2006年01月10日

2006年のニンテンドーDSを予想する


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2006年のニンテンドーDSに関する15の予想を立ててみた。きっと大外れするだろうか、それなりに根拠をもって予想している。

予想:
ニンテンドーDSの供給体制は告知通り1月中に改善され、(1)2月には正常に入手できるようになる。年末に発売された「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」は前作ほど長期間売れ続けることはないが、(2)2006年末までの販売本数は100万本を超える。年末商戦の爆発力を失いつつも、順調に売れ続け、(3)ニンテンドーDS本体の国内販売台数は2006年初秋に1,000万台を突破する。
その後、売り上げは平行線を辿り(4)2006年末での国内販売台数は1300万台。この時点での(5)ソフト装着率(ソフト/ハード比)は3程度、ソフトの国内累計販売本数は3,500万本を突破する。また、(6)全世界での本体販売台数は2800万台(7)ソフト販売本数は8000万本となる。

ソフト面では続編や任天堂ブランド以外でのヒットが出るようになり、(8)サードパーティ製の新作ソフトで100万本を超える大ヒットが生まれる。キラータイトルであるポケットモンスターダイヤモンド/パールは2006年中の発売には至らず、(9)2007年冬に延期される。その影響でハードの販売数はやや鈍化し、(10)12月に単月販売台数は年間最高となるが、120万台程度。2005年の年末商戦には及ばない。ポケモン不在の(11)ニンテンドーDSで年間最大のヒット作は1月の時点では未発表のタイトルになる。
Wi-Fiコネクションはやや低迷。(12)対応ソフトの販売数に対する接続ユーザ数は10%程度にとどまる(13)店頭でのUSBコネクタ販売は行われず(14)Wi-Fiステーションの設置店舗数はほぼ横ばいであまり増加しない
ニンテンドーDSとは別ラインで開発中と言われている、(15)ゲームボーイアドバンスの後継機について2006年中に正式な発表は行われない

解説:
まず、比較的近い時期で結果が出ることになると思うが、予告通りに本体の供給体制が改善されるだろう。これは、海外出荷分を国内に集め、国内の供給体制改善に注力するため、1月中には需要がほぼみたされると考えたからだ。航空便を使って供給体制を整えると発表されたが、それは増産ではなく後の生産分を前借りしている過ぎない。つまり、任天堂自身、需要が次第に鈍化すると予想している。また、1月末の「えいご漬け」は"教授"ほどは本体の需要を呼び起こさないと思われる。このソフトが化ければまたハードが手に入らない状況が起こりえるが、どうもそのイメージはわかない。一方で「もっと大人のDSトレーニング」は脅威のスタートダッシュを記録しており、いずれは100万本に到達する可能性が高そうだ。前作とのセット販売も追い風になるにちがいない。

以前の発表ではニンテンドーDSの生産はピーク時に月産200万台だとしている。発売から1年強経過した段階で世界販売1300万台。在庫分や発売日前の生産分を考えると、おおよそ月産100万台程度のペースでの生産を行っていることになる。しかし、2005年末の国内での異常な需要は予想できなかったとはいえ、その後のフォローに約1ヶ月を要している。おそらくはピークに近い生産台数で年末商戦に望み、これ以上増産できないためだ。今後もこのような事態が起こると予想すると、いずれは生産台数を増やすようにするべきだ。しかし、ピーク生産台数を増やすには多額の設備投資が必要となり、リスクが高く、準備に時間がかかる。最終的には生産台数を増やすようになると思われるが、少なくとも2006年前半は最大月産200万台のペースを維持するものと思われる。また、昨年末時点での国内販売は500万台強。1300万の世界販売に対して国内販売が占める割合は約4割。国内での最大出荷は1ヶ月あたり80万台が限界と見られる。つまり、12月に週間60万台を超える販売台数を記録した日本国内で品不足になることは火を見るよりも明らかだったのだ。

販売台数に対する予想は比較的楽観視している。実際はこの予想を下回る可能性のほうがが高いのではないだろうか?過去にさかのぼって考えると、ゲーム機の販売台数にはいくつかの壁がある。どんなハードでも出せばヘビーゲーマーにある程度の台数はとりあえず売れる。そして、そこそこヒットすればライトユーザ層も含めてある程度広まり、500万台程度は売れる。さらに1000万台を売ろうとすれば、無関心層にも訴求する何かが必要だ。その何かの一つが「教授」であることは間違いないが、続くものがなければ1000万の壁は越えられない。それに、最悪のタイミングでの品切れもあった。年末商戦での「出せば売れる」という状態がいつまで続くのか、第2第3の「教授」が出てくるのか…。ポケモンがリリースされれば1000万台を突破することは容易い。しかし、あえてポケモン不在での1300万台を予想した。ニンテンドーDSにはその力がある。月間で平均50万台を売り続け、10月頃には1000万台に到達するだろう。

