容量1.5TBの大容量光ディスクアーカイブの中身とは
WordやExcelなどのソフトで、上書き保存ボタンとして使用されるアイコンを見て、最近パソコンを使い始めた人たちは何だと思うだろうか?
↑こんなの
むかしからパソコンを使っていた人ならフロッピーディスクだとわかるだろうけど、最近はフロッピーディスクを見かけない。生産数も限られているので、未使用のフロッピーディスクはそのうちプレミア価格になるかもしれない。
パソコンのデータを外部に持ちだしたり、受け渡しする際には重宝していたのだが、現在はUSBフラッシュメモリや、CD-RやDVD-Rなどの光ディスクを使うのが一般的だろう。
CD-Rは640MBほどで、DVD(片面一層)は4.7GB、最近の大容量化したデジカメのRAW画像や、ハイビジョンビデオカメラの動画をやりとりするには心もとない。
今現在容易に入手可能で大容量のディスクといえばBlu-ray。規格がいくつかあるが、3層タイプのBDXL(100GB)が市販されている。128GBの4層タイプBDXLも規格上は存在していて対応ドライブも流通しているが、現在のところディスクの方は市販されていない。
100GBあれば、データの受け渡しには不自由しないが、大容量化したパソコンのHDDのバックアップ用や、テレビ番組録画用としては物足りない感じがする。
前置きが長くなったが、そんな光ドライブ容量不足に嘆く方々に朗報がもたらされた。
SONYが1.5TBの大容量光ディスクを発表したのだ。
大容量光ディスクアーカイブの市場創造に向けて(2012年04月16日)
ソニーは、「オプティカルディスク・アーカイブ」システムの製品第一弾として、2012年秋に高速規格USB3.0対応のドライブユニット「ODS-D55U」、本システム専用メディア(モデル名:ODC1500R他、300GB~1.5TB)を同時に発売、順次製品ラインナップを拡充していきます。
1.5TBあれば結構なデータがバックアップできる。
たっぷり溜め込んだ写真やビデオ、音楽データもまるごと1枚に入る。すばらしい。
一体どんなハイパーテクノロジーを駆使したのだろうか?
先ほどのページをもう一度見てみる。
ソニーは、コンパクトなカートリッジに12枚の光ディスクを内蔵、一つの大容量ストレージとしてファイルベースでデータを扱う、次世代光ディスクアーカイブ・ストレージシステムを昨年開発しました。
『コンパクトなカートリッジに12枚の光ディスクを内蔵』
すんごい力技だ。
128GBのBDXLを12枚入れれば、たしかに1.5TBほどになる。
一層タイプの25GBであれば12枚で300GB。
現在のBDXL価格(100GBで1枚4000円弱)から想像すると、最低でも1枚5万円にはなるのではないだろうか。一般向けの製品ではないのでおそらくその数倍の価格になる。
まだしばらくは、バックアップには2TBで1万円程度のHDDを使ったほうがよさそうだ。
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