2006年06月09日

任天堂経営方針説明会 テキスト起こし3


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テキスト起こし目次

任天堂経営方針説明会 テキスト起こし2の続き

・ブラウザ、ワンセグ
・Touch!Generationsの今後について
・ニンテンドーDSのコアゲーマーへの対応
・DSのポケモン新作について

--任天堂経営方針説明会 テキスト起こし3 ここから--
(ゲームに触れる習慣の維持)
それからもう一つの大きな課題ですが、せっかくニンテンドーDSを通じて、ゲームに触れる習慣を持っていただいた人たちの、その、ゲームに触れるという習慣を、いかに維持していただくかというポイントがあります。

もちろんそれには「Touch!Generationsのシリーズの継続的な投入」、そして、「Touch!Generationsのお客様を、従来のゲームの面白さも理解していただけるように誘導していく」ということの両面が必要だというふうに思っています。

また、すでに2月の発表会でお話ししましたように、ブラウザー(ニンテンドーDS用インターネットブラウザ)であるとか、ワンセグチューナー(ニンテンドーDS用の移動体向けデジタルTV放送受信アダプタ)であるとか新しい用途も提案して、DSをとにかく触っている、毎日電源を入れているという状況が続いていくようにしたいと、そうすればまた、興味をお持ちいただけるテーマが出たときに、触っていただくことに抵抗が無くなります。

えー、ちなみにブラウザーについてですが、えー、ちょっと仕上げに時間を掛けましたので当初の6月予定より1ヶ月ずれ込みまして7月に発売の予定です。まもなく正式なご案内が出来ると思います。

また、ワンセグについてですが、今年の秋ぐらいには売りたいと思っております。まあ、これは秋ぐらいになりますと、日本全国で大体その、えー、地上波のワンセグの放送が全国カバーになりますので、時期的にちょうど良いという判断もございます。えー、価格についてはおって発表したいと思っておりますが、DS Lite、DSとのバランスを考えたときに、「1万円を超える値段はあり得ないんじゃないかな」と、思っています。まぁ、そういう意味では、「DS Liteの半額(税込み8,400円)ぐらいが、ひとつの基準になるのではないかな」というふうに私どもは考えております。

(Touch!Generationsの新作について)
また、Touch!Generationsの継続的投入ということでは、『しゃべる!DSお料理ナビ』というソフトが7月に出ます(正確には7月20日/3,800円)。ま、ごらんいただくとですね(※スクリーンに"肉じゃが"が描かれたパッケージ画像が映し出されている)、もう、ゲームソフトのパッケージではないというふうに思います。
(ここで説明会開始から初めて会場から笑い声が漏れる)

もう、その…、料理本そのもの…ですよね。で、これは台所にゲーム機をおいて使ってもらうというまったく新しいコンセプトです。で、このソフトは作りたい料理と人数を入れると、まあ、材料がどうだとか出してくれて、そして、あの…しゃべって、ガイドしてくれるんですね。まあ、実際料理していると手元見ないと危険ですから、ゲーム機の方を見ている場合ではございませんし、あの、料理本を広げながら料理をされた方々はみなさん経験があると思うんですけど、料理本ってこう…(手を広げながら)…綺麗に開かなくてですね、こう、パターンと閉じたりして、あと、み、水に、えー、濡れた手で本を触ると傷んでしまうとか、いろんな、そういう問題があるんですけれども、このソフトに関しては、目を向けられなくても音声でガイドしてくれる。

それから手がふさがっていても「はい、オッケー」って言えば次のページをめくってくれるというような、そういう、電子化ならではの、えー、形を作ってですね、また、「DSってのはこんな事も出来るんだ」というふうに感じていただきたいと思います。

えー、次に10月に発売を予定しております『日本常識力検定協会監修 今さら人には聞けない 大人の常識力トレーニングDS』…任天堂は、最近長いソフトタイトルが好きだと(会場から大きな笑い声)、言われているんですけれども日本常識力検定協会さんというところの監修で、制作中のソフトで、まあ、私どもはタイトルを決めた時点でものすごく手応えがありました。そして、社内でも「ん。これはイケるんじゃないかな」という声がありましたし、えー、流通さんからもそのように、あの、反応していただいています。

