かりそうで、該当ページをpdfで頂いている。ちなみに、有料記事ではあるがWebでも読めるようだ。

spiegel-3
※有料記事をそのまま載せるわけにはいかないので文字が読めない程度に掲載

ちなみにドイツ語が読めないので記事になんと書いてあるかさっぱりわからない。分かる単語を拾っていって、記者と話した内容を思い出して、だいたいこんな感じかなあと推測するレベル。
任天堂のスマホ進出が進んでいるとか、Switchの詳細発表が近いとか、任天堂が好きすぎて株を買って株主総会に行ってるとか、Splatoon最高とか、岩田さん亡くなって悲しいとか、そんな感じの話が掲載されているっぽい。本当はもっとエグいことも書いてる気がするけど、炎上すると嫌なので伏せておく。どうしても読みたい人はドイツ版アマゾン辺りから取り寄せて頑張って訳してください。

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ちなみにGoogle翻訳に貼り付けたところ、「スーパーマリオラン」をなぜだか「スーパーマリオファイル名を指定して実行」と翻訳してしまい全く役に立たなかった。

―さて、なぜ遠く離れたドイツで私の記事が掲載されたのだろうか。

2週間前に、SPIEGEL誌の関係者から任天堂をメインに日本のゲーム業界の話を聞きたいとオファーがあり、年末にかけて色々と予定があって忙しかったのだが、どうせ福岡まで来ないだろうと甘く見て「福岡まで来るなら話してやってもいいよ」的な返事をしたら具体的なスケジュール調整が始まって、先週金曜日の午前中に会うことになった。そもそもなぜ自分にオファーが来たのかは謎。

これは完全に余談なのだが、木曜の深夜にローグワンの初回上映があり、スーパーマリオランのリリース日ともかぶっていたことにアポを取ってしばらくして気づいた。結局仕事場から映画館に直行して映画が終わった瞬間にスーパーマリオランをダウンロードして、帰宅して一通り遊んで、たいして睡眠も取らずにインタビューに応じることになった。

おかげで何を話したのか正確に記憶していない。任天堂のゲーム機をいくつか持ってきてほしいと言われていて、じゃあ持てるだけ持っていってやろうとカバンいっぱいに詰め込んで、64DDがいかに珍しいものなのかホテルのラウンジで熱弁した記憶がある。

記者のWieland Wagner氏は、日本語が流暢でゲーム業界についてもよく調べているようだった。「20年近くファンサイトをやっていて、任天堂からは何もしてもらってないんですか」と質問されたときには「たしかにそうだ」と思った。任天堂さん、なんかしてください。

一通り話をして、持ってきたゲーム機やグッズや顔を撮影してもらって、あとは記事ができるのを待つだけかなと思っていたら、後日電話がかかってきてもっとちゃんとした写真を撮りたいのでカメラマンを福岡によこすと言われた。大量のゲーム機を持っていくのも、撮影場所を探すのも面倒だったので自宅に招くことにした。

「アンドウミキさんが撮影に行きます」と聞こえたので、日本人の女性がくるのだろうと思って来るのを待っていたら、予定時間にチャイムが鳴りヨーロッパ系の女性が玄関に現れてだいぶ混乱した。お名前を聞き間違えていたようで、アンドウミキさんではなくアンドロニキさん(Androniki Christodoulou)だった。

こんな感じで撮りたいと過去の作品を見せられたのだが、「あっ、これめっちゃ散らかるやつだ」と覚悟した。

せっかくなのでありったけの任天堂製品を部屋にばらまいた結果がこれである。結構楽しかった。

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実際には写真をトリミングされて床においたグッズは全部無駄になったわけだが。

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どうせなら、この2つはしっかり撮ってほしかった。

任天堂に関するエピソードは色々持っているので、日本の雑誌社からのオファーもお待ちしております。

2016年12月18日

スーパーマリオランはNINTENDO Switchへの呼び水となるか

iPhoneでスーパーマリオランがリリースされた。
早速インストールし、1,200円を支払って全24ステージをプレイした。
第一印象としては「思った以上にマリオらしいマリオのゲームだ」と感じた。

縦長の画面をマリオが右に走り続けるのは、シンプルな操作体系と合致していて違和感はなく、多少のアレンジはあるものの、お馴染みのキャラやギミックが今までのマリオシリーズと同様の挙動で出て来るから説明なしにサクサク遊べる。

