2006年01月22日

2006年のレボリューションを予想する


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前回の2006年のニンテンドーDSに関する15の予想に続いて、レボリューションについても20の予想を立ててみた。DSの予想以上にあたらないとは思うが、価格ぐらいは当たって欲しいなあ。

予想:
任天堂の新型ゲーム機レボリューション(※開発コードネーム)は2006年3月下旬にカリフォルニアで開催される(1)GAME DEVELOPERS CONFERENCE(GDC)2006で細かい仕様が公表されるが、(2)名称はコードネームのままで正式名称の発表はない

その後、5月に開催されるエレクトロニックエンターテインメントエキスポ(E3)の(3)プレカンファレンスで発売日、価格、正式名称が発表される。その名称は(4)"NINTENDO"と日本人にもなじみの深い英単語を1つもしくは2つ組み合わせたものになる
(5)国内発売日は11月中旬(6)北米が先行し11月上旬となる(7)価格は149.95ドル。日本での価格はプレカンファレンスでは発表されず、後の国内向け記者会見での発表となり、(8)19,800円と発表される(9)ソフトの中心価格は49.99ドル(10)6800円

日本国内ではE3後に都内で記者向けの発表会を行い、国内向けサービスとして(11)ポータルサイトとの提携が発表される
また、(12)一般ユーザ向けの体験会少なくとも全国6ヶ所以上での実施が発表される(13)開催期間は7月~8月

発売日が近づくと(14)都内でゲームとは本来無関係な企業とのコラボレーションイベントが複数開催される

同時発売タイトルは(15)任天堂が4作品(16)サードパーティが5作品となる
任天堂の同時発売タイトルは(17)メイドインワリオ(18)マリオが主人公のアクションゲーム(19)新作2本。新作のうち1本は定価が安めに設定されている(20)マリオ新作はマリオ64とはかけ離れた内容の異色作となる


解説:
本当は過去のソフトがプレイできる"バーチャルコンソール"の価格設定や、もう少し具体的なソフト、未公開の仕様についても予想していたのだが長くなりそうなのでこのような予想になった。

さて、レボリューションに関する具体的な予想を行う前に、まず、レボリューションを任天堂がどういう意図でリリースするのかを理解する必要がある。ここを読み違えると予想が大幅に狂ってしまう。

そこでまず、自分なりにレボリューションの任天堂における位置づけを考えてみる。
とりあえず今までの発表で以下のことが判明している。

・据え置き型ハードである
・2006年中に発売される予定である
同時期に発売される他のハードと比べ、演算能力、グラフィック性能が低い
ゲームキューブと互換性を持つ
・過去の任天堂ハードのソフトをダウンロードして遊ぶことが出来る
無線LAN機能を搭載し、ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応する
コントローラは非常に特徴的である
・供給メディアはDVDを元にした12cmディスクである
他のDVD系メディアを使用したゲーム機とは異なり、単体ではDVDビデオを再生できない(オプションで対応予定)

続いて、ニンテンドーDSの特徴を列挙してみる

・携帯ゲーム機である
・2画面を搭載している
同時期に発売される他のハードと比べ、演算能力、グラフィック性能が低い
ゲームボーイアドバンスと互換性を持つ
無線LAN機能を搭載し、ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応する
操作体系が非常に特徴的である
PSPとは異なり、単体ではビデオを再生できない(プレイやんで対応)

据え置きハードであることを除けば非常に似通っている。
恣意的に似た特徴を列挙したわけでも、偶然似ているわけでもなく、任天堂がニンテンドーDSとレボリューションを同じ思想で作り上げていることは間違いない。レボリューションのことを考えるのであれば、ニンテンドーDSがどのような道を辿ってきたかを振り返るのが一番良さそうだ。

