2006年08月24日
本日発売!ファイナルファンタジーIII
1990年04月27日にファミリーコンピュータ用ソフトとしてスクウェアから発売されたロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジーIII」をリメイクした、スクウェアエニックスのニンテンドーDS用ソフト「ファイナルファンタジーIII」が本日発売された。
以前、移植の歴史をまとめたが、今回の移植は実に15年ぶりだ。既に発売済みのゲームボーイアドバンス版FFシリーズとしてファイナルファンタジーI・IIアドバンス、ファイナルファンタジーIVアドバンスがあり、10月にはファイナルファンタジーVアドバンスが発売される。ファイナルファンタジーVIアドバンスも発売予定だ。このように多数のリメイクが発売されているが、IIIのリメイク、移植は今回が初めて。さらに、スーパーファミコン版のVIの発売を優先するために海外ではファミコン版のIIIは発売されておらず、日本語のままでプレイした熱狂的なファンも多いという。
今作のテレビCMはどうやらスクウェアエニックスと任天堂の両方の提供枠で放送されているようだ。スクウェアエニックスの公式サイトではアンジャッシュの出演するCMが、Touch-ds内ではムービーを主体とした3種類のCMが公開されている。
CMでも使用されている植松伸夫氏作曲のフィールドのBGM「悠久の風」は、ゲームミュージック史に残る不朽の名曲と言えるだろう。15年(正確には16年強)経った今でも色褪せない素晴らしい曲だ。9月20日にはニンテンドーDS版FF3のサントラも発売される。特典としてFF3のオープニングが5.1chサラウンドで収録された映像や、インタビューなどが収録されたDVDが付属する。
なお、クリスタルエディションと称して、限定版デザインのニンテンドーDS Liteが付属する特別パッケージが数量限定で本日同時発売される。予約を受け付けていた店舗では早々に締め切られていた。ただでさえニンテンドーDS Lite本体の品薄が解消されていないのに限定版なんて出したら、FF3に興味がない人も本体目的で買ってしまうかもしれない。当日販売分もあっという間に消えてしまう可能性が高そうだ。
追記:やっぱり売ってねえよ、クリスタルエディション。開店前に並ぶべきだったか…。
仕方なく通常版を購入して2時間ほどプレイしたが、やはりOPと音楽が秀逸。無個性な4人の少年から名前アリの男3人女1人のパーティに変更したのは正解と思える。キャラが生き生きとしている。
さすがに15年も過ぎるとシナリオに関して大きく記憶が欠落していて「あれ?こんなタイミングでシド出てきたっけ?」「カヌーってミンウを仲間にしたときだったような」と、混乱しまくり。音楽はしっかり覚えているんだがなあ。中途半端な記憶を頼りにするよりも、新作と思って遊んだほうがよさそうだ。