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2013年12月30日

グリーンスムージーを毎日作り続けた記録

グリーンスムージー用のブレンダーを買って以降、毎回適当に作っていて、まあだいたい適当に美味しいのだが、しっかりと美味しいグリーンスムージーを作るためにレシピと感想を残しておくことにした。
分量は目分量。人に見せるためのレシピではなく、完全に自分用メモ。
材料はまとめ買いして適当なサイズに切った上で冷凍してある。一部、冷凍していない材料を使っているものもある。

使用しているブレンダーは「Vitantonio(ビタントニオ) マイボトルブレンダー
以前、こちらの記事でも紹介した。→2013年買ってよかったもの

1日目
小松菜、パイナップル、いちご、りんご、ブルーベリー、牛乳
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りんごが多め。
固形分の割に水分少なかったので、途中で氷を足した。

ブルーベリーの味が濃い。ブルーベリーは少なめのほうが良さそう。
酸味はパインで補うつもりだったが、少々足りない。柑橘類を入れたほうがいいかも。
長めに回したので繊維質は残ってない感じだが、ブルーベリーといちごの種が口に残る感じ。
70点

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2013年12月30日

大胆な改革と、安定した面白さの共存 / レビュー「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」

年末年始の休みをつかって、長距離のジョギングをしようと考えていたところに寒波が押し寄せてきて、寒いならしかたがないと自分に対して言い訳をして部屋に引きこもりつつ、年明けまで購入を我慢するつもりだった「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」をダウンロードし、気がついたら明け方で一気にクリアしてしまっていた。

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あえて説明するまでもないと思うが、ゼルダの伝説はディスクシステムで発売された初代から続く、上空からの視点でリンクやマップを描く「見下ろし型」と、NINTENDO64の名作「時のオカリナ」を起源とするリンクの後ろからの視点でプレイする「3D型」の2つがある。

ニンテンドー3DSでは、「時のオカリナ」をリメイクした「時のオカリナ3D」に続き、今作「神々のトライフォース2」が2作品目となる。時のオカリナ3Dは文字どおり3D型なのだが、神々のトライフォース2は見下ろし型である。
そして、見下ろし型なのだが、3D立体視を十分に活用した作品でもある。

神々のトライフォース2において「壁画になって壁の表面を歩ける」「上下のフロアがシームレスに繋がる」「後半7つのダンジョンの攻略順が自由」「道具がレンタルできる」「毎秒60フレーム」など、新しい挑戦が多数盛り込まれているが、すでに「社長が訊く」などで存分に語られているのであえて説明はしないが、そのすべてがプラスに働いていると感じた。

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今回に限らずゼルダの伝説シリーズは、毎回新しい挑戦を続けているにもかかわらず、「ゼルダらしさ」を維持していることに驚かされる。
発売前には不安に思えることがあってもプレイし始めて、新しいシステムに馴染む頃には「いつものゼルダだ」と納得できる安心感がある。

大胆な改革をしておきながら、これだけの安定性を維持しているのは、細部へのこだわりがあるからだろう。

そして、今回はプレイ時のストレスを極力減らすために小さな改革もひっそりと盛り込まれている。それは、道具使用時の消耗品廃止だ。

今までのゼルダの伝説シリーズでは、弓矢を使えば手持ちの矢が減り、爆弾を使えば手持ちの爆弾が減るようになっていた。そして、それらを入れる矢筒や爆弾袋の容量を増やすアイテムが存在した。今回はそれらをすべて廃止している。

今回、道具はすべて「がんばりメーター」を消費して使用するシステムになった。がんばりメーターは時間で回復するので、乱用して一時的に使用不可になる以外は無制限に矢も爆弾も放つことができる。

その結果、消耗品の補給を考える必要が一切なくなった。
これは地味な改革だが、ものすごく遊びやすくなっている。

過去の作品において、消耗品がなくなると手詰まりになる場面が存在するため、必要な箇所では近場で補給可能な状態となっていた。とくに「弓矢でないと倒せない敵」や「爆弾でないと倒せない敵」に至っては、ダメージを与えると矢や爆弾を落とすという、間の抜けた対応すらあった。

さらに、後半になれば一度に保有できる容量が増え、消耗品の消費を抑えながら考えて使用するという場面はあまりなくなってしまう。ゲームを面白くする要素とは言いがたく、「補給が面倒くさい」というプレイ時のストレス要因に成り下がっていた。

また、財布も実質的に上限を撤廃し、最初から9999ルピーまで持てるようになっている。序盤のルピーが必要な場面で制限があり、買物をすることがなくなってから財布上限が増えるというジレンマが解消されている。

その気になれば一晩でクリアできるというコンパクトさは、あまりゲームに時間をかけられない社会人ゲーマー的には評価したいが、プレイ時間あたりのコストパフォーマンスを重視する層にはマイナス点となるだろう。一応、2周目の要素もあるし、使用道具に制限をかけるプレイも容易になっているので、そのあたりは各自工夫すればいいんじゃないかな(なげやり)

