2004年09月22日

ニンテンドーDSの詳細に色々つっこみを入れてみる


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引用元:ニンテンドーDS概要

■サイズ/重さ(折りたたみ時) - 縦:84.7mm 横:148.7mm 厚み:28.9mm - 重さ:約275g(内蔵充電池、タッチペン含む)

まずは外寸だが、ゲームボーイアドバンスおよびゲームボーイアドバンスSPと比較してみる

GBA:82.0×144.5×24.5mm 140g(+単三乾電池23g×2=計183g)
SP :84.6× 82.0×24.3mm 143g(含む充電池)
NDS:84.7×148.7×28.9mm 275g(含む充電池、タッチペン)

サイズはGBAをほんの少し大きくした感じ。まあ、それは良いとして、重い。乾電池込みのGBA+100gほど重い。折りたたみ式の携帯電話2.5個分ぐらいだ。

タッチパネルを操作するときは片手で持つ必要があるのだが、長時間のプレイはちょっとアレな感じだ。特にボタン操作も併用する場合は偏った形で保持することになり、重心で支えることが出来ない。

■ディスプレイ 上下に2枚の液晶を採用することで同時に2つの視点からゲームを経験でき、更に下画面にタッチペンや指で直接触れて入力できるタッチパネルを採用したことで、史上初の「直感的ゲームプレー体験」を実現しました。 ・上画面 - 3インチ(対角)半透過反射型TFTカラー液晶 - バックライト付き - 256×192ピクセル解像度、0.24mmドットピッチ - 26万色表示 ・下画面 - 3インチ(対角)半透過反射型TFTカラー液晶 - バックライト付き - 256×192ピクセル解像度、0.24mmドットピッチ - 26万色表示 - 抵抗膜方式透明アナログタッチパネル付き

液晶は上画面も下画面もタッチパネルを除けば同じスペック。
ちなみにGBAとSPは同じ画面サイズで40.8×61.2mm 240×160ドット 32,000色となっている。DSは対角3インチとしかないので比較が面倒だが、若干大きめになる。

■主な操作部 - 十字ボタン、A/B/X/Yボタン、L/Rボタン、START/SELECTボタン - タッチスクリーン(タッチペン、タッチストラップ付き) - 内蔵マイク(ソフトにより音声認識可能) プレイヤーは将来音声だけでゲームを操作することができるようになるかもしれません。

公式なプレスリリースで「かもしれませんとは」何事だ。それはあれか?技術的には用意しているけど、発売するかどうかわからないってことか?っていうか、そんなの出ても恥ずかしくて遊べませんよ?関係ないがゲームボーイミュージックはまだですか?もう待ちくたびれました。

■入出力端子 - DSカード差し込み口 - ゲームボーイアドバンスカートリッジ差し込み口 - ステレオヘッドホン/マイク接続端子

なんか足りない。一つ足りない。そうだ、通信用の端子がない。GBAのソフトが使用できるのに通信用端子がないのだ。
内蔵のワイヤレス通信機能で擬似的にケーブル接続しているように見せかけるつもりか、それとも完全に切り捨てるつもりなのか。
これでは少なくともカードeリーダは無視。ゲームキューブとの接続も無視だ。
来年のE3で発表されるProject Revolutionとの接続もしないつもりだろうか。それともGBAカートリッジスロットに拡張機器を繋いだりするんだろうか。いや、Revolutionも無線搭載してくると考えたほうがよさそうだ。

■無線ワイヤレス通信機能 - IEEE802.11対応および任天堂独自プロトコルの2方式に対応 - 電波到達距離:10m~30m(周辺環境により異なります) - ソフト次第で1つのDSカードで複数のニンテンドーDSを用いた多人数プレー可能 内蔵マイクを使えば、インターネットを利用したプレー中のボイスチャットも実現可能です。

IEEE802.11は今現在普及しているものでは、a/b/gの3規格があるんだが、どれだろう。まあ、DSでのゲームで使用する帯域程度なら問題なさそうだが。しかし標準で無線搭載はかなりの強みだ。同じソフトをプレイしている人を見かけたらその場で乱入できる。恥ずかしいからしないけど!

■CPU - ARM9 CPUおよびARM7 CPU 新たに開発されたグラフィックエンジンを内蔵し、優れた描画能力を実現しています。 ■サウンド - ステレオスピーカー内蔵(ソフトによりバーチャルサラウンド可能)

ま、この辺は既出なのでどうでもいい。

■その他の機能 - リアルタイムクロック内蔵(日付・時刻表示/アラーム機能) - タッチスクリーンキャリブレーション - 「ピクトチャット」内蔵 DS本体さえあれば、内蔵された「ピクトチャット」を使い、最大16台のDS間で文字や手書きの絵をワイヤレス交信するコミュニケーション遊びが可能です。

時計を内蔵しているのはPDA的な使用法もある程度考えてのこととみるが、どうだろう。タッチスクリーンキャリブレーションは感度調整のことだろう。ソフト側にこういった機能を搭載しても良いが、タッチスクリーンは標準の機能なのでシステム側に搭載したのだろう。ま、そんなことはどうでもいいが。
ピクトチャットはE3の時にも出ていたソフトだが、単品売りせずに標準搭載したことは大きい。コミュニケーションを前提としたツールで利用者が少ないのは致命的だし。64DDでF-ZERO Xのコース造ったけど渡す相手がいない、みたいな。

■カスタマイズ設定 - 起動モード切替え - 使用言語:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語 - ゲームボーイアドバンスゲーム表示時、上下画面切替え - ユーザー情報

言語モード搭載って事はアレですか?仮にソフトがリージョンフリーだったら11月21日に先行発売される北米でちゃっちゃと本体買ってきて持ち帰ったら、日本でソフト発売後にもそのまま使えちゃうってわけですか。
GBAソフトをプレイ時には上画面とした画面を選べるということは、下画面だとゲームボーイアドバンス風、上画面だとゲームボーイアドバンスSP風というわけですな。どっちにしても余った画面がかわいそうだ。液晶の違いで四隅に数ドット余るが、それはフレームでもだしてくれるのだろうか。

■電源およびバッテリー - 内蔵リチウムイオン充電池 - 電池持続時間:概ね6~10時間(使用するソフトにより異なります) - フル充電時間:4時間 - スリープモードなど電源管理による省電力機能 - ACアダプタ付き

このあたりはまあ及第点じゃないですかね。専用電池なので切れると困るが4時間連続で外で使う機会はあまいないだろう。

■対応ソフト - ニンテンドーDS専用カード - ゲームボーイアドバンス専用カートリッジ

ゲームボーイ用ソフト、ゲームボーイカラー用ソフトは対応しないということらしい。
供給媒体がゲームボーイシリーズでは伝統的に「カートリッジ」だったが今回は「カード」だ。かなり小さいのだろう。

まだなんか隠している気がするんだよなあ。周辺機器とか、GBAカートリッジとDSカードの併用とか。
Touch!DS前に発表会をやるようだし、何か出してくれると信じてみる。


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この記事の前後の記事
2004年09月22日:ニンテンドーDSで現状分かっていること
2004年09月21日:速報:NINTENDO DSの発売日、価格が決定

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