2005年02月28日
メテオス日記 7日目 店頭体験版レポート
アナザーコードを発売翌日に手に入れたわけだが、週末の間にクリアすることが出来た。
詳しい感想はレビューとして後日掲載することにしているが、先に結論から言えば非常に素晴らしいゲームであった。多少クセがあるので無条件に薦めるタイプのものではないが、アドベンチャーゲームに抵抗がなければ確実に「買い」だ。
さて、今日は体験版配布の話だ。
2月26日から無線による店頭体験版の配布がスタートしている。体験版配布店舗リストは任天堂が掲載している。大形家電量販店チェーンのゲームコーナーがメインになっているため、残念ながら多くの県で1軒も配布店舗がないという状況だ。好評であれば増える可能性もあるのではないだろうか。
自分もさっそくダウンロードしてきた。
引きの写真を取り損ねたので写っていないがが、ダウンロード用の体験台の什器には1台のDSが直接触れる形で設置してある。これは特に無線配布とは無関係で自分が行った店舗ではさわるメイドインワリオの店頭体験版が取り付けてあった。什器にはダウンロードの手順を示す案内が貼付されており、その説明を見ながら持参したDSを操作することになる。また、什器上部には配布しているゲームの紹介ビデオを上映するモニタが取り付けてあり、こちらでもダウンロード手順を紹介している。
一つ注文を付けるとしたら、電源を切ったらダウンロードしたゲームが消えてしまうが、スリープモードにしても消えないことを載せておくべきだろう。その場で遊ばれたら店も迷惑だろうし。ダウンロードしたらDSを畳んで持ち帰るのが基本スタイルだと思う。
さて、ダウンロードの際に操作する必要があるのは持参したDSだけ。つまり配布用の無線電波が常に垂れ流しの状態になっているようだ。
まずは大合奏バンドブラザーズの追加楽曲をダウンロードした。バンドブラザーズを起動してスコアトレードを選択、上画面に並ぶ6曲の中から一つ選んでダウンロードする。保存できる局数は全部で8個なので、自作曲が多い場合は枠が足りなくなる可能性がある。一曲ダウンロードするごとにメインメニュー画面に戻るので、同じ操作を繰り返して6曲とも手に入れた。うち2曲、ジャングルビートとスライダーはpdf配布もされている曲だが、入力の手間と正確さを考えるとダウンロードしたほうが良い。
続いてメテオスの体験版をダウンロードした。DSを起動してダウンロードプレイを選択し、しばらく待つと直感ヒトフデとメテオスが選択できる画面になる。
この際にメニュー上にそれぞれの項目が出るまでの時間に差があった。開く度にそれぞれの項目がメニューに出るタイミングが変わっている。どうも配布元自体が別々になっているようだ。体験版配布什器の中身は見えなかったが、ひょっとすると中にDSが3台入っていて無線配布状態で起動したままになっているのかもしれない。画面を見ると、配布者を含めて8人の同時通信が可能になっていた。つまり同時に7人までダウンロードできそうだ。
一応以前から店頭で無線通信を使ったサービスを任天堂は提供している。ジョイスポットがそれだ。実際の利用状況はわからないが、本体には無線機能がないためワイヤレスアダプタが必要であること、そして何より対応ソフトが必須であるため限られた人たちに向けたサービスとなってしまっている。それに対し、この体験版配布は本体さえあれば良いということや、DSでのスリープモードが非常に使いやすい ─ 本体を畳むだけでいい ─ のですごく便利なサービスに進化しているように思える。これから認知度が上がってより多くの地域、店舗でダウンロードできるようになることを願う。
さて、実際にダウンロードして確認したわけではないが、どうも直感ヒトフデのほうは製品版から配布される体験版と同じもののようだ。一方、メテオスは公式サイトでも記載してあるが、製品版よりも古いバージョンが入っているとのことだ。もしかすると次世代ワールドホビーフェアバージョンと同じものかもしれない。検証してみよう。
左がワールドホビーフェア福岡会場で配布された体験版、右が店頭配布体験版だ。
完全に同じ条件で撮影したわけではないので、若干色味や角度が異なっているがほぼ同じだ。タイトル画面で若干記述に違いがあるが、ゲーム画面のほうは違いが分からない。実際にプレイしてみても違いは分からなかった。
プレイモードに関してもシンプルと2P対戦のみとなっていてまったく同じだ。仕様が変わっていないとしたら互いに対戦も可能かもしれない。
余談ではあるが、店頭でDSのパッケージ大のメテオスパンフレット(2つ折り4ページ)が配布されている。これの表面がメテオスのパッケージ画像そのものなので、DSのケースに押し込めば製品版メテオスっぽいものの出来上がりだ。発売までこれを眺めつつ体験版をプレイすれば少し幸せでもあり、寂しくもあり。
さて、発売まであと10日ほど。
待ちきれない人、文字や静止画だけの情報ではいまいちピンと来ない人は是非ともダウンロードして欲しい。