"hue"が超絶ヤバい10の理由
先日書いた頭のおかしい記事でも触れたが、自宅に超絶ハイテクLED電球"hue"を導入した。
その後、使い込んでいくうちにhueが超絶ヤバいことが判明したので、どうヤバいのか広く訴えるためにhueを導入すべき理由をまとめることにした。
ちなみに店頭で販売している店は少ないのでamazonで買うといい。
部屋の印象を一変させる色相変化
簡単にいえば、hueはインターネットに繋がったLED電球だ。
スターターセットには有線LANポートの付いた本体と、3つのLED電球がセットになっている。追加用の単体LED電球も販売されているが、LED電球だけでは動作しない。
まずは、本体を家庭内LANに接続して、同じネットワークに参加したスマホやタブレットのアプリでアクセスするだけでいい。パスワード等の入力はなく、初回セットアップ時に本体のボタンを押すだけでいい。
アプリ経由で各LED電球にアクセス可能になるわけだが、単に電源をON/OFFするだけではなく、色相(英語でいうとhue)を変化させたり、明るさを変えたりできる。
電球や蛍光灯でも電球色と昼光色という色が選べるが、リアルタイムに色相を変化させられるのは今までにない体験だ。リラックスしたいとき、集中したいとき、本を読みたいとき、エロい雰囲気の時、その時の気分で色を選べる。
スムーズな睡眠導入
安らかな睡眠を約束するホルモン「メラトニン」の分泌は、光の影響を受けるといわれている。スムーズに睡眠に入るためには、暖色系で、暗めの明かりにするといいらしい。
そういうフレキシブルな明かりの調整はhueの専門分野だ。
調光機能がある蛍光灯と比べても自由度が高く、タイマー機能で時間をかけてじわじわ暗くしていくこともできる。
複数のhueの色相と明るさを"シーン"としてアプリに登録が可能なので、寝る前用に調整したシーンをあらかじめ用意しておいて、普段寝る時間の少し前からそのシーンに切り替えるようスケジュールを設定しておいて、さらにじわじわと暗くしていけば快適な睡眠が約束されたも同然だ。
スッキリとした目覚め
hueは寝る時よりも、むしろ起きるときに真価を発揮する。
当然のごとくスケジュール機能で決まった時間にじわじわと部屋を明るくしていくこともできるが、他のアプリと組わせると最高だ。
Sleep Cycle alarm clockは、寝ている間にベッドの上に伏せておくことで、睡眠中の寝返りを検知し、眠りが浅いタイミングを見計らって「あれ?眠り浅そうだし、そろそろ起きる時間だからアラームで起こすね」と気を利かせて目を覚まさせる超絶快適アプリだ。
そのSleep Cycleにはhue連動機能が備わってて、「あれ?眠り浅そうだし、そろそろ起きる時間だけど突然音がなったらびっくりしちゃうから、部屋を少しづつ明るくして、もっと眠りを浅くしてからアラーム鳴らすね」という気を利かせすぎるアプリに進化する。お前は母親か。
これが本当に快適で、二度寝も必要ない感じの目覚めをもたらしてくれる。
ついでに眠りに落ちるに従って部屋をじわじわ暗くしたり、眠りに落ちたあとでhueを消灯させる機能までついてて、もはやテクノロジーに介護されている感じになる。
外出時の消し忘れなし、そして明るい部屋が帰りを待ってる
現代人の多くは家を出る時、スマホを持って出るだろう。
そしてそのスマホにはGPSが付いている。
するとどうなるか。そう、家から一定距離離れると勝手にhueがオフになってくれるのだ。
もちろん逆もできる。真っ暗な部屋に帰って手探りでスイッチを探す必要はない。
ただし、これは一人暮らし以外では不都合が出る機能だ。既婚者は今すぐ離婚しよう。
大丈夫。配偶者の代わりにhueが君の帰りを待っている。
壁スイッチはいらない!でも物理ボタンはある!