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ちなみに、タイトルに「2」とあるので、前作を遊んでいない人にはためらわれるかも知れないが、逆に「なんで2にしたの?」と聞きたくなるレベルでつながりがないのでご安心を。

関連記事:公式ガイドブック「ハイラルヒストリア」でゼルダシリーズの繋がりが明らかに

2013年12月24日

結ばない靴ひも"キャタピラン"で靴が進化する

先日、「爆音映画祭」でバック・トゥ・ザ・フューチャーを鑑賞してきた。
コンサート用の音響を用いて、通常の映画よりも音量の大きな「爆音」で鑑賞するイベントで、BGMも効果音も鼓膜がビリビリするような音圧で20世紀の名作SFを堪能できた。なにより、1955年のダンスパーティでマーティがチャック・ベリーのジョニー・B.グッドを演奏するシーンは鳥肌モノだった。ぜひとも続編も爆音で鑑賞したいものだ。

続編、バック・トゥ・ザ・フューチャー2では2015年にタイムトラベルする。80年代に30年後を想像して描かれた世界で、印象的なアイテムの一つに自動で靴ひもが絞まるシューズがある。

2015年までにこの機構が普及するとは思えないが、それにしても未だに単なるヒモで靴を固定する古臭い靴が大多数を占めるというのはがっかりだ。

歩いている内にヒモがほどける、緩む、着脱するたびに結び直す。なぜそんな面倒を強いられるのだろうか?
小さいころぼくらの想像した21世紀はそんなものではなかったはずだ!

というわけで、靴を未来に向かって少しだけ進化させる魔法のヒモを紹介したい。

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2013年12月17日

ゼロ・グラビティは4DX版を観ろ!

話題の映画「ゼロ・グラビティ」を観てきた。

ゼロ・グラビティは、最近の大作映画で必須になりつつある3D対応はもちろん、迫力のある大スクリーンで楽しめるIMAXシアターにも対応している作品だが、さらに「4DX」版も公開されている。

4DXは、3D対応の飛び出す映像だけではなく、座席が前後左右にうごいたり、振動したり、風が吹いたり、水しぶき(ミスト)をかけられたり、スモークが炊かれたり、スクリーン周辺でフラッシュが光ったり、匂いがしたり、シャボン玉が飛んだり、とにかくなんでもありで驚異の映画体験を満喫させるシステムだ。

まだまだ普及しておらず、日本国内では名古屋市に続いて先日設置された北九州市でやっと2例目。
自宅から自転車圏内にIMAXシアターがあるが交通費と時間を惜しまず、4DXの初体験を兼ねて北九州の小倉コロナシネマワールドに足を運んだ。

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2013年12月12日

インターネットと同化した男が生み出した衝撃的なアート

昨日から私の周辺のごく一部で話題になっているページがある。
トラのバターで焼いたホットケーキについて - no reblog, no like.

長いページをスクロールして感情が揺さぶられた。
圧倒的なパワーが液晶画面から湧き出してくるのを感じ、感想を言葉にすることができない。

何も考えず、見てほしい…と言いたいところだが、このページの意味を理解していないと何がなんだか分からないかもしれない。

tumblrユーザやヘビーなネットユーザであれば、説明は不要だろうし、説明が必要な人達に説明をした上で見てもらっても私が感じた衝撃を味わうことはできないだろう。
だから、ここから先の文章は完成されたアートに対する、無意味な蛇足だ。

09dc7f98655d5eca82d91710eb86c450.pngこの作品は、クリスマスに向けて12月1日から1日ずつ記事を投稿するADVENTARというサービスに、一部のtumblrユーザが集まって「tumblr の回りをクルクル廻る人々の、インターネッツ生態系に関するアドベントカレンダー」というテーマで投稿を募る中でretlet氏により投じられたものである。

ADVENTARが私もよく知らないので説明を割愛するが、tumblrは「reblog」という特徴的な機能のついたSNSだ。
reblogはフェイスブックでいうところのシェア、TwitterにおけるRTに該当する機能で、他のユーザの投稿をそのままコピーして貼り付ける行為である。reblog対象はtumblr内の投稿にかぎらず、あらゆるネット上のコンテンツがreblogされる。
Twitterで言うところのタイムラインはtumblrではdashboardと呼ぶ。
ちなみに今回の作品中でも何度か言及されているが、reblogはrblg、dashboardはdsbdと略されることもある。

今回の作品はreblog中毒者が行き着いた到達点を垣間見ることができる。

基本的にtumblrユーザは、自分がフォローしている他のユーザの投稿を見て、良いと思ったらreblogする。

retletを含めた複数のtumblrヘビーユーザのreblogを生で見たことが何度かあるが、キーボードショートカットを駆使し、次々に新着投稿を表示させ、1秒に満たない時間でreblogする。写真だけではなく、長文に対しても彼らは秒速でreblogする。
自宅にいるときは寝る直前まで、そして外出中も常にreblogし続ける。現実世界で気に入った風景があればその場で写真を取りreblogする。