ちなみに、この常識力検定協会さんというのは常識力検定試験というのを年に一回やっておりまして、3級と2級と1級があるんですね。まあ、私も正直申し上げると、常識というものにはちょっと自信がないところもあるんですけれども、このDSに毎日触れていただく習慣のあるうちに、次のTouch!Generationsソフトが次々と出てくる。

(ソフトの複数購入)
こういうもの(Touch!Generationsソフト)が年に3回ないし4回出続けていれば、えー、DSを毎日触ってくださるという習慣をつけた人たちが、DSをしまって、もう触らなくなるということが、起きにくいのではないかと。そうすることで、また、次々と話題が広がっていくのではないかと。そういう意味では、こういう新しいテーマをですね、次々、私どもでは開拓していく必要があるのふうに思っております。

ちなみに、脳トレソフトを発売して、2~3ヶ月後のことだったと思いますが、「たしかに脳のソフトはよく売れる」と、「でも、脳のソフトを買った人は、ほかのソフトは遊んでくれるんだろうか?」という話が…率直に申し上げて我々の社内でも、頻繁に交わされていました。むしろ「脳トレのお客さんは他のソフトは買わないに決まっている」という、先入観に基づいた、えー、決めつけのような意見もありました。

しかし、現実に調べてみますと、実は非常に高い割合でそういうお客さまもゲームを遊んでいるんですね、これ(スライド)はクラブニンテンドーを使って脳を鍛えるシリーズやえいご漬けでDSを始めた人、すなわち、最初にクラブニンテンドーの会員になったときにこれらのソフトを登録した人たち、そういう人たちがその後何を買ったか、というのを調べた中で、たとえばそういうお客様の32%が『どうぶつの森』を買っている。23%が『マリオカートDS』で遊んでいる。14%が『テトリスDS』で遊んでいただいている。そして、まだ発売からわずか2週間しか経っていないですけれども、『Newスーパーマリオ』を、えー、遊んでいただいている方が20%いらっしゃる。

ですから、こういうゲームでDSに触れることがきっかけだった、これで初めて、ひさしぶりにゲームで遊んだという方も、実は決して、従来型ゲームを受け入れないわけではないということです。ですから、従来、「こういうお客様にゲームをしていただくことは不可能なんだ」というある種の先入観と決めつけが、業界の中にございましたが、それは決して正しくなかった。むしろこういうことが、可能であるということをDSは証明できたというように思っています。

ちなみに、別の集計で、12月29日以降『もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』または、『えいご漬け』を購入した際にクラブニンテンドーに入会されたお客様…すなわち、わりと最近…DSが爆発的に普及期に入ってから新しくDSに入ってこられたお客様の、クラブニンテンドーの会員様の、その後のソフト追加登録本数はなんと3.2本なんです。その(最初に購入した)ソフトを入れると4.2本平均持っているということになりますね。

ええ、もちろんTouch!Generationsの複数購入が多いんですけれども、Touch!Generationsだけではなくて、ここ(※スライド)に挙げたようなソフトが続々と入ってきている。で、これはスーパーマリオがまた売れていく過程の中で、平均1本ぐらい上がっていくんじゃないかというふうな手応えがございます。

まあ、こういう状況ですから、まあ、いかに新しくお客さんを取り込むということにゲーム業界全体にとって価値があるか、そして、未来にとって価値があるか、そして、それによっていかにまたさらにポテンシャルが広がるのかということがお分かりいただけるんじゃないかというふうに思います。

(コアゲーマー向けソフトについて)
また、これは昨年から繰り返し申し上げていることなんですが、いわゆるコアゲーマーのみなさんにも満足していただけるような、「ゲームらしいゲーム」「ボリュームたっぷり」あるいは「ある程度難易度が高くて、歯ごたえのあるゲーム」そういうものとTouch!Generationsのようなユーザ層を拡大する様なゲームを、バランスよく出していくことが大事だと私たちは考えています。そして、同時にNintendo Wi-Fi Connectionによるインターネットの活用もこの中に含まれてまいります。

