最高のゆゆ式体験を求める
「ゆゆ式」という漫画がある。今回はそのゆゆ式を最高に楽しむための環境を整備することを目指した。
まずは、そのゆゆ式について説明するのがスジだが、説明が必要な人達は今回の記事のターゲットではないので割愛する。
最高の環境でゆゆ式を読み、視聴することによって魂のステージが上がり、死後、極楽浄土に行くことができ、極楽浄土では、いーとこのお豆さんを味わったり、お母さんのクローゼットを開ける事ができるらしい。
すでに極楽浄土へのチケットを手に入れていそうな人は複数いて、全てのコマを切り抜いてランダム4コマを生成するシステムを作った人(ゆゆ式を無限に楽しみたかった話 〜 ゆゆ式 Advent Calendar 2014 20日目 〜 - non117's diary)、ゆずこの靴下を網羅した人(ゆずちゃんの靴下 (ゆゆ式 Advent Calendar 2014 10日目) - 日常系ex)あたりはそろそろ昇天してもよさそうだ。
私のようなゆゆ式新参が徳を積むには最高の環境を整備しないと追いつかないと思い、最高のゆゆ式環境を整えることにした。
Kindle Cloud ReaderというKindleをPCで表示するクールなサービスがあり、58Z9Xというゆゆ式を127.0×72.1cmのサイズで表示するナイスデバイスと組みあせて、PCからHDMI出力することで最高のゆゆ式体験を得ることにした。
4.7インチ(iPhone6Plus)、7インチ(Nexus7)、15インチ(MacbookProRetina)、58インチ(58Z9X)で、ゆゆ式4巻冒頭のカラー部分を表示した結果がこの写真だ。
残念ながら余白が多いので、最高とは言いがたい状況である。ウィンドウサイズをうまく調整すれば画面いっぱいに引き伸ばすこともできるだろうが、あまり現実的ではない。
拡大してiPhone6Plusと比べたところ。まじでか。
そもそも58Z9XはKindle版のゆゆ式を拡大表示するデバイスではなく、アニメ版ゆゆ式を4Kアップコンバートして最高のゆゆ式映像体験をするためのデバイスだったのではないか。
気を取り直してアニメ版を見ることにする。
58インチの大画面はゆゆ式を観るために作られたと言っても過言ではなく、Blu-rayソースなら4Kアップコンバートも有効に働くので最高のゆゆ式体験ができる。
T-POINTがらみの話で、断片的な情報を元に実機を持ってもいないのに批判する人たちのせいで、色々ケチが付いているがRegza Z9Xシリーズはとてもいいテレビだ。自信を持ってゆゆ式用デバイスとして薦めたい。Z9Xシリーズはそろそろ店頭から消えつつあるので、今がちょうど底値ぐらいだろう。Z10Xは価格差の割にZ9Xとの差別化ができてない感じがする。
ただでかい画面でアニメを見るだけじゃ芸がないので、雰囲気を良くするために部屋のライティングにこだわってみた。
とりあえず、以下のものを購入。
hue基本セットに加えて追加で1本、設置用のダクトレールは2本、スポットライトは4本買った。トータルで4.5万ほど。
で、リビングの天井に設置。
縦に長い部屋で天井にソケットが2つあるので、これと同じものをもう1セット設置している。
そして、このフィリップス製のLED電球「Hue」はインターネットに接続する機能があって、アプリやブラウザ経由で電源や色、明るさを操作できる。
さらに、リズミカルに色をランダムに変化させるアプリもあるので、これを使って最高のゆゆ式体験をしてみることにした。
最高だ。…OPだけは。
日常系アニメである本編とこの派手な照明は致命的に合わない。人類には早すぎたのだ。
結局、iPhoneアプリ経由でhueを視聴に適した明るさと色味に調整して普通に堪能した。
ひとまず、ゆゆ式で徳を積むのはおいといて、hueを堪能することにした。
サードパーティのアプリも多数あるが、公式アプリだけでも以下のことができる。
・すべてのランプを個別/一括でON/OFF、色、明るさを調整
・すべてのランプの明るさ/色をセットにして「シーン」として保存
・GPS情報を使って、自宅を離れた時にランプをOFF
・GPS情報を使って、自宅に戻った時にランプを任意のシーンで点灯
・タイマー機能で一定時間後にOFF、もしくは任意のシーンで点灯
・スケジュール機能で特定曜日の特定時刻にOFF、もしくは任意のシーンで点灯
・タイマー/スケジュール機能で、フェードイン/フェードアウト
・iPhoneの通知センターウィジェットで、ランプをOFFもしくは登録したシーンで点灯
起きる時間になったら勝手に部屋が明るくなって目が覚めるし、家を出る時にいちいち電気を消さなくていいし、家に帰って電源スイッチを手探りでさがす必要もない。最高だ。
色の指定は任意の画像の上からピックアップすることもできる。
APIが公開されているのでサードパーティのアプリを使うと、先ほどの映像のようにランダムに色を変化させたり、Twitterでリプライが来たら点滅させたり、天気予報が雨だと青色にしたり、割とやりたい放題だ。
単純なON/OFFだけでもスマホやPCのブラウザが必要で普通の照明と比べるとその点は劣っているのだが、朝はスケジュール機能で自動点灯するし、家の出入りは自動でON/OFFされるので、基本的に操作自体が必要ない。実際に操作するのは就寝時の消灯と、映画を観たり本を読んだりするときに明るさを変える程度。
正直、クソ高いなーと思うのだけど、満足度は相当高い。設置した翌日には寝室用に追加購入したぐらいだ。
ゆゆ式あんまり関係なくなってきたので、ゆゆ式仕様にhueを設定した。
これで、ゆゆ式の光を浴びて生活をすることになり、少しでも徳を積めれば良いのだが。
2015年01月11日:"hue"が超絶ヤバい10の理由
2014年12月30日:2014年買ってよかったもの
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2022年03月15日:Hue Sync Boxで映像とゲームを画面の外から強化する
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