ニンテンドーDSの発売から1年と少し経過した。1年で本体の国内販売台数が500万台超、ミリオンセラーが4本、本体の品切れで中古価格が新品の2倍になるという異常事態が発生することを発売前に予想している人は居なかった。むしろ、同時期に発売されたプレイステーションポータブル(PSP)を優勢と見る見方が多かったようだ。結果論ではあるが、その理由は推測できる。「ゲーム機の売れ行きに興味を持つようなマニア層をターゲットにしていなかった」…これが誰も大躍進を予想できなかった理由だろう。

少々話が横道にそれてしまうが、2004年に野村総研がオタク人口を推測した。その推測の中で、家庭用ゲームオタクの人口は57万人だった。この推測の信憑性については少々疑問視すべき点もあるだろうし、どこで線引きをするかが難しいところだが大幅に外れた数字ではないだろう。いわゆる硬派で難易度の高いゲーマー向けのゲームはどんなにがんばっても30万本を超えることが難しいことはこの数字からもうかがい知れる。オタク層の半分に該当する人数に購入させるのはなかなか難しいものだ。調査方法がそれぞれの分野で異なるので単純な比較は出来ないが、この資料を見るとコミック分野の方がオタクが多い。漫画のキャラを使ったゲームが多く、作品によってはそこそこ売れているのも納得がいく。

オタクがせいぜい60万人しか居ない市場に対してソフトを出すにあたって、より複雑に、より綺麗に、よりボリュームを…という考え方ではさらにコアなファンにしか受け入れられなくなる。100万本を超えるヒットを出すには考え方を切り替えなくてはいけない。ゲーム機は持っているけど、たまにしか遊ばない。そういうライトユーザ層への訴求が必要となる。

一時期は一般ウケの良いCMを作ればそれなりにライトユーザの興味を引くことが出来たが、現在ではそう上手く事が運ばなくなっている。有名タレントやスポーツ選手に多額の出演料を支払ってプロモーションを打って出てもヒットしない時代になってしまった。

原因はいくつか考えられるが、ライトユーザ層がゲームそのものに関心を失ってきている事が一番大きいのではないだろうか。「テレビゲーム市場自体が縮小化傾向にある」これはニンテンドーDSに関する会見などで任天堂の岩田社長が繰り返し発言している内容だ。実際そのような傾向があるのだろう。ゲーム自体に興味を失っている人たちに、どんなに良質なゲームを提供したところで、そのゲームが以前のものと大して変わらないものであれば振り返ってはくれないのである。

ここで例え話をしてみよう。
非常に美味しいパンを焼く老舗のパン屋がある。そこそこ常連客はいるのだが、常に定番のパンばかりを焼いていると次第に客足が遠のいてしまう。新商品のパンを店先に並べると客も戻ってくるが、しばらくするとまた客は減ってしまう。そうこうしている間に、いくら新商品を開発しても客が増えなくなってしまった。みんなパン自体に飽きてしまったのだ。店主は悩んだ。どうすればお客さんが来てくれるのだろう?ある日、店主はちょっと変わったパンを作り、チラシにこう書いた「肌が綺麗になるパン」と。そのチラシを見た常連客は怪訝そうな顔で「こんなの売れないよ」と店主の事を馬鹿にしたが、次の日には焼くのが間に合わないほどに客が押し寄せてきた。その日、訪れた客の大半は普段パンを食べない初めての客だった。

パン屋はゲームメーカー、パンはゲームソフト、常連客はゲームマニア、肌が綺麗になるパンはニンテンドーDSのミリオンセラーソフトと考えていただきたい。

パンに興味を持たなくなった人たちにパンを売るにはプラスアルファが必要になる。スーパーの店頭で、例えば農産物に「×××(番組名)で紹介されました!×××に効果があると言われています。」と書かれたポップをよく見かける。そういう農産物を買う人たちは、農産物のおいしさよりもその農産物から得られるイメージを買っているのだ。その農産物をもともと好んでいた人たちを産地間で奪い合ったりするよりも、健康志向を持っている人たちをターゲットにした方が桁違いに市場が広がるのである。

