2012年08月11日

レビュー:New スーパーマリオブラザーズ2


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今作は、2006年発売のニンテンドーDS版「New スーパーマリオブラザーズ」、2009年発売のWii版「New スーパーマリオブラザーズWii」に続く、新生2Dマリオシリーズの第三作である。

New スーパーマリオブラザーズ 2

DS版Newマリオは、14年ぶりの新作2Dマリオとして、個性と懐かしさを兼ね備えたビジュアルで強烈な印象を与えた。
それに続くWii版は、多くの仕掛けを追加し、さらに最大4人の同時プレイを搭載してプレイヤを驚かせた。

じゃんじゃんコインが出ててきて、最終的に100万枚のコインを集めるというクッパを倒す以外の目標が設定されたことが目を引くものの、全2作と比べると地味な印象は拭えない。しかも、前年の年末商戦に同じ3DSでスーパーマリオ3Dランドを発売したばかり、さらに年末にはWii U版「New スーパーマリオブラザーズU」を控えている。

今作ならではの要素はそれほど強いインパクトがなく、教科書的な2Dマリオという印象が強く、マンネリ感が漂っているため、マリオシリーズを欠かさず購入しているヘビーユーザにとってはマイナス要素が多く感じられる。ただ、つまらないということはなく、マリオの面白さは網羅している感じ。アンケートを取ったら平均点は非常に高いが、100点を付ける人は少ないゲームだといえそう。

一方で、2Dマリオの面白さのエッセンスを余すところなく盛り込み、無駄な要素をそぎ落とし、そこそこの難易度と初心者救済措置を兼ね備えた今作は、マリオ初心者やニンテンドー3DSを購入したばかりの人に全力でおすすめしたい作品に仕上がっている。

例えるなら、情報誌で店主が新作メニューを熱く語るようなラーメン屋ではなく、地元民が足繁く通う昭和期に創業した老舗ラーメン屋のような感じ。

そんなオーソドックスな作りの中で、コインラッシュモードが非常にアツい。

「ランダムで選ばれた3コースを連続プレイしてなるべく多くコインを稼ぐ」というシンプルなモードだが、すれちがい通信と連動することで、他のプレイヤが挑戦したコースでコイン数を競う要素があり、それで挑戦するモチベーションが高められている。

本編ではスターコインや隠しゴールの一部がノーヒント過ぎて残念な印象があるものの、コインラッシュモードで再挑戦すると、それぞれのコースデザインが絶妙で、繰り返しプレイに耐えられる作りとなっていることがよく分かる。
強制スクロールや後半のステージなど、コインラッシュモードと相性の悪いステージはあるが、特に分岐の多いステージでは獲得コイン数を最適化しようとすると、何十回とプレイしてマリオの走行ルートを探っていく必要があり、かなり深く楽しめる。むしろこちらが本編ではないかと思うほど。
コインラッシュモードではタイムが本編より短く設定されているが、ステージによっては、ジャスト0秒ゴールになるまでコイン獲得数を最適化することになる。熱い。

今後コインラッシュモード専用ステージが有料配信されるということで非常に楽しみだが、いつ配信されるのだろうか?

このゲームはすれちがい通信を満喫するためにもパッケージ版ではなく、ダウンロード版で購入して欲しい。パッケージ版のほうが断然安いんだけどね…。


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