2004年10月09日

ニンテンドーDSの発表タイトルについて考える(2)-任天堂編2-


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■「さわるメイドインワリオ
 任天堂/12月2日(本体同時)発売/1人専用/4,800円

ミニゲームはワリオに任せればいいのに、わざわざマリオ64DSにもミニゲームが入ってる、なんて思ったらこっちは完全に1人用だった。ゲームキューブ版では対戦ものがあったのに、せっかくの無線を使わないのはもったいない。おそらく、今回はタッチスクリーンに特化して、いずれ無線を生かせるような続編が出るのだろう。

新技術の披露にはミニゲーム集は最適なのだろう。いくつかのスクリーンショットやムービーを見ると、やはりメイドインワリオは突き抜けている。タッチスクリーンならだれでも当然考えるようにモグラ叩き系のミニゲームがあるのはご愛敬だが、マイクを利用して息を吹きかけさせるのは目からウロコ。ただ、同じ事をセガの「きみのためなら死ねる」でもやるそうだ。

ひたすらミニゲームを詰め込んだ「メイドインワリオ」、対戦要素をくわえた「あつまれ!!メイドインワリオ」、そして今月発売される回転センサーカートリッジ搭載の「まわるメイドインワリオ」、そして今作。メイドインワリオシリーズはこれで4作目だ。64DDのマリオアーティストポリゴンスタジオ内のミニゲームとしてひっそりとリリースされた「サウンドボンバー」がここまで出世するとは...。しかし、前作発売から2ヶ月以内に新ハードで新作。かなり微妙だ。何とかならなかったものか。

その、前作(とは言っても、現時点で未発売)のテレビCMが公式サイトで公開されている。ゲームキューブ版と同じく、多くの人が実際に遊んでいる様子を延々と流す内容だ。15秒CMで実際のゲームの2ステージ分を流せるなんてこのゲームだけだろう。どうしていいのか戸惑っている間に5秒経過してしまうなんて場面もあり、「あー、あるある!」と思ってしまう。

■「ピクトチャット
 任天堂/本体内蔵/1~16人用

本体に内蔵された機能なのでゲームと呼んで良いのか微妙だ。ツールと呼んだ方が良いかもしれない。無線機能とタッチスクリーンを駆使して多人数で絵チャットを行うソフトである。

下画面の左端はツールボタン、右側の上半分が実際の入力画面になり、残りはソフトウェアキーボードとなっている。キーボードは英数入力の場合がパソコンでおなじみのQWERTY配列、カナ(かな)入力で五十音配列が使用できる。変換ボタンは用意されていないため、漢字は使用できないようだ。ツールボタンを見ると、鉛筆と消しゴム、鉛筆のふとさが2種類みえる。つまり、色や塗りつぶし、エアブラシなどはない。本当に基本だけのようだ。他には無線の状態を示す3本のアンテナ、参加している各人の名前、チャットのログ閲覧などが出来るようだ。

こういったツールで一番重要なのは充実した機能ではない。普及率が大切だ。だからこそこのソフトをプリインストールしたのだろう。タッチスクリーンと無線があれば、同系統のソフトは当然出てくる。もしかするとマイクも使用するソフトも出てくるかもしれない。そのときに一番壁になるのもやはり普及率だ。最終的にピクトチャットにデータを送る際に白黒の画像として送れば問題ないわけだから、ピクトチャット上位互換で拡張を行ったソフトが出てくるのも良いかもしれない。


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この記事の前後の記事
2004年10月09日:ニンテンドーDSの発表タイトルについて考える(3)-任天堂編3-
2004年10月09日:ニンテンドーDSの発表タイトルについて考える(1)-任天堂編1-

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