どちらかといいますと、やはり、DSはこれまでユーザ拡大商品が爆発的に普及して、ハードの牽引が成されてまいりましたので、「コアゲーマー向けの"コッテリゲーム"が不足しているんじゃないか」というご意見は常にいただいておりました。任天堂がDSで、例えば『スターフォックス』を作ろうとか、『ゼルダ』を作ろうというのはもちろんこのニーズを満たすためですし、また、ソフトメーカーのみなさんもこういう方向からさまざまなトライを今、されております。

スクウェアエニックスさんの『ファイナルファンタジーIII』は、新しい作品となってDSに8月に登場しますし、さらに、『ファイナルファンタジークリスタルクロニクル』や『ドラゴンクエストモンスター(ズ)』シリーズの新作も、DSに出てまいります。

また、セガさんからは『不思議のダンジョンシリーズ 風来のシレンDS』が登場しますし、ナムコさんからはテイルズ・オブシリーズの最新作、『テイルズ・オブ・ザ・テンペスト』が登場します。

また、バンプレストさんからは、『スーパーロボット大戦DS』が、カプコンさんからは『逆転裁判4』…そして、そのほかにもコーエーさんから『真・三國無双DS』、あるいはコナミさんの『ウイニングイレブン』もWi-Fi対応でDSに登場いたします。

(ポケットモンスター新作について)
そして、今年の秋には日本国内でいよいよポケットモンスター最新作、『ポケットモンスターダイヤモンド』『ポケットモンスターパール』が発売になります。今年の秋発売を予定しておりますけれども、えー、現時点での圧倒的な普及ペースを考えますと、発売までに余裕を持ってDSプラットホームは、1,000万台を超えているのではないかというように思います。

携帯型ゲーム機のソフトとして最高の実績を持つこのシリーズが投入されることで、そこからさらに、年末商戦に向けてさらなる加速をすることを目指したいというふうに思います。

ちなみに、このポケモンダイヤモンドパールの機能的なハイライトですけれども、今までは目の前にいる人とだけ楽しんできた対戦であるとか交換がNintendo Wi-Fi Connectionを通じて、世界に繋がるということがあります。ポケモンダイヤモンド・パールでは、遠く離れた友達と、ボイスチャットで話をしながら対戦や交換が楽しめるようになる予定です。

私たちはNintendo Wi-Fi Connectionの設計を進める上で、いわゆる従来型のオンラインゲームとは一線を画して、「普及の障害となっていたハードルをひとつひとつ徹底的に取り除いていくんだ」ということを目指したことは、すでにみなさまに繰り返しお伝えしてきたとおりですが、ポケモンのような商品がインターネットに繋がって多くのお客様に楽しんでいただけるようにするためには、これはどうしても必要なステップだったと思っています。

任天堂にとってのWi-Fi普及の狙いは、このポケモンを最高の形で世界で爆発させることにあったというふうに言えると思います。誰もが「カンタン」に、そして「あんしん」して使えて、ハラスメントのいらない世界で楽しんでもらえる仕組みがあって、初めてポケモンのようなソフトにボイスチャットを使った対戦や、交換を提案できるのだというふうに私たちは信じております。


--任天堂経営方針説明会 テキスト起こし3 ここまで--

ここまでで、1時間30分のビデオの半分ぐらい、次はいよいよWiiの話題に。
ドラゴンボール的に言うと「もうちょっとだけ続くんじゃ」

任天堂経営方針説明会 テキスト起こし4に続く


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この記事の前後の記事
2006年06月10日:任天堂経営方針説明会 テキスト起こし4
2006年06月09日:任天堂経営方針説明会 テキスト起こし2

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コメント

ディスクシステムだったと思うのですが「編物教室」みたいなゲームソフトがありました。

他にも
●「ワードナの森」……英単語をゲットしていくゲーム)
●「サンタクロースの宝箱」……友人にクリスマスカードを作って送れる。メロディも付けれる。パーティ用に、ビンゴなども入ったゲーム。(ゲームというよりクリスマスカード)
など。
色々と変なゲームが、話題にはなりませんでしたが、かつて発売されてました。
時を越えて、これらの変なジャンルも、メジャーなものになれそうですね。


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