ソフト装着率
この図は2005年3月31日時点での任天堂のハードおよびソフトの販売台数を元にしたものである。数字は任天堂の発表によるものだ。販売台数の単位は「万台」

ここから読み取れるのは据え置きハードでの圧倒的な装着率だ。海外でのゲームキューブソフト装着率は「9」。1台の本体に対して9本のソフトが売れていることになる。これが高い利益率を生み出し、一般的に負けハードと言われているゲームキューブで任天堂が大きな黒字をあげている理由だ。
一方で携帯ゲーム機のソフト装着率は比較的少なく、約4となっている。この数字の原因はいくつか考えられる。まず、ハードが壊れやすいこと。任天堂の据え置きゲーム機はその次の世代が出たあとでも何年も遊べるのが普通だ。だが、携帯ゲーム機だとそうはいかない。うっかり破損してしまうことがある。
また、家族で複数のハードを所有することも珍しくない。そうすればソフトを共有することで装着率は下がる。さらに、大ヒット作の数が不足していることも一つの理由だろう。2005年末の時点で、ゲームボーイアドバンスで100万本を超えているタイトルはポケットモンスターシリーズしかない。そのポケモン専用機と化したゲームボーイアドバンスがたくさん存在すれば当然装着率が低下する。子供一人にゲームボーイアドバンスとポケモンが与えられ、他のソフトは兄弟で交互に遊ぶという家庭も多いだろう。
これは据え置きゲーム機とも共通することだが中古ゲームショップの存在も装着率を下げる要因となる。装着率は市場に出回った本数で計算するものだから、市場の中で循環しているソフトは何人の手に渡っても1本としてしか数えられないためだ。

ニンテンドーDSも過去の携帯ゲーム機と同じような装着率になってしまうのか?
上図の段階では装着率は1.8であるが、2005年末には─これは推定だが─2.1~2.3程度に上昇している。おそらくは今後も上昇し続ける。理由はいくつかある。まず、ヒット作が複数存在することだ。ポケモンを同時に発売されるソフトの色違いごとに区別しなければ、ゲームボーイアドバンスのミリオンタイトルはたったの3つだ。それに対してニンテンドーDSではすでに4タイトルがミリオン。さらにミリオンに手が届きそうなタイトルが複数ある。これらのヒットタイトルを次々に購入するユーザーは少なくないだろう。ほっといても装着率は上がる。
さらに、重厚長大のこってりとしたRPGであるポケモンに対して、ニンテンドーDSのヒット作はすべて手軽に遊べるゲームだ。「教授」目的でDSを買ったユーザーはそのソフト自体に満足はするが、同時に物足りなさも感じるだろう。どうがんばっても教授を1時間以上連続プレイするのは困難だ。次のソフトが欲しくなる。また、ミリオンを記録したタイトルに共通することだが、セーブデータが重要になるようなゲームデザインになっている。教授では毎日の記録が複数のグラフで記録される。nintendogsでは愛犬が、どうぶつの森では自分の村がその小さなカードに宿る。おそらく他のタイトルよりも中古流通数が少ないのではないだろうか?

そのあたりを考えるとニンテンドーDSのソフト装着率高くなりそうではある。しかし、ハードの売れ行きが伸びている段階では装着率は上昇しづらい。そのあたりを加味して2006年末の装着率は3前後になると予想した。

また、ヒットする作品は新作タイトルに集中する傾向が続くと思われる。個人的にはファイナルファンタジーIIIなどの過去の名作も売れて欲しいのだが、ニンテンドーDS自体が革新的であるが故に、移植や続編ではどうしても拭いきれない違和感がつきまとい、100万本を超えるような突き抜けたソフトにはなりえないのではないだろうか。逆に新作こそが売れるのがニンテンドーDS市場だろう。一昔前なら誰も買わないような変なソフトが100万本以上売れる市場であることを任天堂自身が2005年に証明した。革新的なソフトに対するアレルギーはなくなったと見て良いだろう。おそらく2006年にはサードパーティも教授に続く大ヒットを出す。出して欲しい。そして、そのようなタイトルの中から2006年最大のヒットが出ると願っている。

