2016年02月23日

ガルパン4DXは最強の4DX映画だった


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先日、4DX映画好きの立場からガールズ&パンツァー劇場版で初めて4DXを体験する初心者向けの記事を書いた。

ガールズ&パンツァー4DX版を観るガルパンおじさんに、4DXおじさんからのアドバイス | N-Styles

大変好評で「4DXおじさんありがとう」と感謝の言葉も多数いただき、内容を丸パクリした記事も2つ登場した。片方は警告メールですぐに消えたが、もう一方はコピーされた上映館一覧画像だけ消してメールを無視しやがった。(PVを与えたくないので、リンクはしない)

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さて、自分もガールズアンドパンツァー劇場版4DXを鑑賞したので、感想を書いておこう。
ちなみに、自分はポップコーンセットは購入しなかった(写真に写っているのは知らない人のもの)。
買わなかったのは映画を観てすぐ帰宅するなら持ち帰るつもりだったが、このあとで別の映画館に移動してもう一本観ることになっていたためだ(それについては後述)

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劇場の係員がロッカー前で「空調が暑めの設定になっているので上着はロッカーに預けるように」とアナウンスしている。4DX鑑賞は10回以上だが、こういった案内は初めて。
風と水の効果が強めに出て冷えると予想されるのだろうか。

平日の日中にもかかわらず、売り切れていたため、当然満席…かとおもいきや空席が少しある。
仕事を休んだり早退するつもりでチケットを確保したが、うまくいかなかった人たちだろうか。
年齢層は高く、学生よりも社会人が多い感じ。男性率が高い。
仕事から直行したと思われるスーツ組もいる。

4DX恒例の特殊効果デモ映像は普段よりリアクションが薄い。
男性率と年齢層が高いためだろう。毎回、ミストが吹き出して悲鳴を上げるのは若い女性が多い。

*ここから先は映画本編のネタバレを若干含みます*

映画は3分で分るガールズ&パンツァーの解説からスタート。
デフォルメされたあんこうチームの5人が独特のガルパン世界を説明するこの部分は、4DX効果はない。

解説が終わると映画本編がスタート
戦車のエンジン音にあわせてビリビリと震え、丘を乗り越える戦車の動きにあわせて前後に大きく傾くシート。弾が戦車をかすめると耳元でエアーが吹き出す。
ああ、予想通りだ。予想通り、4DXとこの映画はよく合う。
…そう思ったのは、タイトルロールが出るまで。

西住隊長率いる部隊が草原を進軍していくのにあわせて、劇場版のタイトルロールと主要スタッフのテロップが表示される。
あんこうチーム、カメさんチーム、アヒルさんチーム…、それぞれ異なる機種の戦車が次々と映し出される。このなんでもないシーンに鳥肌が立った。

振動が違う。シートの動きが違う。
戦車ごとに4DXの効果の付け方を変えてあるのである。
ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、モーター、それぞれの稼働方式で乗り心地が同じわけがない。戦車ごとに効果音を変えるこだわりもあったが、4DXでは全身でその違いを感じられる。
こんなにきめ細かな4DX体験は、なかなか味わえるものではない。
通常版と同時公開になるよう、突貫作業で4DX用のプログラムを組むのと比べると、今回は時間の余裕があってじっくりと4DX版制作に取り組めたのだろうか。
「4DXによく合う」なんてレベルじゃない。最高の4DX映画だ。

アドバイス記事では匂いの効果はわかりづらいと書いたが、匂いが出るシーンはかなり多かった。
序盤では戦車が白旗を上げるたびにオイルのような火薬のような匂いが出ていた。
匂いは圧縮空気で噴出しているようで、音の静かなシーンだと匂いが漂う数秒前に音が聞こえる。他の効果が出ていないシーンで「プシュッ」と音が出たら匂いが出る合図だ。

字幕洋画だと特に鑑賞の妨げになるため、頻繁に使われないスモークが、この映画ではふんだんに使われている。
画面が見えなくなるほど量が多いわけではないが、頻度が多い。戦車が大破するととにかくスモークが出る。

シートの動きは激しいものばかりかというとそうでもない。

この予告編の冒頭で出る輸送飛行機のシーンが非常にいい。
戦車とは違う、飛行機のゆったりとした傾きに合わせてシートが動き、スクリーン内で風が吹くのと全く同じタイミングで劇場内に風が吹く。

後半の山場はプラウダ高校が中心となる場面。
戦場に雨が降り出し、劇場内にも小雨がぱらつく。
所詮、映画館での効果なので、降り始めの小雨程度の水量なのだけど、長い。この雨のシーンが結構長いのだ。
角度的にメガネはあまり濡れないのだけど、寝ぐせがリセットできるぐらいの水分量が髪に溜まってしまった。
ハンドタオルか、大きめのハンカチは必須である。