気に入った投稿を集めて、あとで読み返すというおそらく本来想定されていたであろう機能を無視し、彼らはreblogするためにreblogする。
一度reblogした投稿も、目にするたびに何度でもreblogする。


275a7adc4bec8a2ddfb04afddcb51a6a.png彼らのスタイルにおけるreblogはフィルタである。
彼らの琴線に触れない投稿はreblogされず、洗練された投稿がreblogされ続け、拡散され続ける。
何重にもフィルタをかけられた投稿は純度の高い結晶を作るのだろうか?
いや、そうではない。広大なネットの海から常に新たな投稿が行われ、彼らの高速reblogがそれを再びフィルタリングする。
そうして彼らは毎日新たな投稿をreblogし、古い投稿を再度掘り起こし続ける。reblogに終わりはない。

中毒者たちのreblogで生み出されたdashboardには本来メッセージ性はない。
引用の要件を満たさず、他人の著作物の窃取でしかないものが大半で、何かのメッセージ性を示すものではない。

今回の作品も他人の著作物や、誰が書いたかわからないポエムがランダムに並んでいるだけだ。
しかし、そこに並べられた裸の女性の写真、ネタ画像、ネット上のミーム、それぞれが普段とは違うメッセージ性を持って明確に語りかけてくる。

reblog中毒者、ネット依存者の苦しみ、喜び、悲しみ、その総てが1ページに収められている。
即物的で、移り気で、優柔不断な感情が滲みでている。

relogはREMIXだ。
turntablistがリアルタイムで既存楽曲をREMIXするように、
tumblristはリアルタイムにWebをREMIXする。
音楽ではなく、WebをREMIXするDJパフォーマンスが今回の作品なのだ。

何かを表現するときに完全な無から生み出す必要はない。
既存作品をREMIXして何らかのメッセージを生み出し、それが人の心を打つのであれば意義のあることだろう。

retletは常にreblogし、ネット接続環境がなくなると「呼吸ができない」と訴えかける。
retletにとってreblogは生きることと同価なのだ。
retletはインターネットに溶け込み、もはや分離できなくなっている。
コンマ数秒でrelogを繰り返し、連続した投稿の中に自己を投影する。
retletがreblogになり、reblogがretletになった。

私が見ていたのはretletが生み出したreblogだったのだろうか、それともreblogの先に存在するretletの姿だったのだろうか。


余談だがretlet本人は「時間なかったからLikeを上から棚卸していった結果なんかそれっぽくなった」と証言していた。
更に余談だが、以前retlet家に泊まった時にメイド服がおいてあったので魔が差して着てみたらreblogされた。あの時のメイド服姿は今でもインターネットの海を泳いでいるのだろう。

2013年12月10日

2013年買ってよかったもの

普段あまりものを買うことがないのだが、諸々の事情で今年の後半は衝動買いに近い買い物を何度かやらかした。
割と当たりが多かったので、買って正解だと思ったものを紹介しようと思う。

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iRobot Roomba 780

言わずと知れた、全自動掃除機。
タイマーをセットしておけば、曜日ごとに決められた時間に部屋の中を掃除してくれる。
床に物を置きっぱなしにしておくと大惨事になるため、床に物を置かない習慣が身につくという副次的な効果がある。
掃除が終わったら自動的に充電器まで戻ってくるのだが、たまに迷子になって電池切れを起こしていることがあって、それがなぜか可愛く思えてくる。
普通の掃除機よりは静かだが、目が覚める程度の動作音があるので、「家を出ないと確実に遅刻する時間のX分前」にタイマーをセットしておくと、遅刻を防げるというライフハックがある(Xは最短で身支度できる時間)。何度か救われた。

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2013年12月08日

WiiフィットUで「のぼってチャレンジ」がうまく動作しないときの対処法

バランスWiiボードとフィットメーターを持っていれば無制限に遊べるという体験版とは名ばかりの実質的な製品版が配布されているWii Fit Uだが、ちょっとした不具合に遭遇した。
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フィットメータを付けた状態で階段や坂道を登るとその高さが記録され、その高さ分だけ有名な建物や山を擬似的に登ることができる「のぼってチャレンジ」という機能がある。

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購入後しばらくは正常動作していたが、途中からいくら階段を登ってものぼってチャレンジで0mや1m程度しかカウントされず、全く機能しなくなっていた。

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日中の記録を見ると、上りを意味するオレンジ色のバーは出ているものの、高度計が右肩上がりになっている時間帯と数分ずれている。
どうも内部的に数値がずれていて、正しく処理されていないようだ。

任天堂のサポートに連絡したところ原因不明との回答だったが、「一旦フィットメータを初期化して、再度登録する」という対処法を教えてもらった。

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その結果、オレンジ色の上りの時間帯と、高度計の変化が一致し、「のぼってチャレンジ」も正常動作するようになった。

めでたしめでたし。
同じ症状になった方はお試しあれ。

おまけ
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フィットメータを付けたまま飛行機にのるとこんなかんじになる。
機内の気圧はある程度保たれているが、人体に影響がないくらいには変化しているようだ。


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