2015年08月26日

サイゼリヤ100%活用術を実践してきた


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昨日、サイゼリヤ100%☆活用術 前編 - 食べるそして考えるという記事が話題になった。
庶民のファミレスとして知らせるサイゼリヤのメニューを工夫してデートにぴったりなコースを考案した記事だ。非常に説得力のある文体で、ぜひともサイゼリヤで試してみたいという内容である。

非常に感銘を受けたので、実践してみた。
ただし、相手がいないのでひとり飯である。ついでに言えば、誕生日ディナーでもある。大丈夫、これから食べられるイタリアンディナーのことを考えれば寂しくなんかない。

紹介されていたメニューは以下のとおりだ。

<アンティパスト>
・ミラノサラミ ¥299
・青豆の温サラダ ¥199 ペコリーノ粉チーズ¥69とミニフィセル¥169と共に
・フレッシュチーズとトマトのサラダ ダブルサイズ ¥598 *必ずドレッシング無しでオーダーする事

<プリモピアット>
・ミネストローネ ¥299×2

<セコンドピアット>
・粗挽きソーセージのグリル ¥399
・スペアリブのオーブン焼き ¥799

<ドルチェ>
・イタリアンプリン ¥249×2

この中でx2となっている部分だけ1個に変更してオーダーした。
まとめてドーンと来られても困るので、3回に分けて注文する。サイゼリアの優秀な点のひとつは、メニューを下げることがなくいつでもボタンひとつで店員を呼び出して追加注文できるところだ。まあ、普通にファミレス仕様というだけなのだけれど、このシステムにより自己流コース料理を頼むときに好きな順番で次の皿を持ってこさせられる。

注文した品が届くまでに間違い探しを楽しむ。サイゼリヤでは欠かせない行事だ。
だが、デート中にこれをやるのは話題が尽きたときぐらいにしよう。

まずアンティパスト(前菜)の「フレッシュチーズとトマトのサラダ(シングルサイズ・ドレッシング無し)」と「ミラノサラミ」

私は生ハムが好きだ。どれくらい好きかというと、生ハム原木をまるごと購入したぐらいだ。
だから、サイゼリヤでは生ハムをよく食べる。
だが、今回はおすすめメニューに従ってサラミを頼んだ。

確かにサイゼの生ハムは値段の割にかなり美味しいのだが、それでも今時生ハムなら価格は別としてもっと美味しい切りたての物がバルなどでいくらでも食べられる。
その点サイゼのようにちゃんとしたサラミを出している店は、世の中にだいぶ増えてきたとはいえまだまだ少ない。
なのでここは是非サラミで。

かなり期待させる表現だ。
私はサラミも好きだが、よくよく考えると、添え物ではないちゃんとしたサラミをお店で注文したことはない。

口に含むと、強烈な香りが口の中に広がり鼻から抜けていく。肉の間に散りばめられた脂がねっとりと舌に絡みつく。塩分と脂と芳醇な香り、これが美味くないわけがない。
一人で来てよかった。この皿の上にある4枚を独り占めできる幸せをかみしめている。ちなみに二人で来たときに、これと同じ幸せを噛みしめるためには2皿注文するといい。

ドレッシングを抜いたカプレーゼも非常に良い。

フレッシュチーズとトマトのサラダ、すなわちカプレーゼはドレッシング抜きコールを忘れないように。
でないとせっかくの水牛モツァレラがアミノ酸&嘘レモン味の残念なドレッシングにまみれてしまうことになる。
塩と、これもまたたっぷりのオリーブオイルでお召し上がりいただきたい。

オリーブオイルと塩のシンプルな味付けが、チーズとトマトのハーモニーを邪魔しない。
さっぱりとしたチーズにトマトのジューシー部分がからみつく旨さを感じる。チーズがトマトを、トマトがチーズを引き立てる。例えるならサイモンとガーファンクルのデュエット、ウッチャンに対するナンチャンという感じだ。

大満足。ここまではパーフェクトなメニューである。

続いてアンティパストの残りとプリモピアット(第一の皿)の登場だ。
「柔らか青豆の温サラダ+ペコリーノ粉チーズ」「ミニフィセル(パン)」それと「たっぷり野菜のミネストローネ」

青豆サラダに、ペコリーノを加えて潰すようにこねくり回し、さらにたっぷりのオリーブオイルを注ぎ込む。
これをミニフィセルと言う名のパンを手元のナイフでスライスしてたっぷり載せれば極上のブルスケッタの完成だ。

