2015年10月30日

FIRE TVで4K Netflixと大画面Kindle読書を楽しむ


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amazonのFIRE TVを購入した。
Apple TVやChromecastのようにテレビに接続してネット動画を見るためのデバイスだ。

購入したのは安価なFIRE TV Stick(4,980円)ではなく、据え置き型のFIRE TV(12,980円)
それほど機能に差がないのに、なぜこちらを選んだのかというと4K動画を見たかったからだ。

昨年末に58インチの4Kテレビ(58Z9X)を買ったのだが、いままで4K動画をまともに見たことがない。
4K配信に対応したNetflixに加入しているのだが、それを組み合わせても4K動画を見られないのである。
なぜかというと、次の世代のZ10Xからは4KチューナーやNetflix機能が搭載されて、4K放送や4K配信動画が見られるのに、自分のテレビではその機能がないのである。
つまり、テレビ以外に4K映像を出力できる機器を別に用意する必要があるのだ。

4K配信のNetflixに対応したFIRE TVは最も安価に4K出力を得られる機器だろうと判断し、発表されたその日のうちに予約した。

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で、これが届いた。小さい。

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中身はこんな感じ。
本体、電源アダプタ、リモコン、リモコン用電池のシンプルな構成。
HDMIケーブルは付属しないので自分で用意する必要がある。

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手のひらサイズ。背面はこんな感じ。
電源、HDMI、有線LAN、microSDカードの差込口がある。

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Amazonアカウントを使う機器はこのように最初から購入者のIDが登録されている。楽だ。

しかしここで問題発生。リモコンがまともに動作しない。
10回に一度ぐらいしか反応しない。
にっちもさっちもいかないので、途中からiPhoneのFIRE TVアプリに切り替えて操作。こちらは快適に動いた。
世の中の大半のリモコンは部屋のどこかにかくれんぼする機能が搭載されているが、そんなときにスマホアプリで代用できるのはとても良い。
スマホアプリからソフトウェアキーボードを使って検索画面などに文字を流しこむこともできる。

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セットアップが終わると変な人が出てきて機能を説明してくれた。

トラブルが起きたらまずは再起動の鉄則に従い、いろいろと操作を試す前に設定メニューから再起動を選択。
再起動後はまともに動かなかったリモコンが問題なく快適に動作するようになった。なんだったの…
改めて使ってみると、このリモコンはシンプルで軽くて手に馴染む。
よくわかない初期不良と、電池蓋が以上に硬いことを除けば良いリモコンだ。

それにしても、「トラブルが起きたらまずは再起動」は掛け軸に書いて和室に飾っても良いレベルの標語だと思う。人に助けを求めたり、メーカーに修理に出す前に再起動しよう。大抵の問題はそれで解決する。

トラブルはもう一つ発生した。
4K出力されないのだ。

だが、これはすぐに解決した。
4K出力にはHDCP2.2規格に対応したHDMIポートに接続する必要があるのだが、このテレビは3番めのポートのみがHDCP2.2対応で、別のポートに接続していたためだ。

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というわけで、無事4K出力に成功。
暗い画面だとフルHDとの違いがわかりづらいが、明るめのシーンだと出演者の服の柄や毛穴がくっきりと見える。ネット配信特有のブロックノイズも、地デジのノイズより気にならない感じ。
テレビを購入して1年近く経過してやっと本領を発揮したようだ。
ためしにベターコールソウルを観ると、弁護士のおっさんの毛穴や、ヤクの売人のおっさんの髪の毛の生え際や、売人のおっさんの祖母のシワシワの顔などをこれでもかと堪能させられた。

amazonプライムにも4Kコンテンツがあるが、こちらは数が少なめ。
とりあえずNetflix 4Kでベターコールソウルとデアデビルを鑑賞する予定。
もうおっさんの毛穴は見なくていいので、今後はドラマよりも自然を撮影したドキュメンタリー系の4K配信に期待したい。

さて、FIRE TVを買ったのにはもう一つ理由があって「でかい画面で漫画を読みたい」という願望がある。
今まではChromecastのミラーリングでAndroidからKindleの画面を飛ばせるのだが720Pの解像度でだいぶつらかった。仕方なく、Android端末からHDMIケーブルで出力していたものの、ケーブルが邪魔だし接続や外部入力への切り替えも面倒だった。

同じamazonだしKindleアプリぐらい入れてくれないかなあと思っていたが考え甘かった。
どうも、大画面で漫画を読みたいという要望は少ないようで対応する気もない様子。

そこで他に方法がないか検討したところ、iOSの画面をAppleTVに飛ばすときに使われるAirPlay機能をFIRE TVに搭載するアプリが存在することを発見した。

「AirPlay」で検索するといくつか対応アプリが見つかったが、どれも怪しげな中国語が書かれていて、微妙な感じ。まともに動きそうなアプリを安い方から順番に試そうと思い、最初に選んだソフトがこれ。

結論としてはちゃんと動いた。問題ない。
ただ、iPhoneを横画面にしたときに異常に画質が悪くなった。
これはダメかと思ったが、低い解像度に設定されていただけというオチだったので、フルHDに設定を変更。

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バッチリ見開きで58インチの画面にゆゆ式を映し出すことに成功した。
ページ送り時にコンマ数秒ほどラグがあるが、テレビを遅延の少ないゲームモードに切り替えればそれほど気にするレベルではなく、普通に実用的だ。
見開きを楽しみたい漫画はどんどんテレビに飛ばしていきたい。

あとは、4K配信に対応したゆゆ式二期を待つだけである。


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