映画のクライマックス、最後の対決シーンは4DX最高としか言いようがない感じだった。
このシーンはセリフがカットされ、音声は効果音のみとなり戦車の動きに専念できるようになっているが、それに4DXの効果が加わりさらにエキサイティングな場面になった。
通常版鑑賞済みの人なら、あのシーンに動きが加わったらどれほどすごいことになるか想像できるだろう。

シャボン玉効果はこの映画では使われないだろうと思っていたが、まさかの場面で使われた。
4DXの特殊効果のうち、使われなかったのは降雪機のみだ。4DXの機能をほぼ使いきっている。

結論としては、今まで観た4DX映画の中で最高。
ただ、初めて4DX映画を鑑賞した人が「他の4DX映画もこれぐらいのクオリティだろう」と思ってしまうのではないかという心配が出てきた。
ここまで映像と特殊効果がマッチした映画はあまり存在しない。再上映が決まっているマッドマックスぐらいだ。
そのマッドマックスにしても、特殊効果を激しい方向に振り切っている感じで、ガルパンほど細かな配慮は見られない。

それと、ガルパンの初回鑑賞が4DXの人も、特殊効果に翻弄されて多すぎるキャラや戦車を把握しきれなくて物語に没頭できなかったのではないだろうか。出来れば先に通常版を鑑賞してから4DXに望んで欲しい。

あと、同じ境遇の人はほとんどいないだろうが、フルマラソンを完走した翌日に4DXは見ないほうが良い。足のダメージがぶり返す。

映画を観終わってから、ロッカーから荷物を回収する際に、映画館スタッフが「100円玉は戻ってくるので忘れないように」と声掛けしていたが、見渡すと3個ほど、返却口に100円玉が入ったままのロッカーがあった。きっとガルパン4DXによる深刻な知能低下が発生していたのだろう。

さて、本記事の冒頭でガルパン4DX後にもう一本映画を観ると書いたが、それがこのKING OF PRISM by PrettyRhythm略して「キンプリ」だ。

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予備知識はほとんどなく「ケツから蜂蜜が出て服がはじけ飛んでハリウッド行きの列車に乗って星座になるが、観終わると世界が煌めき出す」という程度の断片的なよくわからない情報を目にして、怖いもの見たさにチケットを予約した。

ガルパン4DXと比較すると年齢層は若干若く、男女比は逆転。20-30代女子が多い感じ。

本編開始前に、週替りメッセージと称して観客向けのメッセージが流れて、その声のトーンに「あっ、これもしかして自分には合わないやつかな」と若干の後悔が生まれた。

本編が始まると、その瞬間に脳の一部が破壊されたような衝撃を受ける。
3人組男性アイドルが歌っているシーンの途中で、彼らが顔の見えない女性と自転車で乗りソフトクリームを食べたりする。女性のセリフは音声がなく字幕が表示される。いつの間にか女性は消え、二人乗りは交通ルール違反だと忠告されるし、自転車に乗ったまま月をシルエットにETのようなジャンプを見せる。
なんだこれは。なんなんだ。

その後も、スクリーンの中で文章化しづらい現象が発生し続け、物語上はだれもそれにツッコミを入れない。
隣の席には彼女に無理やり連れてこられたような無表情のまま固まっている男性がいるし、笑うに笑えない。ガルパン4DXでのメガネ拭きのために持ってきた厚手のハンカチをギュッと握りしめてこの拷問のような光景を耐え続けた。

ハンカチを握りしめているうちに、映画の中ではバトルが始まりtrfのEZ DO DANCEが流れる。20年以上前の曲だぞ…。対象年齢どうなってんだ。
ケツから蜂蜜が出るころには、主人公の気持ちと同化し「まあダンスをして煌めいたらケツから蜂蜜ぐらい出るよね」と思えるぐらいの寛容さが生まれ、ハリウッド行きの列車は「行かないで…!」という気持ちで見送ることとなった。

映画が終わり、館内は他の映画と比べて明らかにざわざわとした感じだった。
しかし、隣の無理やり連れてこられた系男子は、最後までこのノリについて来れなかったようで、同じくイマイチ乗れなかったっぽい彼女と一緒にうつむきながら無言で席を立った。
逆サイドの女性二人は「すごかったね」「すごかった」「なんか、その、すごかった」「うん、すごかったとしか言いようがない」と会話していて、自分も心のなかで「わかるわ」と同調した。

映像からどんどんリアクションを求められている感じなのに、黙って鑑賞しているのが本当につらくて、声を出しながら鑑賞したらどれだけ楽だろうと思ったら、公式に声出しOKの上映会を開催していて、なるほどわかってるなあという気持ちになった。
通常上映では残念ながら世界が煌めくまで入り込めなかったが、これなら世界が煌めく気がする。チケットが取れたら応援上映も観に行きたい。

この記事の続きはこちら
キンプリ応援上映に参加したので、なるべく冷静に感想を書く | N-Styles
レインボーライブを完走してキンプリ応援上映に再挑戦した | N-Styles


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