MOTORWORKSというバンドのライブに行ってまいりました

MOTORWORKSは今年1stシングルを出した自称新人バンドなわけだが、メンバーは全然新人じゃなくて脂の乗りきった30代半ばのおっさん(？)ばかりだったりする。で、そのメンバーが自分的にど真ん中ストレートで脳天にデットボールで満塁ホームランな感じなのだ。いや、かなり意味不明だな。

プロデュースとギター、一部楽曲でメインボーカルを努めるのが元SpiralLifeかつSCUDERIA ELECTROの石田小吉改め、石田ショーキチ氏。何を隠そう自分はこの人の楽曲がたまらなく好きなのだ。SpiralLifeを知ったのは3rdアルバムが出る直前なので1995年か。それ以来ずっとファン。

メインボーカルとギターを努めるのが元L-Rの黒沢兄こと黒沢健一氏。L-RもREMEMBERの後、Hello It's meあたりからずーっと聞いているので1994年だから、もう10年になる。1997年で解散しちゃったけど。

あとのふたりはベースはスピッツの田村明浩氏に元modern-grayのホリノブヨシ氏と豪華なメンバーだが正直この二人にはあまり思い入れはなかったり。っていうか、スピッツってバリバリ現役で活動中だけどよくやっていけてるなあ。

10年来ショーキチと健一のファンやってて、それぞれ活動停止状態でなんだかなあと思っていたところで、その二人が同じバンドになるってんで結成のニュースを聞いたときはそりゃもう、あらゆる液体が放出されそうでしたよ。そんでもって今回福岡でもライブをするってんで、初めて彼らを生で見る事にしたわけだ。

開演時間直前に会場に着いたせいで、定員の半分ぐらいと思われるぐらいの人数がすでに行列を作っていて、アイタタ出遅れたなぁとちょい落胆。だけど女性の比率が異常に高かったせいで、平均的な成人男子の身長を持ち合わせていれば、5列目ぐらいに立っていてもステージの床まではっきり見える状態で一安心。

そんでもっていよいよライブスタート！ステージにメンバーがそろったところでショーキチが開口一発目で「コニャニャチワー！」・・・ショーキチ、アンタ最高です。

やっぱり健一の歌はすげえ。いままで抱いていた印象とは違ってかなりライブ映えする人なんだなあと。ショーキんもギターをかき鳴らす指の動きが信じられない状態になっていたり、田村も後半で観客にミネラルウォーターをぶっかけたり大暴れで最高でした。

途中のMCで、福岡まで車を走らせてきたとショーキチ。やるぅ。スタッフと交代で運転したとか。健一には怖くて運転させられないというのはいかにもという感じで会場大爆笑。・・田村は飛行機を使ったようだが。

中盤で来年発売の新曲と、ダウンロード販売でアルバムまるごと買ったらおまけで付いてくる隠し曲を披露。仮タイトルはテーマパークだと。多分発売するときには変わってるだろうけど。新曲も良いけど、ライブでは聞きなじんだ曲でノリノリになりたいなあ。

なんて事を考えていると聞いたことのあるフレーズが。MOTORWORKSの曲ではなくSpiralLifeのDance to god！マージッスカー。ショーキチの目の前のみ妙にノリノリ。各メンバーの追っかけの人たちは事前に立ち位置知っていたわけだ・・。自分の周囲でノリノリなのは自分だけ。うーん。

結局、アンコールとこのセルフカバーを含めてショーキチボーカル曲は3つ。ハコが悪いのかセッティングが悪いのか、それとも別の何かがアレなのか、何ヶ所かでショーキチの声はあまり聞き取れないことがあった。ピーってハウリング起こしたりしてたし、残念。アンコールのコスモゼロではサビで健一とツインボーカルになっていたりCDと違う味わいがあったので良しとしよう。

しかし、なんでスポンサーがコンタクトレンズの洗浄液メーカなんだ？MC中に宣伝をするショーキチが滑稽すぎた。