だれでもアソビ大全が超楽しい
年末に向かって立て続けにソフトがリリースされる今日この頃。年末商戦のスタートダッシュとなる11月上旬には「だれでもアソビ大全」と「大人のDSゴルフ」を購入した。
結論から先に言おう。両方とも当たり、大当たりだ。とにかく楽しい。どうぶつの森やマリオカートなどの大物が控えているが、もっと他のソフトを遊びたいという人は是非手を伸ばして欲しい。
大人のDSゴルフは今週末にダンロップフェニックストーナメントという有名な大会が開催されるが、その舞台となる宮崎のフェニックスカントリークラブが収録されている。その大会に準拠する形でこのソフトを使用した大会も開催される。まだトーナメントモードも途中なのでこの大会が終わった後にでも感想を書くことにしよう。
というわけで、今回紹介するのは「だれでもアソビ大全」
このソフトにはとにかくたくさんのゲームが入っている。全部で42種類。
わかりやすいように連番を振ってみたが、実際はこのような番号はない。
[おてがるトランプ]
1.ばばぬき
2.7ならべ
3.しんけいすいじゃく
4.ダウト
5.スピード
6.ページワン
7.アメリカンページワン
8.スローモー
[おとなのトランプ]
9.だいふごう
10.ポーカー
11.ブラックジャック
12.セブンブリッジ
13.ラミー
14.クロンダイク
[トリックテイキング]
15.ハーツ
16.ナポレオン
17.スペード
18.コントラクトブリッジ
19.ゴニンカン
20.ナップ
[和風ゲーム]
21.ごもくならべ
22.しょうぎ
23.はさみしょうぎ
24.ぐんじんしょうぎ
25.はなふだ
26.ぼうずめくり
[ボードゲーム]
27.リバーシ
28.バックギャモン
29.チャイニーズチェッカー
30.チェス
31.チェッカー
32.すごろく
[バラエティゲーム]
33.バランスゲーム
34.ことばさがし
35.ラストワン
36.ソーダゲーム
37.シーソーゲーム
[アクションゲーム]
38.ボウリング
39.ダーツ
40.おはじきゴルフ
41.おはじきビリヤード
42.おはじきじんとり
見ての通り、わりとどうでもいいゲームも含まれるわけだがそれでもこの数は圧倒的だ。定価3800円で42種類。1種類あたり約90円。100円ゲーセンの1プレイよりも安い。定価以下、たとえばamazonの15%OFF&送料無料で買うと約77円になる。マクドナルドの80円ハンバーガーより安い。今までのこの手のミニゲーム集はせいぜい10作品程度だったことを考えると異世界だ。多少気にくわないゲームが含まれていても、まあしょうがないかと思ってしまう。
これだけのゲームを収録していながら説明書は意外と簡素だ。しかも、ほとんど読む必要はない。なぜなら詳細なオンラインヘルプが搭載されていからだ。すべてのゲームについて、わかりやすいルール説明が付いている。まったくプレイしたことのないゲームでも、説明を読みながら遊ぶことで覚えていくことが出来る。わからない用語が出たり、トランプゲームの役を忘れてしまっても、プレイ中にヘルプを呼び出すことが可能になっていて非常に親切だ。それに、例えば将棋の駒をタッチするとその駒がどこに動くことができるのか指し示してくれるし、トランプゲームでは手札の中で何を出すことが出来るのかが画面に表示されるので戸惑うことは少ない。
インテリアの一部としてボードを見かけたことはあるが、まったくルールを知らなかったバックギャモンや、任天堂が大会を後援したりして名前ぐらいは聞いたことがあるがどんなゲームかまったくわからなかったゴニンカンなど、なじみの薄いゲームにこのソフトを介して触れることが出来た。これが非常に楽しい。あー、こういうゲームだったのね、と長い間モヤモヤたものがスッキリする感じがする。オンラインヘルプで軽くルールを確認して、こんなのカンタンカンタンと遊び始めると弱いはずのCPUに苦戦してしまう。伝統あるゲームが多数収録されているだけあって、ほとんどのゲームは非常に奥が深い。それを知るのもまた、楽しいのだ。
何度かプレイしたことはあるが、コマを用意したりルールを知っている審判を見つけるのが困難で10年以上遊んでいなかった軍人将棋に再び触れることが出来たのも大きな収穫だ。しかし、軍人将棋ほどDSに向いているゲームはなかなかないと思う。審判はコンピュータがしてくれるし、相手のコマに目印を付けることも出来る。対戦であればお互いの盤面は見えないので並べるときに段ボールなどで壁を作る必要はない。
ほとんどのゲームでローカルルールを適用できるのも素晴らしい。極端にローカルルールのバリエーションの多い大富豪はさすがにカバーし切れていない部分があるが、ある程度の設定は可能だ。ダーツに至っては「ハイスコア」「ゼロワンゲーム」「スタンダードクリケット」が選べる。これらはローカルルールというよりはまったく別物だ。粗悪なミニゲーム集だと別ソフトとしてカウントされそうな気がする。
また、一部のゲーム(クロンダイク/Windows付属のソリティアと同じゲーム)は1人専用となっているが、たいていは複数人対戦が可能になっている。当然、ダウンロードしてプレイすることが可能なのでソフトは1本だけあればいい。さらに、ゲームや対戦人数によっては思考時間が長くなりがちだが、ピクトチャットに似たチャットシステムを搭載しているので暇をもてあますこともない。しかもピクトチャットと違ってカラー対応だ。
上で示した33番以降のバラエティゲームとアクションゲームはこのソフトオリジナルのゲームが多い。はっきり言って1人で遊ぶとまったく面白くないゲームがいくつかあるが、対戦だと非常に盛り上がれそうなつくりになっている。スタンプラリーやチャレンジなど1人用向きのモードもあるが、このソフトは対戦のためのもの思ったほうが良いかもしれない。
まもなく発売となる「おいでよどうぶつの森」がWi-Fi対応第一弾ソフトとなるが、来年の今頃に「ネットでアソビ大全」なんて名称でWi-Fi対応版が出るんじゃないかと妄想している。
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コメント
ピクトチャットをすぐに機動できるのが良いですね
絵を描いてる時自分の番になったら自分のアイコンが動いて教えてくれて親切
あとは今対戦でソーダゲームにはまってます
投稿者 : かせいさん | 2005年11月16日 15:55
このまえ買いました!けっこうおもろい。
でも今度世界でだれでもアソビ大全
が発売されるってしったら、 ムカツク~
投稿者 : い | 2007年03月11日 22:25