ray 超かぐや姫!Version MVを考察する(超絶ネタバレあり)

ray 超かぐや姫!Versionより引用 かぐや、やちよ、彩葉がポーズを決めているシーン

超かぐや姫!に超ハマった

超かぐや姫!というアニメ映画がある。
Netflixオリジナル映画で2026年1月22日に公開されたが、1週間限定で全国19館の映画館で1週間限定の公開も実施された。
…のだが、あまりにも人気でほぼすべての回が満席という異常事態になり、1週間たたないうちに上映期間は延長され、公開館も追加された。

私は、1週間限定公開が決まってから映画館の良い環境で初回を見ようと思いつつも我慢ができなくなり公開日前にNetflixで鑑賞した。そしてハマった。
二回目から新たな発見があるタイプの映画なので、初見を自宅で二回目を映画館の大スクリーンでというのも悪くない選択だった。映画館で鑑賞後は自宅で繰り返し鑑賞している。

冒頭で公開期間延長の話に触れたが、2週目以降は”ray 超かぐや姫!Version”のMVが本編終了後に追加で上映されることになった。このMVがとんでもない代物で、本編の裏側や先の話が新規映像で描かれている。

あまりに情報量が多く、ちょっと見ただけでは頭に入ってこないと思い、細かく解説と考察をしていこうと思う。この素晴らしい映画に対し、MVが後日談としてどう補完しているのかを語っていきたい。

当然、映画『超かぐや姫!』のネタバレの塊なので未見の人は先にNetflixや映画館で本編を見てほしい。

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シンエヴァを鑑賞した人たちを鑑賞した[ややネタバレあり]

2021年3月8日、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を公開初日に見た。
記事タイトルがちょっとアレなのは後で説明する。

新世紀エヴァンゲリオンと私

自分とエヴァとの出会いは再放送だった。本放送当時はアニメーションに疎く、おそらくエヴァンゲリオンという単語に出会ってもいなかっただろう。
1997年の再放送時に鑑賞した記憶はあるものの、全話通しては見ていないはずだ。自分の中では面白いアニメの一つに過ぎなかったと思う。
それから10年が経ち、リメイク第一作のヱヴァンゲリヲン新劇場版:序が公開される。
「序」から自分とエヴァとの接点が変わっていく。
2007年は、Twitterが日本において影響力を持ち始めた時期でSNSでの交流が活発になっていた。
とはいえ、Twitter日本語サービスの正式リリースは2008年4月である。英語版のツールに飛びつく新しもの好きが「お互いTwitterの利用者である」という希薄な接点でコミュニティを形成していた。
そういう変なコミュニティではいろんな人達と触れ合うことになり、その中にエヴァマニアもたくさんいた。
そうすると、エヴァに対する感情クソデカツイートをたくさん目撃するようになり「エヴァって思ってたよりすごいコンテンツなのか」とだんだんと理解できるようになってきた。
とはいえ、まだ映画館に行ってアニメをみるという習慣はなく、「破」公開に合わせて地上波で放送されたテレビ版「序」で初めて鑑賞した。
もともと考察は好きな性分なので、「序」「破」で騒いでいる人達を見ながら、深みにはまっていくことになった。「破」以降は映画館で鑑賞している。
それからさらに10年と少しの時間が過ぎて、今この文章を書いているのである。