これと同じ戦略を任天堂はニンテンドーDSで行った。販売ターゲットをライト層からさらに下の層にシフトしたのだ。任天堂はゲーム業界の内部でのゲーマーの奪い合い以外の道を見いだしたのである。

おおざっぱな模式図で申し訳ないが、次の図を見ていただきたい。

ゲーマー層と非ゲーマー層

野村総研の調査結果と自分なりの推測を加味し、マニアは100万人規模、ライトユーザは1000万規模程度と推測している。関心層は持っていてもほとんど使用していない、もしくはゲーム機を持っていないがゲームに対して拒絶をしていない層を想定している。無関心層は文字通りゲームにまったく興味のない層だ。大きく分けて、マニアとライトユーザをゲーマー層、それ以外を非ゲーマー層としよう。

おそらく任天堂が照準を絞ったのは関心層。家には世代遅れの古いゲーム機やDVDプレイヤとしてしか動いていないゲーム機があるが、新作ソフトは1年以上買っていないような人たちだ。

この層をターゲットにした場合、ゲーマー層を対象とした戦略と比べていくつかのリスクがある。過去のノウハウが使えない、1人あたりの購入金額が少ない、売り上げの予測が困難、プロモーションにコストがかかる…などなど。あえてリスクを背負わなくても、確実に一定の本数が売れるゲーマー向けのソフトを作った方が見込みは大きいため、メーカーがこの層へ攻勢をかけることはあまりなかった。

任天堂はハードも黒字になるよう性能を押さえた。ソフトも開発コストを抑えた。日経新聞での1面広告や発売半年後のテレビCM、Yahoo!トップページでの広告など今までになく宣伝に費用をつぎ込んだ。ソフトをコンパクトな内容にし、物足りなさを演出。2本目のソフトに手を伸ばさせるようにした。ソフトそのものよりもそのソフトから得られるモノを強調、イメージを抽象化してゲームであることを忘れさせた。

個人的な話で恐縮だが、私の母はニンテンドーDS本体を「脳を鍛える大人のDSトレーニング」そのものだと勘違いしていた。ソフトを交換し、「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」に差し替えると、そんなことも出来るのかと驚いた。ゲームソフトに差し替えて見せるまでゲーム機であることに気づかなかった。当然、縦に持つのが普通だと思っていた。それくらい無関心なのにDSトレーニングには興味津々なのだ。

徹底的な非ゲーマー層への訴求の結果、想定していたよりも下の層で需要が喚起され、敬老の日需要の発生やお年玉商戦での欠品という非常事態とも言える状況に陥ったのである。本来、ゲームに1円も支払わなかった人たちが次々に2万円近いお金を落としていったわけだ。無関心層はもっとも人口が多い。この層が興味を持ってしまったのだから予想外の展開になっても、ある意味仕方がない。

この、ニンテンドーDSと同じ戦略で売り出される予想されるレボリューション。これまでの内容を整理するとレボリューションとはこのようなハードになると予想される。

・メインターゲットはライトゲーマーよりも下の層。
・ソフトの開発費は押さえる
・広告は派手に行う
・定番ソフトよりも意外性があり、コンセプトのわかりやすいソフト
・シンプルで扱いやすいインタフェイス
・ニンテンドーDSの延長線上のハード

間違っても美しいグラフィックやムービーが盛りだくさんのソフトや、シビアでタイトでマニアックなソフトがメインになるハードにはならない。多くのマニアがリリースされるソフトに落胆するだろう。シリーズ物の続編はあまり期待しない方が良い。

閑話休題。
ずいぶんと話がそれたが、レボリューションがどのようなハードになるのか整理できたところで、予想の根拠を説明していこう。

まずは価格。
ニンテンドーDSの戦略に沿うのであれば、本体で収益を得る必要がある。非ゲーマー層はソフトの購入数が致命的に少ない。本体で赤字を出してソフトのライセンス料で利益を得るやり方では釣り合いが取れない可能性がある。