ブルスケッタはイタリアンの前菜でよくあるメニュー。ザ・オシャレという感じの見た目だ。

こんな感じである。彩りも華やかで食欲をそそる。

実際に、テーブルの上でブルスケッタを作ってみる。
ここで問題が発生した。器が小さくて、チーズをうまく混ぜられない。豆が器からこぼれる。それでもなんとか混ぜて、オリーブオイルも入れたところでさらに問題が。
パンがぜんぜん切れない。肉を切るためのナイフは、パンを押しつぶしてしまう。やっと切り離せても、ぺしゃんこになってとても豆を乗せられるような感じではない。

しょうがないので切り開いて挟んでみた。全く別の料理だ。
しかも、2人とりわけ用に考えられた分量なので多い。豆、豆、どこまでいっても豆だ。うまいのだけど飽きる。

あと、ミネストローネはふつうに美味しい。
ふつうに美味しいというのは妙な表現だが、無難な味と言い換えてもいい。突出した美味さは嫌いな人も出てくるが、無難な美味さは万人受けするし、どんな体調でも楽しめる。メインの肉料理の前に食すにはちょうどいい味わいだ。
『ミネストローネは極めて申し分ない一品』と紹介されていたが、まさにその通りの味がする。

そして、セコンドピアット(主菜)だ。
「骨付きポークのオーブン焼き」と「粗挽きソーセージのグリル」

骨付きポークはスペアリブという話だったが、店頭でのメニューでは「バックリブ」と書かれている。グランドメニューとは別紙の季節のメニューに掲載されていたので、仕様変更があったのかもしれない。

そして、ここでまた問題が発生した。
主菜の両方とも、付け合せがポテトなのである。これはヘビィだ。
大量のイモは、2人前弱の料理を一人の胃袋に収める作業の妨げになる。申し訳ないが、イモは少し残すことにした。

さて、この2つの主菜でどちらが好みかと問われると、間違いなくソーセージを選ぶ。
スパイスが効いていて大変素晴らしい味わいだ。私はマスタードが苦手なのだが、マスタードをつけることを前提の味付けになっていないのがまた良い。メニューの中ではおつまみカテゴリに入れられている一皿だが、メインを張れる実力を持っている。

バックリブに関しては単純に食べにくい。
あまり切れ味の良くないナイフで肋骨を切り離していく作業は困難だ。見た目のボリュームの割に可食部が少ないのも気にかかる。
味付けに関しては、ソーセージのように激しく自己主張する感じではなく、どっしりと構えた安定感を漂わせている。他の料理をひととおり味わったわけではないが、イメージ的には肉料理カテゴリの中では一番魅力的なメニューに感じる。

さて、いよいよドルチェ(デザート)だ。

サイゼのプリンは昨今巷で流行りのとろとろに柔らかく甘さ控えめのそれとはまさに対極にある。
しっかりと凝固し、ねっとりと絡みつくようなしぶとい甘さを、かなり苦めのカラメルが引き締めるという物だ。
このプリンは、ファミレスにしては美味しい、などというレベルではなく、洋菓子の専門店なども含めて日本でトップクラスのプリンの一つだと思っている。
まだの方は是非体験してみていただきたい。

この文章にはしびれた。
これを読んだから、深夜割増の時間帯なのにサイゼリヤに飛び込んだようなものだ。

見た目にも美しい。
スプーンがしっかりと刺さっていき、固形物の形状を保ったまま一口大に切り分けられる。この硬さは口の中で、はっきりと自己主張していく。
しぶとい甘さと表現されていたが、そこまで強烈な甘さではない。だが、「甘さ控えめ」「低カロリー」といった最近流行りのデザートとは一線を画した甘さを感じる。お前は甘さを求めてデザートを頼んだのではないか、だったらその期待に応えてやるよ。食道を下りながらプリンがそう訴えてくるようだ。
プリンだけではなく、カラメルも素晴らしい。バトル漫画の主人公に対するライバルのように器の中でお互いを高め合っている。
オーダーストップの時間を過ぎていなければ、もう一回プリンを注文したいと思ったほどだ。

さて、今回のメニューで一つ欠けているものがある。
ワインだ。

…これに関しては、単にアルコールが飲めないので飲んでないだけである。ごめんなさい。
酒飲みの嗜好はよくわからないが、まあ全体的に塩分高めのメニューなので、自然と体が飲み物を欲する感じになるかとは思う。

それと、深夜帯のサイゼリヤは確実にデートに向かない。
飲酒した状態で入ってきた若者や、よくわからないおばちゃん連中が大声で話していて雰囲気も何もあったものじゃない。なんか黙々と注文しながら写真撮っているおっさん(私)もいるし。

ところで、サイゼリヤはリーズナブルだという話だったが、今回のお会計はどうだっただろうか。

…これはねぇな。
二人分のメニューに近い分量をひとりで食った上に深夜料金なので、かなりいい感じの金額になってしまった。
次にやるときはブルスケッタ関連とバックリブは外すことにしよう。


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