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2010年09月30日

Googleがゼルダファンを敵に回した瞬間

ニンテンドー3DSでゲームボーイおよびゲームボーイカラーのソフトをダウンロードして遊べるようになるということを知り。一番気になるソフトの名前をGoogleで検索した。

yume_wo_miru_shima.PNG

「ゼルダの伝説 夢をみる島」

1993年6月6日に発売された、ゲームボーイの名作アクションRPGだ。
1998年12月12日にゲームボーイカラー対応のリメイクも発売され、ニンテンドー3DSで10年ぶりぐらいに楽しめる。名作なので是非プレイして欲しい。

このソフトのサブタイトルは、"夢をみる島"である。
「みる」であり「見る」ではない。これはゼルダファンの間では常識だ。

もう一度検索結果を見て欲しい。

yume_wo_miru_shima2.png

!!

もしかして?
はぁ???????


「ファイヤーエムブレム」で検索して「もしかして: ファイアーエムブレム」を出すのに、夢をみる島にはちゃんと対応していないようだ。がっかり。

2010年09月29日

ニンテンドー3DSは2011年2月26日発売!25,000円

任天堂はニンテンドーカンファレンス2010で、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」を2011年2月26日に発売すると発表した。価格は25,000円

E3で詳細が発表されていたが、今回のカンファレンスで新たな機能も明らかになった。

・バーチャルコンソール対応:ゲームボーイ、ゲームボーイカラーのソフトをダウンロード購入可能
・いつの間に通信:スリープ状態で無線LANに自動接続し、ゲームデータなどをインターネットから自動的にダウンロードする
・内蔵ソフト:3DSカメラ、3DSサウンド、インターネットブラウザー、Miiスタジオ、すれちがいMii広場、ARゲームズ、思い出きろく帳など
・引っ越し機能:購入済みのDSiウェアをDSi/DSiLLから移行可能(回数制限あり)
・保護者による使用制限機能:ゲームのレーティングによる起動制限や、ネット機能制限など
・同梱品:2GBのSDカード、充電台、伸縮するタッチペンが付属する

以前予想したとおり、バーチャルコンソールに対応してきた。
今のところ、ゲームボーイとゲームボーイカラーだけだが、Wiiでもそうだったようにあとで対応ハードを増やしてくる可能性は十分にある。ソフト単価が気になるところ。

すれ違い通信は同時に複数のソフトで可能ということだから、WiiFitのような部分インストールがあるのかもしれない。まだ発売まで時間があるので、そのうち細かい情報が出てくることだろう。

本体容量いっぱいまで購入したDSiウェアが3DSに移せるのは非常にありがたい。この対応をしてくれるのであれば、Wiiの次世代機に数万円分のバーチャルコンソールソフトを移せることだろう。ありがたや、ありがたや。

なぜ2月発売?

発売時期や価格についてはネガティブな意見が多いが、やや遅めの2月に予想価格上限で発売した意味を考えてみよう。

2月と言えば、ゲームソフトの新発売が少なく、ゲーム業界が盛り下がる時期だ。年末+お年玉商戦が終わり、3月の決算駆け込み発売ソフトが出る間の谷間になる。

年末商戦を外したのは現行ハードのソフトとパイの奪い合いになるのを避けた可能性がある。閑散期に発売すれば混乱も少ないと判断したのだろう。
中途半端な時期に発売すれば、どうしても欲しい人以外は手を出しづらくなり、欲しいソフトが発売するまで"待ち"の状態になる可能性がある。売上が伸びる時期に目玉ソフトと一緒に本体を発売すれば混乱を生むだけだ。
また、一般ユーザが買い始める時期に、ハードを買うきっかけになったソフト以外にも多くのラインナップがすでに市場に出回っている状況になれば、2本目のソフトに手を出しやすくなる。

また、2月発売であれば、年間売上のピークの一つとなるゴールデンウィーク~ボーナス~夏休みまでにある程度のハードを出荷することが期待できる。2011年の年末商戦までには十分なハードが出まわることになるだろう。ニンテンドーDS Liteの時のような混乱が少なければいいのだが。

なぜ25000円か?

高めの設定にしているのも発売が2月であるのと同じ理由だと推測する。 高性能なハードになったのである程度高くしたというのもあるだろうが、任天堂はあまり興味のない人が、ついうっかり買ってしまうのを避けようとしているのではないだろうか?