しかし、あえて一般的な想定ラインと思われる2~3万円の価格帯のなかで最低ラインとなる19,800円と予想をした。

レボリューションが発売されるに当たって、どうしても避けられないのはプレイステーション3との競合だ。PS3の搭載するBlu-Rayディスクドライブは任天堂の戦略とは異なるが非ゲーマー層に十分訴求する武器となる。レボリューションがそれに対抗できるわかりやすい武器をもつとするならば"価格"しかない。異質なハードのコンセプトが浸透するのに時間がかかることはニンテンドーDSが証明済みだ。画期的なコントローラやソフトはスタートダッシュ時にはあまり意味をなさない。低価格での発売となれば誰の目から見ても魅力的に映る。インパクトを狙うのであれば半額がボーダラインだ。「6割」と「半額」ではわかりやすさが全然違う。私の読みではPS3の価格は約40,000~50,000円。PS2と同じ約40,000円になるのであれば25,000円であっても半値にならない。

また、DVD再生機能非搭載という点が重要だ。これだけDVDプレイヤやレコーダが普及した中でDVD再生機能を搭載してもたしかに大したメリットにはならないだろうが、搭載したところで邪魔になる機能ではない。それなら見られる方が良いじゃないかという話になりそうだが、搭載するデメリットもある。実は、DVDビデオの再生(MPEG2のデコード)にはライセンス料が必要で、DVDを再生できる機器やソフトを製造すると1台あたりの料金でライセンス料を支払わなくてはいけない。当然その費用は製品価格に反映される。実際の金額がいくらか分からないが、そのようなコストを削ってまで発売するのだから、レボリューションは価格面で大きな冒険をするにちがいない。このあたりも加味して19,800円と予想した。

ソフトの価格は長期的に見えれば5,800円に下がると思われるが、最初のソフトは6,800円で出ると予想する。レボリューションはゲームキューブのソフトも動くわけだから差別化が必要だろう。ただし、初期ラインナップに他のソフトよりも定価が安いソフトが入ってくる可能性は高い。これはニンテンドーDSでも同じ事あった。価格がばらつくことで2本目を買いやすくなったり、選択の余地が増えるメリットがある。

初期ラインナップは王道のアクション系マリオを外してくると予想している。これは任天堂の決意の証明、過去との決別だ。可能性が高いのは地形を操作して複数のキャラクタを操るソフト。覚えている人がどれほどいるか分からないが、ゲームキューブ発表時にデモとして紹介された「スーパーマリオ128」の製品版だ。新型のコントローラと、ゲームキューブよりも優れた演算能力を見せつけるにはもってこいのソフトではないだろうか。コントローラのデモと言えばメイドインワリオも外せない。異質な操作体系をあれほど見事にデモンストレーションできるソフトはほかにない。

サードパーティ製ソフトはニンテンドーDS並みに…、と言いたいところだが、完全に支配していた携帯ゲーム市場の事実上の後継機であるニンテンドーDSとは違い、レボリューションは挑戦者の立場だ。開発しやすい環境を整えるとは言っても、ついてくるメーカがそろわなければソフトも集まらないだろう。ただ、ニンテンドーDSと同じく小粒なソフトがヒットしやすい土壌であると、携帯ゲーム機をメインにしていたメーカーがレボリューションに注目すれば一気にソフト本数が増える可能性はある。

次に発売時期であるが、次の図を見て欲しい。

ゲームボーイアドバンスとゲームキューブ

ニンテンドーDSとレボリューション

ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ、ニンテンドーDS、そしてレボリューションの発売までのスケジュールである。