さて、ある意味ニンテンドーDSのコンセプトと対極にあるポケットモンスターは2006年中に出るのか?
答えはNO。理由の一つは開発の難航が予想されるため。当然Wi-Fiコネクション対応で開発を進めなくてはいけない。また、デュアルスロットでのゲームボーイアドバンスソフトとの連動も必要となる。このギミックは「不思議のダンジョン」でソフトの交換という最悪の結果をもたらした犯人である。当然開発、デバッグは慎重に行う必要がある。それ以上に、政治的な理由で発売が延期されるのではないかと見ている。それは2006年にポケモンの助けが必要ではないということ、それと2006年にポケモンが出ては困るということだ。

単純な勝ち負けがあるわけではないが、2005年末の年末商戦で、ポケモン不在のままで携帯ゲーム機戦争は決着が付いたとみるのが妥当だ。もちろんこれには異論があると思うが、ここまではっきりと数字に出ると任天堂が携帯ゲーム機戦争を制したと考えたほうが順当だ。ポケモンは、少なくとも本体が発売されてしばらくの間はニンテンドーDSの最大の武器だった。しかし、その武器を使わないまま勝負を決してしまったのである。ポケモンはいつ発売しても確実に売れるタイトルだが、2006年中に発売することでメリットがあるだろうか?ハードはポケモンなしでも売れる、ハード所有者はポケモン以外のソフトを買ってくれる。だから2006年中にポケモンを出す必要はない。

そして何より、2006年は出来る限りレボリューションに注力したい。これだけのビックタイトルとなると売れる売れないにかかわらず任天堂はさまざまな面で莫大なエネルギーを注がなくてはいけない。レボリューションを売り出したい時期にポケモンを出すのは厳しいだろう。それに新ハードでのポケモンの登場という話題性がレボリューションがかすんでしまうかもしれない。
どうせならレボリューションのプロモーションの一環としてポケモンを利用すべきだろう。本体と同時期に連動する仕組みを備えて発売されればベストだが、最初からポケモン色に染まるのは避けたいと考えている可能性が高い。ポケモンは2007年初頭に発売されると予想する。

ポケモン不在の年末商戦は据え置き型の次世代ハードたちに押され、携帯ゲーム機市場自体がやや圧迫される形になると予想している。よほどのことがない限り2005年のように店頭から本体が消えるような大混乱はおこらないだろう。

Wi-Fiコネクションは非常に素晴らしい。面倒なユーザ登録や暗号のような文字列の入力の必要もなく、シングルプレイとほぼ同じ感覚で接続することが出来る。しかし、いくらカンタンであっても、やはり無線環境を整えるのは難しい。あくまでおまけ的な存在として展開されていくのではないだろうか。店頭での接続も立ったままプレイするのはやはり無理がある。お試し版としての位置づけのなのだろうが、店側の負担も考えるとWi-Fiステーションもあまり増加しないのではないだろうか。

最後にゲームボーイアドバンスの後継機だが、これだけニンテンドーDSが成功していればブラフ目的であっても見せる必要はないだろう。おそらくは時折噂が流れる程度で、任天堂から公式に発表がなされることはいっさい無いだろう。


2005年の1月の段階では年末商戦でニンテンドーDSが品切れになるほど売れ、発表すらされていなかった異質なソフトが飛ぶように売れる事態などまったく予想していなかった。きっと、今回の予想もまったく想像も付かない形で外れていくのだろう。的中率は低いはずだ。まあ、それはそれで面白いだろう。

─次はレボリューションを予想する予定。難しいよなあ…。


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2006年01月22日:2006年のレボリューションを予想する
2006年01月06日:ニンテンドーDS、世界販売台数10,000,000台突破

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コメント

あれっくすさんのDSの予想、とても楽しく読ませてもらいました。僕はこういうゲームに関する読み物が大好きなので、レボの予想も楽しみにしておきますね。
ところで一つ聞きたいのですが、ポケモンの発売時期の予想の中で「政治的思惑」によって発売が来年になるとありましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか?株価とかの関係ですか?

今年はやはり、サードパーティーからDSのヒット商品が生まれて欲しいです。
できればシリーズものではないものが…。

バテン2の売れ行きが気になります。前作は、戦闘システムやストーリーは素晴らしかったものの、グラフィックやカードなどによって、食わず嫌いを起こした方もいると思うので…

初代FFのプロデューサーが今年のキラータイトルを作ってるみたいです(私は買わないけど…)
マリオブロスの新作は年末ですかねぇ?なんかマリオカートと比べるとキャラが粗いのが心配…
あとワリオランドとスタフィーも出るみたいです
ポケモンは3Dなってたら嫌だな