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キンプリSSS ✕ TRFコラボ曲予想

4月22日深夜にKING OF PRISM -Shiny Seven Stars-(キンプリSSS)の第2話が放送された。
…とは言っても、私のいる福岡では放送していないし、BSやネット配信もまだなので現時点では見られていない。
前回も書いたが、キンプリSSSは3話ずつ劇場で先行公開され、現在第3章(7-9話)が上映中である。テレビ放送で放送前特番の0話と序章である1話が終わり、第2話からが本編だ。
KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-の第1話放送によせて
前々から、「劇場版とテレビ版は少し違う」「両方楽しめるようにする」といったことを製作者サイドが言っていて、実際に放送された第1話は数箇所の作画修正が施されていた。
冒頭のルヰの「はじまるよ」のセリフの部分のBGMが大きくなったり、シュワルツローズの風呂場で自撮りなのになぜかフラッシュを焚いているというミスが直されていたり、涼野家の壁に飾ってある集合写真が違っているという間違い探しのような修正もあった。劇場版で膝下あたりで切れていた写真が、つま先まで写っていて、あんとわかなの二人がカヅキの足を踏んでいることがテレビ版で初めて分かるという仕掛けになっている。
第2話では決定的な変更が行われた。
エンディング曲が変わったのである。
第1話は、最後にオープニングが流れるため、エンディングが用意されていなかったのだが、太刀花ユキノジョウをピックアップした第2話は、太刀花ユキノジョウ役の斉藤壮馬さんが歌う「寒い夜だから… 」が流れた。
1993年にCDが発売されたtrfのシングルのカバーである。
このアニメについて知らないと、なぜTRFが?となりそうだが、前日譚であるプリティーリズム・レインボーライブのころからTRFとコラボしていて、「BOY MEETS GIRL」「EZ DO DANCE」「CRAZY GONNA CRAZY」が主題歌や劇中歌として使われている。さらに、登場人物の一人であるDJ COOはTRFのDJ KOOをモデルにしたキャラである。
第2話放送直後に公式Twitterで11枚連続発売、3話目以降もエンディング曲がTRFカバー曲であることが発表された。


Blu-ray4枚+主題歌CD+キャラソンCD11枚というだいぶエグいお布施が必要になった。
未発表だけど他にもサントラとか設定資料集とか出るはずだよね…。
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商品情報 | 「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」公式サイト
世代的にTRFのブレイクしていた時期によく音楽番組を見ていたので、主要曲はだいたい頭に入っている。
せっかくなので、第3話以降のED曲を予想してみることにした。
たぶん知名度重視で行くのでシングル曲メインになるだろう。アルバム曲は使われたとしても1,2曲だろう。そもそもアルバム曲そんなに知らないのでシングルのみに絞った。
3話以降のストーリーに対して若干ネタバレ要素があるのでご注意。

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KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-の第1話放送によせて

4月16日1時35分にKING OF PRISM -Shiny Seven Stars-の第1話がテレビ東京・テレビ愛知で放送される。
テレビシリーズは全12話で、3話ずつ4章に分けて映画館で先行上映されるというかなり特殊な公開方法を採用しているため、今回放送の第1話は1ヶ月以上前に鑑賞済みだ。現時点で第3章(7-9話)まで上映されている。
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KING OF PRISMはキンプリと略すのが一般的だが、どこかのアイドルグループとバッティングしてしまい、様々な別の略称が自然発生して公式にスッスッスという謎略称が提案されるもいまいち定着せず、SEOが重要な現代において割と困ったことになっている作品だ。とりあえず本記事において、今回テレビ放送されるシリーズはキンプリSSSと呼ぶことにする。
2013年にテレビ放送されたアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」が大本で、スピンオフである2016年公開の劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(通称キンプリ)と、2017年の「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」(通称キンプラ)に続く、KING OF PRISMシリーズとしては第3作となる作品がキンプリSSSだ。
本記事は、キンプリSSSの第3章、9話までのネタバレを含むのでご注意いただきたいが、キンプリも「『巨大な剣を鋼の腹筋で跳ね返してケツからはちみつが出てハリウッド行きの電車に乗って星座になった』というネタバレを見て映画館に行ったけど、実際にそのとおりの映像が流れたのに、想像と全然違った」という感想があったし、キンプラの最大のネタバレが「地球は黄色い」だったり、ネタバレを見ても見なくても意味がわからない作品なので、あまり気にせずネタバレを書きまくることにする。細かい用語解説は省いているので途中でわからない単語があっても「なんかよくわからんこと書いてるな」と読み飛ばしてほしい。
推敲なしで書きなぐっているので読みづらい部分はご容赦いただきたい。
私とキンプリとの関係については、前作の感想や関連記事も合わせてご参照いただきたい。
私はキンプラに殺された