ニンテンドーDSの発売が非常にタイト、その一方ゲームキューブは長い間気を持たせていたこと分かる。

はたしてレボリューションはどうなるか?あれこれと予想の種を拾っていっても訳が分からなくなるので、単純にニンテンドーDSと同様のスケジュールで発売されると考えて予想を立てた。
ニンテンドーDSにおける2004年5月の仕様発表→12月発売の7ヶ月がレボリューションではどこに該当するかを考えれば発売日が見えてくる。2005年9月のコントローラの公表がそれに該当するなら、春先には発売される。ただ、コントローラにはまだ秘密があるという話もある。2005年3月にレボリューションがゲームキューブとの互換性を持つなどの発表が行われたGDCで、今年もいくつかの情報が明らかになる可能性がある。話題性の持続は大切だ。E3の一極集中ではなく、GDC→E3→東京ゲームショウ(TGS)と段階的に情報を明らかにしていく可能性がある。具体的には、仕様の追加発表→発売日、価格、および名称決定、ソフト、最終仕様発表→同時発売タイトル発表、提携サービス発表 というスケジュールを予想している。

岩田氏の社長就任後の任天堂は基本的に北米重視だ。ニンテンドーDSは日本よりも先に北米で発売された。マリオカートDSも北米が先立った。おそらくレボリューションも北米先行で行くだろう。GDCを基点として7ヶ月と考えると、10月が発売日となる。感謝祭にあわせて若干遅らせ、北米が11月上旬、クリスマス年末商戦に近づけて日本では11月中旬と予想した。ただ、PS3の動向次第ではどうなるか分からない。また、北米市場は日本ほどはゲーム業界に閉塞感が漂っていないようなので、ソフトのラインナップが若干異なる可能性がある。メトロイドプライム3が初期ラインナップに入ってくる可能性も考えられる。

以前はファミリーコンピュータがNINTENDO ENTERTAINMENT SYSTEMと名前を変えて発売されたりしていたが、NINTENDO 64以降、任天堂は国内外で同じハードウェア名を使用するようになった。海外では最初からずっと"NINTENDO"の名前を冠しており、家庭用ゲーム機としては最高の知名度を持つブランド名となっている。今回もハード名にNINTENDOを付けることは間違いない。また、今回も国内外で同じ名称を使うことになるだろう。そうなってくると、なるべく平易でなじみやすい名称がふさわしい。中学校で習うレベルの英単語を使用した名称の可能性が高い。ニンテンドーDSと同様に造語、略語を使う可能性もあるが、一部で噂としてあがっている「NINTENDO RS」などの名称は無駄に混乱を招くため、なるべくDSから離れた名称になると予想している。

ニンテンドーDS以上に、触ってみないと分からないハードになると思われるレボリューションだが、同様に体験イベントを開催する可能性は非常に高い。ニンテンドーDSの体験イベント「Touch!DS」は発売直前の11月に全国5都市で開催された。それ以上の会場数で開催されるのが望ましい。今回は発売よりも若干早めの夏休み時期の開催を予想している。

夏休みとした理由は、ポケモン関連のイベントも同会場で行うと予想しているからだ。ニンテンドーDSの予想では2006年にポケモンが発売されないと予想したが、この時期にイベント会場で体験版をプレイできるようにする可能性も捨てきれない。そうすれば来場者数は飛躍的に伸びるだろう。体験版はないにしても、発売済みのポケモンレンジャーのデータ配布でも良いだろう。その会場で、ポケモン目的の小学生の付き添いの親に狙いを絞ったレボリューションのタイトルが体験できたらどうだろうか?

