2015年05月11日

人を選びすぎるゲーム。WiiU「ゼノブレイドクロス」クリア後レビュー


スポンサーリンク

人々がイベントに参加したり旅行したりするたのしいたのしいゴールデンウィーク。
私は、惑星ミラ観光をしておりました。

…というわけで、貴重な連休を完全にひきこもって過ごすという多大な犠牲と引き換えに、「ゼノブレイドクロス」をクリアすることができた。
ゼノブレイドクロスは、Wiiで高い評価を受けた「ゼノブレイド」の続編である。
前作ゼノブレイドは、ゲーム内のプレイ時間表示の上限が99時間59分でありながら、多くの方が100時間以上プレイしているというボリュームたっぷりのRPGだ。
その続編ということで、よせばいいのにさらにボリュームアップを図っている。システムの難解さも上がって説明書の内容量はおそらくWii Uソフト最高レベルだろう。しかも説明書には書かれていない要素が山ほどある。

メインシナリオを重点的にプレイして、なんとか100時間以内にクリアができた。だが、サブクエストが山のように残っていて、さらに有料ダウンロードコンテンツで追加キャラや追加クエストまである。遊びつくすまでにまだまだ相当時間を取られそうだ。

ボリュームの話を見て「うへぇ…」と思った人は手を出さないほうがいい。無限に時間を吸われるので冗談抜きでおすすめできない。本当におすすめできない。
ダチョウ倶楽部のコントにある「やるなよ!絶対やるなよ!」という"実はやってほしい"という含みを持たせた表現ではなく、本当におすすめできない。

だが、「とてつもなく広い荒野を長時間かけて走り続けて、尋常ではない数のクエストを消化して、膨大な数の敵キャラが落とす多すぎる種類のドロップアイテムをかき集めて、数百種類の武器と防具に数百種類の強化パーツを組み合わせて最強の装備を探り、さらにドールというロボットにも同じぐらいの武器と防具と強化パーツがあって、そのうえ主人公以外の操作キャラでも同じカスタマイズをして、少しレベルが上がると使える武器防具が増えるので同じことを繰り返して、説明書を見てもさっぱり理解できないクソ面倒くさい難解なシステムをプレイしながら理解して、新しい大陸にたどり着いたらまた探索して、100時間かけてようやくメインシナリオをクリアしても、未消化の伏線をふんだんに残して変なところで終わってて、そこらへんにラスボスの何倍も強い敵がいてそいつらを倒すにはたぶんあと100時間は必要」というゲームを許せる方には全力でおすすめしたい。

そういう超絶面倒くさい要素を楽しめてシナリオはおまけ程度に考えている人には最高のゲームだ。今すぐ買ってプレイ時間を確保しよう。本体ごと買っても十分元が取れる面白さだ。

メインシナリオに絡むクエストでどこに落ちているかわからないドロップアイテムを要求するなとか、ムービーシーンのカメラワークをプレイヤに任せるのはやめろとか、装備の変更でせめて武器種でフィルタリングさせろとか、オンライン要素が微妙とか、8つのユニオンの所属バランスが完全に崩壊しているとか、食材と間違えたと言って仲間であるタツを食おうとする行為(実際に下ごしらえまでしてしまう行為含む)を10回以上繰り返すリンはただの狂人にしかみえないとか、会話に絡んでこない主人公の存在が空気以下とか、シナリオのアレがソレでナニとか、サブクエストで胸糞わるくなるレベルのクズが出てくるとか、延々と聞き続けるBGMでボーカル入れると耳につくとか、耳といえば獣耳のセリカかわいいとか、セリカ超かわいいとか、セリカ最高かわいいとか、いろいろ言いたいことはあるが、「連休中ひきこもってゲームばっかりするのは嫌だけど、ちょっとだけ遊んでおくかと思って電源入れたら地球時間で3日経っていた」という現象が発生したという事実から考えても、ちょっとした不満点はぶっ飛ばすぐらいの面白さであることは理解してもらえるかと思う。

