今年3月に任天堂ハード向けにソフト供給を行うことを発表したスクウェアが、その具体的なソフト名を公表した。
ゲームボーイアドバンス用に以下のソフトを発売する
チョコボシリーズ 1タイトル(タイトル未発表) 2002年末予定
ファイナルファンタジータクティクス新作(仮題) 今冬予定
聖剣伝説(仮題) 2003年夏予定
ファイナルファンタジー・クリスタル クロニクル 2003年春予定
このうち、「ファイナルファンタジー・クリスタル クロニクル(FFCC)」だけは発売元が任天堂になる予定で、他はスクウェア発売扱いとなる。
FFCCはゲームキューブとの連動を前提としている。今回は発表されなかったが、ゲームキューブ側にも同時にソフトが発売されることはまず間違いない。プレイ中は手元のGBAに自分のデータ、ゲームキューブ側はテレビ画面に全体の画面を出力する。複数人でのプレイも可能で、その場合はそれぞれのGBAに別の画面が出て体力が減ったときに他の人に助けを借りるなどのネットワークゲーム的な遊び方が可能となっている。
FFCCの開発はスクウェアが出資する企画開発会社ゲームデザイナーズ・スタジオが、山内・任天堂前社長の設立したファンドキューの基金を元に行う。任天堂が発売元になる事情もそのあたりにあるのだろう。
「ファイナルファンタジータクティクス新作」は新作と銘打っているがプレイステーションで発売された同タイトルの全面改良版としている。新作と呼ぶにふさわしいほどの改良が加えられているのだろうか。
「聖剣伝説」は同シリーズの開発者などが在籍する任天堂の開発子会社ブラウニーブラウンが開発を行い、スクウェアも同シリーズ開発者の派遣する。在籍する会社が分かれてしまったスタッフが再び手を組むという形も珍しいのではないだろうか。
情報提供:織機 綺音さん
スクウェアのGBA用タイトルが一挙明らかに!(ファミ通.com)
FF新作が任天堂ハードで登場、来春発売へ スクウェア(毎日新聞)
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