2018年03月31日

SideM沼と私

一度足を踏み入れたら容易に抜け出すことができないから、オタク向けの趣味のことをよく「沼」と呼ぶ。
沼は恐ろしい。
うかつに近づくと、底で暮らす沼の住民の手がヌッと出てきて足首を掴んでくる。
気を許すとあっという間に沼の底に沈み込み、その後は他の人達を沼に呼び寄せるようになってしまう。

今回は、その沼について新たな知見を得られたので記事にすることにした。
今回の記事は少し長……、いや、相当長いので結論を知りたい人は最後までスクロールするといい。

Webで文章を書く人間として、守っているルールがある。
書籍とは異なり、公開した文章を順番に読んでいくとは限らず、読者の知識量が千差万別であるから、一般的に認知度の低い固有名詞はなるべく正式名称に従い、初出時にある程度説明した上で書くよう心がけている。
今回の記事は、固有名詞が膨大になる上に説明する技量が不足しているため色々と割愛させていただくことにする。いちいち調べる必要はないので、雰囲気だけ味わっていただければ幸いだ。

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2018年02月01日

マリオカート7 7年度連続ミリオン達成

1月31日に任天堂の2018年3月期・第3四半期決算が発表された。通気予想が上方修正され、2011年3月期以来の売上1兆円に達する見込みである。増配も発表され株主も安心。

NINTENDO Switchの売上も好調で、先日1,000万台の販売を発表したばかりだが、年末商戦で大幅に上積みし1,486万台に達した。5年かけて1,356万台を売り上げたWii Uを1年経たずして追い越してしまったのである。

ソフトウェアの販売も好調で、スーパーマリオオデッセイが907万本、マリオカート8DXが733万本を売上げた。オデッセイは年度末までに1,000万本も視野に入っている。マリオカート8DXはWiiU版マリオカート8の840万本を超えていく勢いだ。ゼノブレイド2も全世界ミリオンを達成し、Switchタイトルはとても調子がいい。

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任天堂2018年3月期第3四半期決算参考資料より

それよりも注目してほしいのはニンテンドー3DSタイトルだ。

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2018年01月19日

ダンボールとゲーム機の融合、NINTENDO LABOのここがすごい

任天堂はいつも私達を驚かせてきた。
2画面のポータブルゲーム機、ボタンを使わないコントローラ、飛び出すゲーム画面、据え置き型とも携帯型とも言い難い新しいゲーム機。
2018年1月18日朝、その任天堂が新たな驚きを届けてきた。

NINTENDO LABO(ニンテンドーラボ)」ダンボールとSwitchを組み合わせた全く新しいエンターテインメントである。
4月20日に「Toy-Con 01 バラエティキット」(税別6,980円)と「Toy-Con 02 ロボットキット」(税別7,980円)の2種類が発売される。

内容については公式サイトと動画を見てほしい。

これはすごい。
Switch本体の発表のときより驚いた。
ニンテンドーラボの何がどうすごいのか、どこに驚いたのか、書き綴っていこうと思う。
少々長くなるが、お付き合い頂きたい。

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2017年12月31日

2017年、よかったもの

買ってよかったものリストを毎年書いているけど、現在時刻は22時30分。
間に合わないので、ざっくりと「良かったもの」を一つずつチョイスしてみることにした。
写真編集含めて、1時間あればいけるやろ。

2017年 買ってよかったもの

これは間違いなく、ニンテンドーSwitch。

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プレイ時間100時間超えのソフトが複数ある。
ゼルダBotWも、マリオオデッセイも、Splatoon2も、ゼノブレイド2も、他のソフトも全部最高。
年末年始でようやく買いやすくなったので今すぐ買おう。

ぼったくり業者大作はこちらのページを参考に
amazonの検索結果からボッタクリ価格業者を消す方法

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横になってSwitchを遊ぶために買ったアームは、現在ではタブレットを装着して漫画読みに使ってる。ゲームはテレビの大画面でやりたい。

Switch発売に寄せて

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2017年12月27日

Google HomeはAmazon Echoよりも優秀(いまのところ)

現在抽選販売のような形で売られているAmazon Echo(正確には廉価版のAmazon Echo dot)を運よく購入できたので1カ月ほど使用している。
Amazon Echoが届いた後、Google Home miniも半額セールをやっていたので、比較するのも面白いと思い注文してみた。

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両社を比較してしばらく運用してみたが、先に結論から書くと、Google Homeのほうが優秀だ。
ただし、こういったAIスピーカーのハードウェアはただの窓口にしかすぎず、クラウド上にあるサービスが本体であるため、買い替えなくても日々性能が進化していく。よって、「2017年末の日本において、Google Homeの方が優秀」という但し書きが必要となる。
今後、Amazon Echoの性能がGoogle Home上回る可能性もあるわけだ。

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2017年12月15日

「スターウォーズ 最後のジェダイ」を2回観た(ネタバレなし)

「ピープルvsジョージ・ルーカス」という映画がある。2010年に公開されたドキュメンタリーで、スターウォーズという偉大な映画のファンと製作者の間の確執を描いた作品だ。

