目的と手段を取り違え続けた結果、フルマラソンを完走した
先日の北九州マラソンで、42.195kmのフルマラソンを完走した。
2011年にジョギングを始めて、その年に5km、翌2012年にハーフマラソンを完走。今回が大会3回目にして初のフルマラソン参戦だった。
なんとなくジョギングを始めた(2011/06/17)
ハーフマラソン完走(2012/11/12)
タイムはグロス(号令からゴールまで)で4時間41分、ネット(スタートラインからゴールまで)で4時間31分だった。最後尾ブロックからのスタートだったので待機位置からスタートラインまで10分弱かかってる。
事前の30km練習で6時間の制限にひっかかりそうにないことはわかっていたので、5時間以内完走、あわよくば「サブ4.5」(4時間30分以内)という目標を立てていた。
ゴール後も体力的には余裕があったので、もう少しタイムを気にしながら気合を入れてスパートかければネットタイムでサブ4.5いけたかなーと思えなくはないが、惜しいところだった。
11月の福岡マラソンでグロスタイムでサブ4.5狙えるレベルまで備えておきたい。
トイレ休憩を1回入れた以外は、ほぼノンストップで歩かずに完走した。もともと運動経験はほとんどなく足も遅く端的にいうと相当な運動音痴なのに、なぜフルマラソンを完走することになったのか、いままでの経緯を振り返ってみたらあまりにいい加減なので自分でも驚いた。
最初に走り始めたのはネットで見つけたiPhone用のジョギングアプリ(Nike+ Running)をつかってみたかったから。
手段:ジョギング
目的:アプリを使う
普通のスニーカーで走ったため、翌日足が痛くなりせっかくなのでちゃんとしたシューズを買った。
手段:シューズの購入
目的:ジョギング
せっかくなので高いシューズを買い、そのシューズを使わないともったいないので走ることが習慣になった。
手段:ジョギング
目的:シューズの活用
もっと快適に走れるようにウェアやバッグなどを購入しはじめる。
手段:ジョギンググッズの購入
目的:ジョギング
当然のごとく、買ったグッズを試すために走る。
手段:ジョギング
目的:グッズの活用
その後、前述の5kmやハーフの大会に出たものの体調や天候を理由にサボりがちになった。
猛暑の真夏に外を走ったら汗がすごくてつらかったので室内で走るためにジム通いを始める。
手段:ジムに入会(コナミスポーツ)
目的:ジョギング
定額で回数無制限の会員として入会したので会費の元を取るために毎日に近いペースでジム通いを始める。なお、ジムに行っても走らない時もある。
手段:ジムに通う
目的:ジムの会費の元を取る
諸事情により暇を持て余していたので、ハイペースでジムに通ってたらスマホのチェックインソフト「Foursquare」でメイヤー(その場所にもっともチェックインしている人)になる。メイヤーを奪われないようにさらに通う。運動せずに風呂にだけ入るときも。
手段:ジムに通う
目的:4sqのメイヤー奪取
当初の目的を思い出し、ちょうど目についた北九州マラソンにエントリーする。ちなみに、東京マラソンにも応募したが落選した。
手段:フルマラソンエントリー
目的:やる気を出す
会社の同僚(複数)をジムに紹介し、紹介キャンペーンでジムの商品券をもらう。せっかくなので商品券をつかってジョギングの有料個人レッスンをうける。
手段:個人レッスンをうける
目的:商品券を使う
レッスンも受け、エントリーもしたので本格的に走り始める。
手段:ジョギング
目的:フルマラソン完走
周りの友人、同僚などにフルマラソン挑戦を公言し、完走できないと恥ずかしい思いをするという状況になる。
手段:フルマラソン完走
目的:赤っ恥回避
いくつか省いたところがあるが、だいたいこんな感じ。
北九州マラソン本番でも後半のきつくなってきたあたりで「なんでいまこんなことしてるんだろう」と思ったりもしたけど、まあ、達成感はあったしこれで終わりではなく次につなげていきたい。
ちなみに、北九州マラソンは市政50周年事業の一環で行われたもので、いままで市民マラソン開催のノウハウがない都市だったが第一回大会とは思えないぐらいしっかりとした素晴らしい大会だった。
あいにくの雨だったが更衣室は広い地下駐車場で濡れることはなく、ボランティアスタッフの誘導はしっかりしていて、トイレや給水も十分だった。雨が降る中、大勢の市民が応援してくれたし、ランナーも協力的で、お祭り気分のコスプレランナーも楽しそうだったし、クソ速いプリキュアが実業団のガチランナーにまぎれて上位でゴールしてた。
個人的にはバテバテのゴール直前で流して走ってたら友人夫婦がサプライズでamazonさん応援ボードを持って応援に来てくれて超絶感動したし、併設イベントでバッファローベルと写真を撮ったり、自衛隊の豚汁炊き出しも美味しかったし、非常に満足度の高い大会だった。
NHK報道によると来年度もマラソン開催予算が組み込まれるとのことで、第二回大会も開催されるようだ。ぜひ、あの街をもう一度走りたい。
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