2007年12月27日

50本レビュー 5本目:「ナムコミュージアムDS」


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タイトル:ナムコミュージアムDS
発売:バンダイナムコゲームス
ハード:ニンテンドーDS
発売日:2007年10月11日

今作は、「ギャラクシアン」「パックマン」「ギャラガ」「ゼビウス」「マッピー」「ドルアーガの塔」「ディグダグII」、1980年代前半に大流行したナムコのアーケードゲームをこれでもかと言わんばかりのおまけを付けて1本にまとめた超お買い得ソフトだ。すべてファミリーコンピュータに移植された、知名度の高い作品で、70年代生まれのファミコン好きにはたまらないラインナップとなっている。

おまけ要素は無駄に豪華。無駄に豪華というのが、大げさではなく、ほとんどの人にとっては本当に無駄としか思えない重箱の隅をつつくようなおまけ要素が盛り込まれている。なんと、基盤の写真がタッチパネル上に表示され、基板上のディップスイッチをタッチペンで操作してゲームの設定を変える事が出来るのだ。しかも、切り替えても意味をなさないスイッチも残っていたり、切り替えるとゲームが停止するスイッチまで再現してしまっている。いったい何の意味があるのか分からない再現度に、感動してしまった。

ディップスイッチは実際のゲーム基盤を再現したものだが、さらにマニアックなオプションも用意されている。プレイ上支障のあるバグは、移植の際につぶしているのだが、オリジナルのバグ有りバージョンに戻す機能まで実装されている。また、「ゼビウス」はデモ画面でロゴが表示されたままになっているため、ブラウン管にロゴが焼き付かれてしまい、プレイ中もうっすらとロゴが出たままの筐体が多数あったが、それを再現するオプションまで用意されている。馬鹿としか言いようがない。移植馬鹿だ。

そのほか、もう1台のニンテンドーDSを用意して、そちらもゲーム画面を表示させる「ライブモニタ」機能や、当時のチラシやポスターを見る機能、片方の画面にヒントを出す「プレイナビ」機能などがある。プレイナビ機能は「ドルアーガの塔」で宝箱の出し方を表示したままに出来るので非常に重宝する。このほかにも、ミュージックボックス(サウンドテスト)でオリジナル基盤には収録されていたが、ゲーム中では使われなかった未使用曲が聴けたり、画面の表示方法を計12種類(上画面6種類、下画面6種類)から選べたりと、本当に無駄に豪華としか言いようのない作りになっている。

さらに、これら8本のソフトのほかに、任天堂が開発した「パックマンVS.」が収録されている事にも注目して欲しい。このソフトは2003年にリリースされた非売品ソフトで、ゲームキューブとゲームボーイアドバンスを接続してプレイする複数人プレイ専用の非常に特殊なゲームだ。

このゲームは2~4人用で、一人がパックマン、それ以外のプレイヤがモンスターになり、パックマンはモンスターから逃げながらエサを集め、モンスターはパックマンを追いかける。モンスターがパックマンを捕まえたら、パックマン役が交代となる。パックマンはフィールド全体が見えるが、モンスターは自分の周囲しか見えないという、攻守それぞれ異なる画面でプレイするのが最大の特徴だ。パックマンは広い視野を持ち、逃げ回るのに対し、モンスターは互いに協力してパックマンを追いかける。

駆け引きが非常に楽しく、ゲーム初心者にも上級者にもお勧めできる非常に出来のいい対戦ゲームだ。ゲームキューブ版では、攻守交代のたびにコントローラを渡しあうという煩わしさがあったが、今作では非常に手軽に楽しめる。1カード対戦できるのもありがたい。以前レビューで書いたように、ニンテンドーDS「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」のWi-Fi対戦モードがこのゲームに近い。ゼルダの対戦が楽しめた人は、ナムコミュージアムDSのパックマンVSにも手を伸ばしてみるべきだろう。

収録ゲームキャラの登場するコミカルなオープニングも非常に良い。名曲を巧みに組み合わせたBGMも珠玉の出来映えで、思わず「おおっ」とうなってしまった。当時リアルタイムにこれらのゲームを遊んでいた人たちは、このオープニングを見るだけで「買って良かった!」と思う事だろう。

ナムコミュージアムDSナムコミュージアムDS
発売日:2007/10/11
発売元:ナムコ
定価:¥3,990
価格:¥3,280(18%OFF)


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コメント

はじめまして!いつも楽しく拝見させていただいています。
当時、お小遣い500円の自分が1ゲーム100円でプレイしてたゲームが携帯機で、思う存分出来るだけで感動ものなのに、
画面の焼き付きまで、再現した移植。
本当に、馬鹿ですよねW
移植馬鹿と表現されていますが、自分に言わせれば「感動移植馬鹿」って感じですW
こんな、感動移植馬鹿作品の続編を待ってます。

ただ単にVCとの差別化でアーケード版を移植しているだけだと思ったら、こんな拘りがあったとは!

あと、「ライブモニタ」機能も面白そうですね。
というか、これからのDSソフトで積極的に実装してくれれば、
あれっくすさんのDS動画レビューも楽になろうというものですねw

70年代生まれのプレイヤーです。いいですねえ最高です!しかも定価3990円ていうのも当時のゲームの値段を思い出します。
ナムコットさんは、箱からして違いましたし、地図が付いてたり、ゲームに登場する石盤が付いてたりと、楽しいオマケいっぱいで驚かせてくれましたよねえ。

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