2008年12月22日

過去25年間の任天堂発売タイトル数


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よく似た名前のお笑いコンビがM-1グランプリで優勝して、なぜかおめでとうといわれまくったけど、優勝したNON STYLEさんとは無関係なN-Stylesです。M-1は2001年に第1回大会が開催されて以来、今回で第8回と着実に歴史を積み重ねているが、任天堂は1983年にファミリーコンピュータ、通称ファミコンを発売して以来、25年間ゲームを発売し続けている(無理矢理な前ふり)

というわけで、25年間に任天堂から発売されたタイトル数を月別に集計してみた。

1983-2008_01.png

ポケットモンスターシリーズは株式会社ポケモンから発売されているが、今回は任天堂発売扱いとした。また、ファミコンミニシリーズや旅の指さし会話帳DSシリーズなど、同時に大量に発売されたタイトルは便宜上1本扱いとした。サテラビューと64DDは無かったことにした。解釈の違いで数本の誤差があると思うが、大目に見て欲しい。

現在、11月12月は年末商戦といわれ、多くの主力タイトルが発売されているが、1997年頃まではそれほど重要視されていなかったようだ。2ヶ月で1本しか発売していない年も多い。1998年11月21日発売のNINTENDO64ソフト「ゼルダの伝説 時のオカリナ」は典型的な年末商戦向けタイトルといえるが、このころから年末商戦が活気づくようになったように思える。

7月は夏休み商戦で比較的多くタイトルが出ているが、以前はそれほど多くのタイトルがリリースされていない。2006年の7月が突出しているがこれは、ゲームボーイアドバンスのbit generationsが7本リリースされたときのもの。1本扱いにするなら、この月はマイナス6本になる。

年末や夏と比べると、1,2月や5月は寂しい。年末商戦の約半分しかリリースされていない。1986年2月だけ7本と多めだが、これはファミリーコンピュータディスクシステムの同時発売ソフトがあるため。それ以外の年はほとんどが1,2本ずつしか発売されていない。

右側のグラフは年ごとの発売タイトル数になるが、これを機種別に色分けしてみた。

1983-2008_02.png

これを見るとゲーム機の移り変わりがよく分かる。

スーパーファミコンはNINTEND64発売後に大きくタイトル数をのばしているが、これはNINTENDO POWER(書き換え)専用ソフトがあるため。それに比べると、NINTENDO64→ゲームキューブ→Wiiの移り変わりは非常にあっさりとしている。ゲームボーイ/ゲームボーイカラーからゲームボーイアドバンスへの切り替えも素早い。

ただ、ゲームボーイアドバンスはニンテンドーDSが2004年末に発売されてからも、2005年に多数のソフトをリリースしている。2006年も前述のbit generations7本+他4本の11本もリリースしている。ゲームボーイアドバンスの普及台数が多く、十分な需要があったのと、ソフト開発時点ではニンテンドーDSが成功するかどうか判断出来ておらず、すぐに切り替えが出来なかったためではないだろうか。

年々発売タイトル数を増やしてきた任天堂だが、去年と今年は少しずつ数を減らしている。しかし、この表とグラフには入れていないWiiウェアやニンテンドーDSiウェアなどのダウンロード専用ソフトをくわえると、大幅にソフト数を増やしてきている。バーチャルコンソールソフトまで含めると膨大な数になる。

今後、パッケージソフトウェアは次第に縮小していき、ダウロードソフトウェアやオンラインサービスの比重が増えていくのではないだろうか。

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コメント

> スーパーファミコンはNINTEND64発売後に大きくタイトル数をのばしているが、これはサテラビュー専用ソフトがあるため。

サテラビューではなくてニンテンドーパワーですよ

ご指摘ありがとうございます。
訂正しました。

>すぐに切り替えが出来なかったためではないだろうか。

DSが出たときは
・DSは3本目の柱
・GBが無くなるわけでない

ってインタビューで言ってましたね。

>>サテラビューと64DDは無かったことにした。
ヴァーチャルボーイも無かった機種に入れてください(笑)


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