安いに越したことはないのだが、あまり気軽に買われてしまうと、ほんとうに欲しい人達に行き渡らない。1年後ぐらいに十分な供給ができるようになってから

最初はモノ好きのある程度年齢層の高いユーザを想定しているのではないだろうか。言い方はアレだが、しばらくは低年齢層はDS、ゲーマーは3DSという棲み分けができるかもしれない。

以上、私の勝手な妄想だが、個人的願望としてあんまり遊ぶ気がない人や転売屋は買わないでおいて欲しい。自分が手に入れにくくなるので。

2010年09月18日

いま、「ポケットモンスターブラック ホワイト 回避」が熱い!

本日、ポケットモンスターブラックとポケットモンスターホワイトが発売された。買ったら無限に時間を吸い取られることが分かっているので自分は買っていないのだが、なんでも予約だけで170万本らしい。当日販売分と合わせると初週ダブルミリオンもあるんじゃないだろうか。

発売日ということでポケモン関連のキーワードで訪れる人が多いのか、更新していなかったのにアクセス数が増えていた。
それで、なんとなく、アクセス解析の検索キーワード欄を見た。

pokemon_kaihi.PNG

えっ…
回避?!

うさんくさいサービスを回避するためのチェックポイントという記事タイトルに含まれる「回避」と他のポケモン関連記事の合わせ技で、このようなキーワードで当サイトが検索結果に表示されるようだ。「対策」も文中に使用されている箇所を拾ってきているっぽい。

なんでこんなキーワードで検索するのかしばらく理解できなかったが、これはあれか。マジコンか。
ポケモンブラック・ホワイトには違法コピー対策のプロテクションが施されていて、経験値が獲得できない現象が発生するらしい。それの回避方法を探している人が多いようだ。

お願いですから、正規品のソフトを買ってください…。

ちなみに、現在amazonだと、別業者による出品で価格が5000円を超えているが、24日入荷分は送料無料で3927円で購入可能となっている。

pokemon_in_amazon.png

「こちらからも買えますよ」の中にAmazon.co.jpがあるので、そちらから購入するといい。

追記:
この記事を掲載して8時間後の状況

pokemon_kaihi2.PNG

うひゃー。

2010年09月14日

スーパーマリオ25周年記念のCMがすごく良い(30代以上限定)

任天堂は10月21日にWii用ソフト「スーパーマリオコレクションスペシャルパック」を発売する。価格は2,500円。1985年9月13日に発売された「スーパーマリオブラザーズ」の25周年記念のキャンペーンに連動した限定商品となっている。期間限定販売だと思われるが、期間は発表されていない。

「スーパーマリオコレクションスペシャルパック」は、1993年7月14日に発売されたスーパーファミコン用ソフト「スーパーマリオコレクション」の移植作品。ファミコン/ディスクシステム用ソフトの「スーパーマリオブラザーズ/2/3/USA」の4作品をスーパーファミコンのグラフィックで移植した作品だ。
スクリーンショットを見る限りは、スーパーファミコン版と全く同じもので、Wii用のアレンジは行われていない。

スペシャルパックでは、4作品を収録したゲームディスクの他に、スーパーマリオヒストリー1985-2010ブックレット、サントラCDが付属する。

また、任天堂はスーパーマリオ25周年グッズが10,000名に当たるキャンペーンも実施する。

9月13日から2011年1月10日までに対象ソフトをクラブニンテンドーで登録することで応募でき、トートバッグ、Tシャツ、トランプが抽選で当たる。一人あたり5口まで応募可能となっている。対象ソフトは今後増える可能性がある。

スーパーマリオコレクションはただの移植だし、プレゼントもあまりパッとしないが、キャンペーンのテレビCMが良い。すごいく良い。鳥肌立った。

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2010年09月06日

Wiiレビュー「朧村正」

今更だが1年以上前に発売されて、廉価版も出ているWii用アクションゲーム「朧村正」のレビューをする。

発売元はマーベラスエンターテイメント、廉価版の「みんなのおすすめセレクション 朧村正」が定価2800円で販売されている。ジャンルはアクションだが、メーカーは「絢爛絵巻和風アクションRPG」と称している。

どういうゲームなのかは文章で読むよりも公式サイトの動画を見たほうが早いかもしれない。

基本的にはシンプルな2D横スクロールアクションで、基本は刀を使って敵を倒すだけのシンプルなもの。攻撃が防御を兼ねているため、Aボタン連打でなんとかなることが多いが、敵の攻撃を受けすぎるて耐久度が0になると刀が折れる。