体験イベントから発売日が離れるのはデメリットではあるが、イベント終了後は店頭に試遊機を設置したり、小規模なイベントを繰り返せば良いだろう。


最後に、未発表のサービスとしてポータルサイトとの提携を予想している。
レボリューションにはネットワークへの接続機能が搭載される。バーチャルコンソールで使用するソフトのダウンロードやその課金システム、ニンテンドーDSと同様のネットワークゲームなどで接続が必要だ。このようなシステムを任天堂が単独で組むだろうか?ニンテンドーDSでのWi-Fiコネクションは任天堂社内の開発チームで構築しているようだが、ある程度下請けも絡んでいるだろう。また、それ以前のネットワークサービスは他社との提携の元で構築していたことが多い。

バーチャルコンソールの課金システムを流用して、過去の名作の関連商品、例えば攻略本やサントラCDなどを販売しても良いだろう。「あんしん」の面で問題は出てくるが、対戦相手とのメールのやりとりが出来ると便利だ。交流の場を用意するのも良い。そういった複合的なサービスを考えると、独自で構築するよりも提携を行った方が良い。また、技術のみの提供ではなく、複合的なサービスに対するノウハウがあった方が良い。そうなるとポータルサイトを保有していて、なおかつプロバイダも保有している企業と提携すると都合が良さそうだ。通信環境がない家庭に接続料金をセットにしたサービス展開を行うことができるからだ。


いろいろと予想してみたが、当たらないんだろうなあ。当たるわけないよなあ。
約1年後に結果報告をするので、そのときはハズレっぷりを笑ってください。


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2006年01月10日:2006年のニンテンドーDSを予想する

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コメント

長い....今度じっくり読んでコメントします(笑)

DVDライセンス料の話は目からうろこでした。非標準搭載なのはそういう理由なんですね。

私は正式名称を「ニンテンドーRE」と予想してます。
コードネームの雰囲気を残しつつ、何かの略語(エンターテイメントとか)を当てはめるのかな、と。…外れるでしょうね。

相変わらず説得力のある予想です。
とても楽しく読ませて頂きました。
これからも記事を楽しみにしてます!

「E3の一極集中ではなく、GSC→E3→東京ゲームショウ(TGS)と段階的に情報を明らかにしていく可能性がある。」

はミスタイプではないですか。
GSC ではなく GDC ではないですか。

正式名称は確か2chに流出してたような…

はじめまして。
たまたまココにたどりついたのですが、内容が興味深くとてもおもしろいです^^

DSが売り切れた理由が良くわかりました(*^▽^*)

そのまんま
ニンテンドーレボリューションになりそ

私は次世代機の正式名称に「レボリューション」という言葉を含んでほしいです。       なぜなら、スマブラの新作のタイトルを「大乱闘スマッシュブラザーズレボリューション」と名付けてもらい、「スマレボ」と略せたら良いと思うからです。

ニンテンドーDSLite が3月2日に発売決定!!

マジで予想してますね。凄い参考になります!!
もしよろしければ、「ニンテンドーインサイド」
という任天堂の有名な個人ファンサイトに貼らせてもらっても
よろしいでしょうか??

自分はそこまでPS3を意識することなく最初は25000円で出してくると思いました。2万切るのは最終的な価格かも。
ワリオのタイトルも予想して欲しかったな。
「○○る メイドインワリオ」?

レボリューションとスマブラの新作は、同時発売が発表されていませんでしたか?

任天堂の売名行為のようなネーミングは嫌ですね(笑)
 開発コード(1)ウルトラ64(2)ドルフィンが
国内では売れなかった訳ですから…
家庭用ゲーム機の代名詞"ファミコン任天堂"の名が必須でしょ?

とても説得力のある予想ですね。
これなら小型で低価格戦略を狙ってきたのも頷けます。
性能的には他の次世代ハードに劣っていても
夢のつまった素晴らしいハードだと改めて実感しました。

正式名はニンテンドードリームというのも良さそうですね。
あるいは改めてゲーム機としての在り方を意識した
スタイルとかファミリー、ジェネレーションみたいな単語が入ってもいいかもしれませんね。

確か、有名なネットゲーム
「スカッとゴルフ パンヤ」
のWii版が
Wiiと同時発売するって「ファミ通DS」5月号に
載ってたような、載ってなかったような…


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