ご無沙汰しておりました。
さて、1ヶ月以上サボっていたわけなんだが、ゲームは普通に遊んでいたのでまずはその感想を。
超執刀カドゥケウス(amazon)
これはアトラスの手術アクション。非常に出来のいいアクションゲームに仕上がっているお勧めの一本だ。
アクションゲームをプレイする際に何が面白いのかを考えるといくつかの要素が思い浮かぶが、アクションゲームの「キモ」は大きく分けて2つに別れると思う。「軽快さ」と「達成感」だ。
カドゥケウスは達成感をより重視したつくりになっている。難易度を低く抑えて、どんどん先に進む軽快さを重視したゲームでも、ストーリの節々にイベントシーンを加えたりエンディングを見せたりアイテムを集めさせたりすることで達成感を味わうことが出来るが、カドゥケウスの達成感は一味違う。困難な試練を用意し、プレイヤ自身のスキルが上がることでそれを克服する達成感を味わえるのだ。まあ、要するに手ごたえのある難しいゲームになっている。あんまり難易度が高すぎて、クリアできなきゃムカツクのでそのあたりのさじ加減が難しそうだが、いい感じのバランスを取っていると思う。すぐにリトライできるテンポのよさも幸いして、何度もヽステージを挑戦するのにあまり苦痛に感じることはない。
それに、カドゥケウスはボリュームも満点で、一本道ながらそれなりにストーリも充実しているしクリア後には超難易度の隠しステージまで用意されている。グロテスクな内臓のビジュアルに物怖じしないのであれば間違いなくオススメだ。
やわらかあたま塾(amazon)
なんというか、微妙なソフトだ。ひょっとしたら対戦はすごく面白いのかもしれないが、一人でやるにはあまりに物足りなく感じるし、すぐに飽きてしまうだろう。
同系統のジャンルで非常にクオリティの高い構成になっていた大人のDSトレーニングよりも後に発売してしまったこともこのソフトに不満を覚える要因の一つなのかもしれない。
でも、脱力系のキャラとテーマソングは良い。
押忍!闘え!応援団(amazon)
これはびっくりした。最初の印象がバカゲーで実際に触ったら本当にバカやってて、それでいてしっかりと作りこんであってすごく楽しいのに、どこからどうみてもやっぱりバカで、バカなだけかと思いきやなぜか感動してしまうわけの分からないシロモノなのだ。
このソフトは、割とマイナーな音ゲーであるテクニクティクス(もしくはテクニクビート)をほうふつとさせる、波紋状のオブジェクトをみてタイミングよくペンでつつく音楽ゲームだ。タイミングよくつつく、画面上のボールに合わせてペンをスライドさせる、ペンでぐるぐると円を描く、この三通りの操作を音楽に合わせて延々と続けるだけのソフトなのだが、とにかく演出がすばらしい。
どうすばらしいかというと、前述の通りひたすらバカなのだ。軽快なアップテンポのJPOPのイントロにあわせて70~80年代の少年漫画のような半動画の漫画のコマが2つの画面でストーリを描き、イントロが終わる頃に唐突に応援団が呼び出され、登場する。ゲームはペンを使うため、下画面で展開されるが、背景では3Dポリゴンの応援団が”いかにも”なポーズで演舞している。それがペンでつつく操作と自然にかみ合っているのがかっこよくもあり、バカでもある。1曲はだいたい4パート程度に別れていて、インターバルになると操作する下画面は真っ黒になり上画面で成績に応じて漫画が描かれる。当然内容はバカだ。最後まで演奏するとビートマニアっぽいリザルト画面が表示される。リプレイ機能がついていて自分の演奏を見ることが出来るのだが、むしろリプレイ時に見るべき演奏部分ではなく応援団の演舞だ。プレイ中はなかなか目に付かないが、恐ろしくアグレッシブな動きの応援団たちの動きをリプレイ時にはゆっくりと堪能できる。ミスをしてしまうと演舞が中断するので、是非ノーミスでクリアして彼らの動きを楽しんで欲しい。
収録楽曲は15曲。主に知名度の高いアップテンポなJPOPを集めていて80年代や90年代の楽曲も多い。しかも9月発売予定の175R(イナゴライダー)の新曲「メロディ」が原曲(本人たちによる演奏・歌唱)で先行収録されている。残念ながら他の14曲は別の歌い手さんが歌っているのだが、似せて歌っているようで本人とそっくりな曲もある。15曲と聞くとボリューム不足を感じてしまうかもしれないが、難易度が複数設定されており、別の譜面でプレイできるようになっているので安心していただきたい。高難易度になってくると数回トライしたぐらいでは簡単にクリアできないようになっていて、なかなか飽きさせない。
来週にはジャンプスーパースターズが発売になるが、応援団がまだクリアできていないし、プレイするヒマはあるかなあ。とりあえず週末にトイザらスで体験版を拾ってくる予定だ。