文章読みにくかったですね
政治的配慮はレボリューションとのバッティング回避ということです

本文には書いていませんが、ポケモンなしでこれぐらい好調であれば
ポケモンを来期に回して収益を分散するような配慮もなされるでしょうね

個人的な意見だけど、DSのポケモンは大して売れない様な気がする。そりゃ初めて初代ポケモンをやった時は色々衝撃を受けたけど、戦闘は単純な殴り合いだし、弱点をつけば必ず敵を倒せるし。なんかジャンケンみたいだ。続編が出てもせいぜいポケモンの種類と技が増えるだけで目新しさは殆ど無い。僕のまわりの人も、ルビサファであの戦闘にはもう飽きたと言ってる人が何人かいる。とにかく、次の作品で何か大きな変化が無いと昔の様な大ヒットは難しいんじゃないかと思います。ポケモンファンのみなさん、気を悪くしたらごめんなさい。まぁ、僕もポケモンは嫌いじゃ無いですよ。

ファミ探の最新作なんて、出ないですかねぇ…
DSとの相性は悪くないと思うのですが。

過去のBGMを収録したサントラ同梱の限定版とか出してくれたりしたら(妄想)…結構話題になりそうな気がします。ごく一部で。

ポケモンですけど、まったく別の方向から考えると、夏恒例のアニメ映画用プレゼントデータ(幻のポケモン)を使い果たしているので、タイアップとして、やはり夏までに新作が出る、ということはないですかね?
もっとも、映画のタイトルからして「ポケモンレンジャー」の方になにか仕掛けをつける、という可能性も十分ありますが・・・。

ポケモンDSは売れないワケがないですよ。
例えばアジア・北南米・欧州とで独自のモンスターを入れて、
さらにWi-fiとすれ違い通信とWi-fiステーションや
イベントでのデータ配信等を考えただけでも
ポケモンを求めて友達同士で情報交換をしたり
あちこちと駆け回ってポケモンを集める子供達の絵が浮かびます。
すれ違い通信やWi-fiステーションでの交換時に
ぶつ森同様メッセージなんかを持たせたりしても面白いでしょう。
ただ、こうなるとデバックがスゲー大変。
最悪データが入ったカードリッジの交換なんて事に
ならないように、ソレだけは気をつけなきゃって感じです w。

中々興味深い予想ですね。
自分は2005年はNDSを普及させるために任天堂が頑張った年でした。
なので2006年はその土台でサードに頑張ってもらう年だと思ってます。
このまま2006年にポケモンを出してまた任天堂ソフトだけが売れる状態になれば
GCの二の舞になる可能性も大きいですからね。
出せるけど敢えて出さないが新作ポケモンだと思います。
伝家の宝刀をいつ斬るか、任天堂も辛いでしょうね。

Wi-Fiステーションですが、今後もタイトルが増えるようなら
大型店、複合店に限り増やしていく可能性は高いと思います。
休日Wi-Fiステーションの前に行くとそこに子供を置いて買い物に行く親子連れを何組も見ました。
子供にとって日用品の買い物なんて退屈なだけですからね。

ポケモンDSはテッパンですよね。
このソフトは子供にはホントに強いです。
ルビー・サファイヤのときも、もう飽きられてるから売れないの声かありましたけど、
フタを開ければ売れに売れて、リメイクのファイヤレッド・リーフグリーンも売れて…。
ポケモンは自分以外に遊んでる人がいることが、その真骨頂だと思うので、友人と遊ぶ機会が多くて、野外でも遊んで…という子供たちにとってら、最適の遊び道具なのでしょう。
コロコロのタイアップやメディアミックスも欠かせない要素です。

自分には、合いませんでしたが。
なにより、次から次へとレベル上げがめんどいんです(笑
ほんと、育成ものは自分に合わないなあ

英語漬けを発売日前入手しちゃったんですがなかなかの実用性と面白さがあってビックリ☆
これも大ヒットするんじゃないですか? 大ヒットしたらTOEICの平均点が大幅に上がりそう…(^_^;)

NintendoDSlightが発売するみたいですね!
アレックスさんの予想はいきなり外れてしまいましたが、大体の予想は当たりそうですね

↑言葉足らずでしたね
NDSの生産が追い付かなかったこと、1月下旬には供給を増やすというのは、NDSLの生産をしていたためだったみたいです
いい意味で予想を裏切ってくれました

いいですねー。Liteほしいですね

チラシを見て買いにいったら仕入れているのはたった4台またしても買えなかった

誰かDSどこにあるか教えて

新型機の春発売は素人?な自分でも予想してたのに触れられてなくて残念。

この前秋葉に結構売ってましたよ~少しカイゾクバンっぽかったけれど…~

おたく

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