hueは便利なのだが、操作するためにはスマホやタブレットのアプリ、もしくはブラウザが必要となる。トイレや洗面台など頻繁にON/OFFする場所には向かない。そういった場所はやはり壁にスイッチがあったほうが便利だ。hueはリビングや食卓、書斎、寝室あたりが適している。
その都度スマホを操作するのかというと、前述のスケジュール機能やGPSである程度自動化できるので、基本的に操作する必要はない。
それでもポンと押してON/OFFできるボタンはあると便利だ。ないのか?いや、ある。
hue tapは全体がボタンになっていて、その中に小さなボタンが3つある。
アプリ側で設定をしておけば、それぞれのボタンでシーンの切り替えや消灯ができる。
しかも、ボタンを押下する運動エネルギーを電気に変換するため電池が不要というハイテクさ。
だがしかし、日本国内未発売だ。
輸入して使えなくもないだろうが、技適マークがついていない機器で無線を使うと違法なので事情聴取や家宅捜索が苦手な人は国内発売を待とう。
何でもありなカスタマイズ
hueはAPIが公開されているため、サードパーティ製のアプリからの制御ができる。買って早々Macで操作できるようにプログラムを書いた人もいる。
hue買ってライティングバーを設置してシェルから光量を操作できるようにしてみた - mizchi's blog
一番手軽なのはAPIを公開しているあらゆるアプリを連携させるIFTTTを利用することだ。
誰かがすでに公開しているレシピを利用してSNSやソフトと連携できる。
天気によってhueの色を変えたり、日没と同時に電気をつけたり、メールを受信したらhueを点滅させたり、Facebookでいいねが付いたらhueを点滅させたり、Twitterでツイートするごとにhueの色を変えたり、あんまり意味がなさそうなものも含めて多数のレシピが公開されている。
先ほど紹介したSleep Cycleのように、hueと連動するスマホアプリも多数公開されている。
周囲の音に合わせてhueをリズミカルに色を変えるソフトを使えば自宅がディスコになる。
未発売だがCerevoのListnrと組み合わせれば、指パッチンや手のひらパンパンで電気を付けられるので、まるで執事がいるかのような体験もできる。
将来の進化が期待できる
この手のデバイスは、新しいバージョンが出てがっかりすることがあるが、hueは先ほどのhue tapのようにアドオンで進化したり、アプリのバージョンアップで進化する方向性を示している。
新しいバリエーションとして据置型の間接照明や、リボン状の照明が発売されていて、海外では口径違いや、色調整を排除し明るさのみの調整に制限した廉価版などが発売されているが、本体は共通だ。
そのため、「買ったあとでもっといいものが出て損した」ということにはなりにくそうだ。
だから、今すぐ買おう。買え。
圧倒的な低消費電力
ああ?hueが高い?寝言を言うな。
蛍光灯からリプレイスすれば電気代が下がるはずだ。長い目で見れば、お得だろう(多分)。だからいますぐ買おう。買え。
ちなみに、amazonにも絶賛するレビューが書かれていて非常に参考になる。
2015年02月02日:美味すぎるものを食べるとバカになる(ローストホースにて)
2015年01月03日:最高のゆゆ式体験を求める
最新記事
2024年07月10日:任天堂とアクセシビリティ
2024年06月28日:任天堂株主総会レポート2024
2024年06月16日:10年ぶりにテレビ周りを刷新した話
2024年05月01日:次世代Switchの現実味のある予測(2024年5月現在)
2024年02月20日:3万アカウントの凍結を見届けた 趣味としてのTwitter(X)スパム報告
2023年06月25日:任天堂株主総会レポート2023
2023年06月21日:レビュー:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
2022年06月30日:任天堂株主総会レポート2022
2022年03月15日:Hue Sync Boxで映像とゲームを画面の外から強化する
2021年03月11日:シンエヴァを鑑賞した人たちを鑑賞した[ややネタバレあり]