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ドルビーシネマとスクリーンXを体験してきた

福岡市の映画館は、ここ数年大きな動きを見せている。
2016年のホークスタウン営業終了に伴うユナイテッド・シネマ福岡の一時閉館、2017年のビル建て替えに伴うTOHOシネマズ天神本館の閉館と、映画館の閉鎖が続き、主要シネコンはキャナルシティのユナイテッド・シネマ キャナルシティ13と博多駅のTジョイ博多の2館のみとなった。ほかは、中洲大洋映画劇場とKBCシネマ、TOHOシネマズのソラリア館と2,3スクリーンずつのミニシアターのみとなった。
ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13とTジョイ博多の2強争いで、先に動きを見せたのは、キャナルシティ13だった。
2015年のフォースの覚醒に合わせ、可動シートや雨風のエフェクトを楽しめる4DXを導入。2016年には日本初(そして2018年現在も日本唯一)の食事ができるシアター、プレミアム・ダイニング・シネマを導入した。
すでに導入済みのIMAXシアターと合わせて、13スクリーン中3スクリーンが特集上映用となった。
映画上映中に食事ができるプレミアムダイニングシネマを体験してきた | N-Styles
交通アクセスが格段にいい博多駅直上のTジョイ博多と比べて、駅から離れたキャナルシティ13は、いろいろ工夫しているようだ。4DXとIMAXはともかく、プレミアム・ダイニング・シネマはあまり客が入ってなさそう。

ドルビーシネマの衝撃

一方、オープン以来ずっとオーソドックスなスクリーンを提供していたTジョイ博多はついに特殊上映スクリーンを設置した。日本初上陸の『ドルビーシネマ』である。

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「スターウォーズ 最後のジェダイ」を2回観た(ネタバレなし)

「ピープルvsジョージ・ルーカス」という映画がある。2010年に公開されたドキュメンタリーで、スターウォーズという偉大な映画のファンと製作者の間の確執を描いた作品だ。
旧三部作の完結から16年ぶりにスタートした新三部作も完結し、2015年公開の続三部作の情報がまだでていない時期に制作された。ファンにとって、製作者のジョージ・ルーカスはスターウォーズの銀河を作った神であり、自分たちが熱狂的に支持した旧三部作の世界をデジタルリマスターで改変したりジャージャービンクスを持ち込んだりして破壊をもたらす悪魔でもある。どこの世界でもオタクは面倒くさい。
ドキュメンタリー映画の中にはドン引きするようなガチのオタクが次々と出てくる。スターウォーズファンの沼はとても深く、覗き込んでも全く底が見えない。そういう世界なので、各作品を何十回も鑑賞してセリフを暗記するとかグッズで一部屋埋まるとか、そういうレベルでないとスターウォーズオタクだと自称しづらい。なので、自分のことをスターウォーズオタクだとは思っていないのだが、毎回映画館に通い、関連書籍を買い、Blu-rayを買い揃えている私は、世間から見れば十分オタクだろう。
そのような中途半端なポジションのスターウォーズファンとオタクの間に位置する私も、一つだけこだわっている部分がある。
最速で映画館に行くことだ。
流石に旧三部作は年齢的にも映画館には行っていないのだが、1997年から公開された”特別編”(旧三部作のリマスター版)以降は、先行上映や最速上映に行くようにしている。
ライブビューイングとか応援上映のような例外はあるが、基本的に日本の映画館は静かなものだ。しかし、「スターウォーズの初回上映」という存在は別格である。他の作品では見られない光景がある。
当然、最新作「最後のジェダイ」も最速のチケットを確保した。
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私はキンプラに殺された