冒頭で「惑星ミラ観光」と書いたように、フィールドを歩き回るのが最高に楽しい。
目に見える地形はすべて到達可能なエリアで遠くに見える高い山も、上空に浮かぶ浮遊した大地も、水平線のかなたにかすむ島もいずれ足を踏み入れることができる。楽しい。
ドールを手に入れてからは到達可能なエリアが増えるが、入手までに20~30時間ぐらいはかかる。だが、足だけで相当な広さを探索できる。それが楽しい。
最終的にドールに飛行ユニットを付けられるようになればどこにでも高速で飛んでいけて世界が多少狭くなってしまうが、それもまた良い。最高に楽しい。
レベル的にギリギリの敵を工夫して倒すのもエキサイティングするし、低レベルの敵を蹂躙するのも愉快だ。敵をよけながら落ちているアイテムを拾い続けるのも面白い。うっかりレベルが30ぐらい上の化け物に蹂躙されるのもそれはそれでいい。大したペナルティもなくすぐに復活できるから楽だ。
歩き回りすぎて「あー、ここ後でなんかイベントあるんだろうなー」という特徴的な地形を見つけて、案の定、あとのメインシナリオでそこにたどり着くのもうれしい。散々歩き回って、このあたりのエリアはだいたい見たと思ったのに、見落としていた洞窟にクエストがらみで再訪問したときに気づかされるとまだ新しい場所があるんだと心が躍る。
迷子になったらゲームパッドで好きな場所に瞬間移動できるのは快適だし、あえて迷子のまま地図も見ずに目的地まで1時間ぐらい強敵におびえながらうろうろ探索し続けるのもワクワクする。
シナリオは前作で高まった期待感と比較するとそれ以下ではあったが、ツボを押さえたアツい展開はふんだんに盛り込んであって、そういうシーンになると興奮する。

これはゲームというより"異世界旅行"なのかもしれない。
触れるものすべてが楽しいのはそういうことなのだろう。
若干の遊びににくさや不親切さは"異世界だから"と思って納得するのもいいかもしれない。
まあ、それでもいくつかの不満点についてはちょっと手を加えればぐっと良くなりそうな部分があるので、アップデートで解消されることを期待しているが。

繰り返しになるが、プレイ時間はひたすら長いし、不親切な部分も多いし、はっきりいって万人におすすめしない。だが、それでも買う人に一つアドバイスしたい。
「説明書を読め」と。

プレイ前は理解できないので流し読みでいい。個々の内容が簡潔なくせにページ数が膨大なので、頭に内容が入ってこないと思うが、1章終わるごとに再読するとその都度新しい発見がある。
説明書を読むことで遊びにくさは半減するはずだ。
説明書はHOMEボタンを押すか、こちらのpdfで見られる。

…と、以上の文章を書いてせっかくだから記事に添えるスクリーンショットでも撮るかと、Wii Uを起動したら普通に遊び始めてしまって10時間経っていたし、満足のいくスクリーンショットが撮れてないので結局写真なしで掲載することにした。画面写真は公式サイトを見てください。

ロード時間の短いダウンロード版のほうがおすすめ。
ダウンロード版はeShopで直接買うより、amazonで買うほうが安い。


スポンサーリンク
関連記事


この記事の前後の記事
2015年05月12日:"Splatoon完成披露試射会"で見せた任天堂の新しい広告戦略
2015年04月24日:Kindle PaperwhiteとKindle Voyageを同時に購入して、Paperwhiteを返品することにした

最新記事
2017年08月31日:会場を借りて誕生日パーティを開いた
2017年07月07日:私はキンプラに殺された
2017年06月30日:任天堂株主総会レポート2017
2017年06月20日:「映画 山田孝之3D」はとんでもない映画だった
2017年05月25日:ARMSはSplatoonの背中に追いつけるか?
2017年04月14日:amazonの検索結果からボッタクリ価格業者を消す方法
2017年03月29日:1-2-Switchは最高のパーティゲーム
2017年03月04日:Switch発売に寄せて
2017年02月14日:ニンテンドーSwitchと一緒に買っておきたいもの
2017年01月20日:IMAX版「君の名は。」は2倍泣ける



- N-Styles -