旧三部作の完結から16年ぶりにスタートした新三部作も完結し、2015年公開の続三部作の情報がまだでていない時期に制作された。ファンにとって、製作者のジョージ・ルーカスはスターウォーズの銀河を作った神であり、自分たちが熱狂的に支持した旧三部作の世界をデジタルリマスターで改変したりジャージャービンクスを持ち込んだりして破壊をもたらす悪魔でもある。どこの世界でもオタクは面倒くさい。

ドキュメンタリー映画の中にはドン引きするようなガチのオタクが次々と出てくる。スターウォーズファンの沼はとても深く、覗き込んでも全く底が見えない。そういう世界なので、各作品を何十回も鑑賞してセリフを暗記するとかグッズで一部屋埋まるとか、そういうレベルでないとスターウォーズオタクだと自称しづらい。なので、自分のことをスターウォーズオタクだとは思っていないのだが、毎回映画館に通い、関連書籍を買い、Blu-rayを買い揃えている私は、世間から見れば十分オタクだろう。

そのような中途半端なポジションのスターウォーズファンとオタクの間に位置する私も、一つだけこだわっている部分がある。

最速で映画館に行くことだ。

流石に旧三部作は年齢的にも映画館には行っていないのだが、1997年から公開された"特別編"(旧三部作のリマスター版)以降は、先行上映や最速上映に行くようにしている。
ライブビューイングとか応援上映のような例外はあるが、基本的に日本の映画館は静かなものだ。しかし、「スターウォーズの初回上映」という存在は別格である。他の作品では見られない光景がある。

当然、最新作「最後のジェダイ」も最速のチケットを確保した。

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2017年11月03日

スーパーマリオオデッセイの発売に寄せて

コンシューマゲーム業界は、常に次の世代のゲーム機について研究を行っている。2015年に亡くなった岩田前社長は、生前に任天堂が次世代機Switchを使ってどういったビジネスをしていくかプランを組み立てていて、現在の任天堂はその計画に沿って事業を展開している。まだ、ハードウェアに関しては岩田さんの影響が残った状態だ。
しかし、ゲームソフトについては発売のギリギリまで仕様を練りこむ必要がある。そうして作られた2017年のソフトには、岩田さんの影響があまり残っていないはずだ。ポスト岩田体制を構築し、任天堂は大きな転換期を迎えている。

この2年間、ポケモンGOフィーバーのお陰で株価は上昇ムードだったものの、任天堂の据え置きゲーム機の状況は芳しくなかった。Splatoon以降の、いまいちパッとしないWii Uのソフトラインナップと、前年比でマイナスになり続ける売り上げに「コンシューマビジネスは終わりだ」「スマートデバイスへの転換が必要だ」と任天堂に対する風当たりが強くなる中、Switchが発売された。同時発売の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(BotW)』は、任天堂の新しい風を感じさせ、風評を吹き飛ばした。荒れ野から若々しい芽が萌え出し、一気に天に突き抜けるような大樹に成長した姿は、まさに野生の息吹、ブレスオブザワイルドだった。一時期は、前代未聞の装着率1.0超えを記録した。Switch本体よりもゼルダのほうが売れているという異常事態である。ハードを手に入れられなかった人たちが先にソフトを入手したり、限定版目的で複数本購入したのであろう。まさに、キラータイトルだ。

Switchは、ゼルダという大樹に支えられて素晴らしいスタートダッシュを切った。しかし、1本の大樹で保持できるほどゲーム業界はイージーモードではない。第二、第三の柱が必要である。ゼルダに続いてリリースされたマリオカート8DX、ARMS、Splatoon2、どれも素晴らしい作品であった。特にSplatoon2は国内において9月末時点で195万台のSwitch本体に対し、実に75%もの売上となる145万本という脅威的な売上を記録し、発売数ヶ月後の今もなお本体の普及に貢献している。しかし、これらのタイトルも、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドが持つ、歴史に裏付けられたIP、新規性、圧倒的スケール感と比べると差を感じる。Switchには、屋台骨となるもっと、太く高い樹が必要だ。

そんな中、年末商戦に先駆けてスーパーマリオオデッセイが登場する。単にマリオシリーズの新作が新ハード出るという話ではない。市場の期待は、いままでのどのマリオよりも高かった。ゼルダの伝説BotWは、任天堂の新しい未来像を見せてくれた。じゃあ、マリオは何を見せてくれるのか?Switchを支える2本目の大樹となりえるのか。

ゼルダの伝説BotWが大絶賛を伴って市場に迎え入れられ、歴史的な成功を収めている様子を見ながら、スーパーマリオオデッセイのチームは、どのような気持ちでいただろうか。30年を超える歴史を持つキャラクター、広大なマップ、いままでとは違うゲーム性、BotWとオデッセイには共通点が多い。どれだけ出来が良くても「ゼルダと比べるとね…」みたいなことを言われるのか不安だったのではないか。それとも、間違いなく成功すると揺るぎない自信を持っていたのだろうか。

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