任天堂とセガ、ナムコの三社でゲームキューブの技術を応用したアーケード向けグラフィックボード「トライフォース」の開発を行っていることを発表した。
トライフォース用に開発されたアーケードタイトルはゲームキューブへの移植が容易になるほか、低コストでの開発が可能となる。
AOUショウでサンプル画像と本体のモックアップが展示されており、セガブースではGD-ROM(ドリームキャストに採用されているディスクドライブ)と接続されている状態になっていた。GD-ROM採用だと低コスト、バージョンアップが容易などのメリットがある。
また、トライフォースとは別にセガは全国のゲームセンターをネットワークで接続する「アミューズメントブロードバンドネットワーク」構想を同時に発表しているが、これにトライフォースが接続される可能性がある。実際、トライフォースのモックアップにはネット接続用の端子らしき物が搭載されているようだ。
トライフォースのプレスリリースには、新しいゲームシステムの提案という文面も盛り込まれていることからメモリーカードかGBAケーブルを利用した家庭用-アーケードの連動という要素も出てくるかもしれない。現在バーチャファイター4の筐体がi-modeでホストと接続しており、プレイヤーはカードにゲームの記録を残したりi-mode端末で情報を閲覧可能になっている。それをもっと推し進めてゲームボーイアドバンスでプレイヤー情報を編集したり、高速ネットワークでほかの店の客と対戦できたりしたらおもしろくなるかも。
情報提供:TDさん
ニュースリリース(任天堂)
「AOU2002 アミューズメント・エキスポ」ブースレポート(セガ編)(GAMEWATCH)