刀は同時に3本装備しており、折れたら別の刀に持ちかえることになる。耐久度が0になった刀も、耐久度が回復すれば再び使えるようになる。それぞれの刀は攻撃力や奥義が異なるので、刀の持ち替えがタイミングが戦闘のキモとなっている。

戦闘は、移動中にランダムエンカウント(一部固定)で敵集団が出現する。画面はそのままでスクロールが固定される。敵を全滅させると結果が表示されて移動画面に戻る。近畿から関東にかけての多くの地域が登場し、それぞれ特色のあるグラフィックになっている。

RPG的な要素としては、レベル上げや、アイテム、刀の収集がある。刀鍛冶に依頼したり、ボス敵を倒すことで新たな刀を手に入れられる。刀によって、自動的に体力が回復したり、経験値が多く得られたり、特殊効果が付いてくる。

比較的簡単な無双モードと、難度の高い修羅モードがあり、PRG要素による成長度合いや、刀の耐久度などに違いがある。この難度はプレイ中でも自由に切り替え可能となっている。難度はプレイヤによって捉え方が様々あるだろうが、修羅モードはとにかく難しく、無双モードはややぬるい感じがする。ゲームオーバー時のペナルティはほとんどないため、余裕があれば修羅モードで死にまくりながらプレイするのもいいだろう。

女性キャラの百姫と男性キャラの鬼助の2つのストーリーがあり、それぞれ別の内容となっているが、物語は関連性がある。2つのキャラのプレイ感覚にあまり差はないので、どちらか好きな方をプレイして、クリア後もやるきがあればもう一方もプレイするといい。なお、会話は脇役も含め、フルボイスとなっている。

この百姫がとても可愛らしく、特に太ももが素晴らしく、入浴シーンもあり大満足なのだが、その点は置いといてキャラクタの動きや背景の描き込みがすごい。

ゲーム上の不満は多い。全体マップ上で一気に移動する手段がなく、遠くのエリアに移動しようと思ったらものすごく時間がかかる。敵を出現させにくくするアイテムを装備してもエンカウント率が高いし、アイテムを使わないと逃げられないため、移動時の戦闘が煩わしい。導入部分の説明が乏しく、ストーリーが感情移入しづらい点などが気になった。

しかし、そういった不満点を払拭するだけの魅力がある。

まだ3DCGがゲームに使われる前、ファミコン、スーパーファミコンの時代にゲーマーたちは、現在の3D主流のゲームを想像することができなかった。彼らが描いていた未来は、当時のゲームの延長線上にあるゲームだった。

ファミコンからスーパーファミコンに進化したとき、画面解像度が向上し、使える色数が増え、音源が増え、画面に登場するキャラクタが増え、多重スクロール、回転、拡大縮小の演出が入り、大容量で情報の多いゲームが登場するようになった。

当時のゲーム少年にとっての未来のゲームとは、より細かく美麗なグラフィック上で、美しい音楽やボイスとともに、多くのキャラクタが登場するゲームのことだ。

朧村正には一画面に大量に出てくる敵、画面よりデカイ巨大なボス、何重にも重なってスクロールする細かく描かれた背景、細かく動くキャラクタ、美しい音楽とフルボイス、ムダに多い刀が登場する。これこそ、1980年代を過ごしたゲームキッズが夢見た未来のゲームだろう。

20年前に自分にこのゲームを見せたら、口をあんぐりあけて何時間も画面にかぶりつくに違いない。あの時思い描いた未来のゲームがここにある。そう思いながらプレイするとまた違う感想を抱くことだろう。

2010年09月02日

不都合な発表をする際の「都合の悪いことは伏せるメソッド」と「全部反論メソッド」

あらゆる企業、団体はときとして多くの人に自分にとって不利になる情報を出さなくてはいけない場面に出くわすことがある。具体的にいうと製品に不具合を出して回収騒ぎになった場合などだ。
松下電器産業(現パナソニック)がFF式石油温風機で死者を出し、何年にもわたってテレビCMなどで告知していることは周知の通り。旧松下のように真摯な態度で事実をすべて明らかにすれば、長期的に見た場合に逆に企業イメージが向上する。

しかし、不都合な事実を明らかにする際にも、その場でなるべくダメージが少なくなるように振舞う人達がいる。

「都合の悪いことは伏せるメソッド」

岡崎市立中央図書館のホームページへの大量アクセスによる障害について」と題された文章だ。
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