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マリオシリーズで恒例の、最初に出てくるクリボーをジャンプで避けきれずに正面衝突するアクシデントは、1ブロックの高さの壁や敵を乗り越えるマリオの新アクション"ウマとび"で解決できており、初心者救済とストレスの軽減に成功している。さらに、ウマとびの途中でタップすると、そのまま踏みつけて敵を倒しつつジャンプする"ウマとびジャンプ"につながる。これが非常に気持ちいい。
うまい具合にスマホのフォーマットにマリオを落とし込んだものだと感心した。

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普通にクリアする以外に、各ステージに設置された5個のピンクコインを1プレイで全部回収するというやりこみプレイヤ向けの要素もある。さくっと24ステージ×5枚、120枚全部回収した。なお、ピンクコインを回収するとパープルコインが、パープルコインを回収するとブラックコインが解禁される。ブラックコインはかなりシビアだ。

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従来のマリオは好きなタイミングで前に進んだり、もとに戻ったり出来たが、それができなくなった代わりに1ステージを短めに設定し、2タップでステージの最初にすぐに戻せるようになっている。カラーコインを取り逃すたびに何度も最初から挑戦できる。

プレイヤのレベルに合わせて同じステージをクリア目的、カラーコイン回収目的、ハイスコア目的でプレイすることが出来、何度も何度も繰り返し遊べる。
ソーシャル要素も盛り込んでいて、フレンド同士で成績がランク付けされるため、記録を伸ばす動機づけにもなっている。
ハイスコア狙いはかなりシビアで、横に2つ並んだハテナブロックのちょうど真ん中を叩くことで両方のブロックからコインをだしたり、ミスをしたときに自動で手前に戻れるシャボンを強制発動することで分岐したコースの両方からコインを回収したりするテクニックが必要となる。
まさか、2016年にもなってドット単位のジャンプコントロールや、残機潰しでハイスコアを競う20世紀のゲーマーのようなやりこみを強いられるとは。

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メインのワールドツアーだけでも120枚コイン×3種というけっこうなボリュームがあるが、キノピオラリーモードも非常に熱い。

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ワールドツアー上のコースをランダムで組み合わせたゴールのないエンドレスコースを制限時間内に回って、なるべく多くのコインと声援を集める。世界中の誰かがプレイしたゴーストとの対戦となり、総合スコアが高いほうが勝利となり、勝った方のプレイヤは自分の王国の住民であるキノピオが増えていく。
連続壁キックやウマとびジャンプ、連続踏みなどのテクニックを駆使することで、声援が増え、ゲージが満タンになると多くのコインが出てくるコインラッシュ状態になる。コインラッシュ中に声援をもらうとコインラッシュの持続時間が延長されるので、多少リスクを負ってもなるべく"魅せる"プレイをするようになる。まるでゲーム実況者になったのような、観客を意識したプレイを楽しめるのは新鮮だ。

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前半のステージではオーソドックスでシンプルな構成がメインで、手軽に遊べるマリオという感じの印象を受けるが、後半は様々な趣向を凝らしており、壁キックで方向転換しながら左右に動きつつ上に進行する塔のようなステージや、左右がループするお化け屋敷などもあり、隠された鍵を探して扉を開ける謎解き要素まで用意されている。

全体的にコンパクトであるものの、マリオのコンセプトを巧妙にスマホに最適化したゲームといえるだろう。

今までのマリオシリーズをほぼ全部遊んできた自分はこのように感じたのだが、世の中にはマリオシリーズ未体験だったり、今までかるく触っただけで、本格的に遊ぶのはスーパーマリオランが初めてという人も多いだろう。
彼らはこのゲームをどう感じるだろうか。

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2016年12月09日

FF15の究極のカップヌードルを作った

先日からファイナルファンタジーXV(以下、FF15)を遊んでいる。メインストーリーを集中的にプレイしていればとっくにクリアしていそうだが、サブクエストでの主人公たちの会話が楽しくて寄り道ばかりしている。

その中でも秀逸なのが、主人公ノクティスの護衛役であり剣術の師範であるグラディオラスが究極のカップヌードルを食べたいと言い出して、強敵であるベヒーモスを倒してその肉をカップヌードルにトッピングするエピソードだ。王家の人間を危険にさらしてまでカップヌードルを食いたいのか、お前は。

それで、完成するのがこのカップヌードルだ。確かにうまそう。旅の目的を忘れてしまうのも仕方がない。

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ちなみにファイナルファンタジーの世界にカップヌードルが出てくるのは日清とタイアップしているからである。

今回はこれを作ってみることにした。

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