アニメ映画「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」(=キングオブプリズム プライドザヒーロー 以下キンプラ)が6月10日に公開されたので、初日に見に行った。
その結果、死んだ。
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このblogはあの世から書いている。
あの世から書いているから現世のルールが通用しないので、ネタバレも書いちゃう。
キンプラは、2016年1月に公開されたアニメ映画「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(=キングオブプリズム バイ プリティーリズム 以下キンプリ)の続編だ。
前作キンプリは、フィギュアスケートのような競技”プリズムショー”界を描いた作品で、過剰としか言いようがない演出が魅力となっている。ダンスシーンではtrfのEZ DO DANCEのリズムに乗って巨大な剣が振り下ろされ腹筋で跳ね返したり、巨大な龍に乗って体当りしたりするし、ケツから蜂蜜が出たり、電車に乗ってハリウッドに行ったりする。最終的に主人公が所属する団体が潰そうとする対立組織のボスが、全裸でビルの屋上に設置された露天風呂で宣戦布告するまでの物語である。
この映画は観客が声を出したりペンライトを振ったりコスプレしたりする「応援上映」が実施されていて、その都度違う体験ができるようになっている。それが楽しくて、最終的に48回ほど鑑賞した。
それほどのめり込んだ作品なので、続編の登場には複雑な思いがあった。
もちろん期待していたが、期待が高まれば高まるほど、実際に目にしたときのギャップで衝撃を受けてしまうのではないか、臨んでいない結末になるのではないか、不安でいっぱいだった。
そして迎えた6月10日、最速上映と称して0時から上映が開始された。
仕事の都合で0時の回は参加できず、朝から行われる初日舞台挨拶ライブビューイングからの参加となった。ちなみに、最速上映と舞台挨拶はペンライト等の持ち込み不可の通常上映だ。
その日は全く眠れず、映画館近くのカラオケ屋で徹夜していた最速上映鑑賞済みのキンプリ仲間と、夜明け前に合流した。
彼女らは私に会うなり、こう言った「あれっくすさん、死にますよ」

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「映画 山田孝之3D」はとんでもない映画だった

映画 山田孝之 3D」を観た。
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テレビ東京で放送されたドキュメンタリー風ドラマ番組(モキュメンタリー)の「山田孝之のカンヌ映画祭」において、俳優の山田孝之がカンヌ映画祭に出展する映画を作るために奮闘するのだが、その結果がこの映画である(と認識している)
本来であれば、テレビ版を観た上で鑑賞すべき作品なのだろうが、様々な要因によりまったくの予備知識ゼロでこの映画を観ることになった。そのため、テレビ版鑑賞済みの人たちとは感想が大きく異なることはご容赦いただきたい。

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IMAX版「君の名は。」は2倍泣ける

福岡からSWTICH体験会のために上京し、日帰りは厳しいので1泊2日にするついでに適当に遊ぼうという雑な計画をギリギリのタイミングで立てたところ、平日に遊んでくれる人がいるわけもなく、たまたま同じタイミングで福岡から上京して、同じように暇を持て余していた映画友達と2週間の期間限定で上映しているIMAX版「君の名は。」を観に行った。
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旅先で映画を観るのはどうなんだろうと疑問に思わなくもなかったが、結果としては大満足だった。
昨年4回鑑賞しているので、この映画を観るのは今回が5回目。同行した友人も鑑賞回数は同じぐらい。
今回鑑賞するIMAX版は、普通の映画館より縦長のIMAXスクリーンで上映するもので、音響も含めIMAX仕様となっている。
今年の映画鑑賞一発目がこのIMAX版「君の名は。」なのだが、偶然にも昨年の映画鑑賞一発目も大阪エキスポシティのレーザーIMAX版「スター・ウォーズ フォースの覚醒」だった。
「旅先で」「前年に複数回鑑賞済みの映画の」「IMAX版を」「友人と」「追加料金シートに座って観る」というシチュエーションがかぶってしまった。2年連続で何やってんだ。
参考:エキスポシティのレーザーIMAXで体験するフォースの覚醒は最高だ! | N-Styles

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2016年に観た映画ランキング

2015年は映画の当たり年だったが、2016年はそれ以上だった。
人生初の3桁鑑賞に到達しそうなペースだったが、後半で映画館から遠のいて最終的に94回鑑賞した。作品数としては26作品。
26作品で、94回ってなんかおかしくない?????と思われるだろうが、自分でもおかしいと思う。
思い入れの強すぎる作品が多くて作品の優劣で順番を付けられないので、鑑賞回数で順位をつけてみた。

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