次世代Switchの現実味のある予測(2024年5月現在)

2017年3月にNintendo Switchが発売されて7年になる。発売からこれだけの年数を経ても売れ続けるゲームハードは非常に珍しく、おそらく最終的には1.5億台強を売り上げたニンテンドーDSを超えて任天堂史上最大のヒット商品となるだろう。だが、Switchが最新ハードとして活躍し続けることはなく、近い内に新型ハードが発表されるのは確実だ。
信頼性の高いもの、低いものも含め多くの憶測記事がでて、その真偽を問われるたびに任天堂は記事内容の否定を続けている。本記事もその憶測記事のひとつに過ぎないので話半分で読んでほしい
新ハードの発売時期・価格・スペックについて、2024年5月時点における数々の記事や過去ハードに関する情報、市場動向などを基に可能な限り”正解”に近づくように推測してみた。
なお、理由は後述するが新ハードがSwitchとの互換性を持つことはほぼ間違いないと思われるので、任天堂の新型ゲーム機のことを本記事では「次世代Switch」と記述する。

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レビュー:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

[本記事にはゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムのネタバレがほんのり含まれます]
ゲームを心から楽しむためには仕事をしてお金を稼がねばならない。2023年5月12日金曜日も朝から仕事である。数年に一度のゼルダ新作発売日という大事な日に外せない予定を入れた上司を恨みつつ、木曜の仕事を終え、発売日に備えて食事を取り、風呂で体を清め、仮眠を取った。
そして、午前0時を迎えた。ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムが発売された。
あらかじめSwitch本体にダウンロードされていたソフトを起動すると、ネットワーク越しに認証が始まり、プレイが解禁される。
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……。
………。
…………。
気づけば午前4時。ほどよい疲労感を味わいながら再びベッドに入った。
金曜の仕事を終えてすぐにハイラルに潜り、寝て、起きて、土曜の朝にハイラルに戻り、祠を開放し続け、夕方に約束していた友人との食事会を完全に忘れていてすっぽかした(本当にごめんなさい)
こうやってわりとダメな感じで幕を開けたハイラル探訪は、他の趣味の時間や睡眠時間を大量に蝕みつつ1ヶ月ほどでエンディングを迎え、祠解放を終え一区切りがついて今レビューを書いている。

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なぜSwitch Liteは7月に発表され、TVモードが削除されたのか

任天堂はSwitchの携帯専用新モデル「Nintendo Switch Lite」を7月10日夜に発表した。
発売は2019年9月20日、価格は税別19,980円。
従来型Switchとの主な違いは以下の通り。
・小型化・軽量化した
・コントローラが本体と一体化して取り外しできない
・Nintendo Switchドックに接続してテレビに出力する機能に対応していない
・そのため、ドックは非同梱
・モーションIRカメラなし
・HD振動に非対応
・バッテリが若干長持ち
・安い
細かい違いは任天堂のサイトの比較表を見てほしい。
発表は唐突で、公式サイト・Twitter・Youtubeなどで事前の予告もなく情報が開示された。
理由は後述するが、そろそろ発表されるタイミングだろうという予感はあった。
仕様も概ね予想通りだが、意外だったのがTVモード完全非対応という点である。別売りのドックで対応するものだと思っていたので驚いた。
しかし、よくよく考えるとTVモードに対応させないのは当然のことだと思える。
今回は、発表と発売の時期とTVモード非対応の理由について解説したい。

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ダンボールとゲーム機の融合、NINTENDO LABOのここがすごい

任天堂はいつも私達を驚かせてきた。
2画面のポータブルゲーム機、ボタンを使わないコントローラ、飛び出すゲーム画面、据え置き型とも携帯型とも言い難い新しいゲーム機。
2018年1月18日朝、その任天堂が新たな驚きを届けてきた。
NINTENDO LABO(ニンテンドーラボ)」ダンボールとSwitchを組み合わせた全く新しいエンターテインメントである。
4月20日に「Toy-Con 01 バラエティキット」(税別6,980円)と「Toy-Con 02 ロボットキット」(税別7,980円)の2種類が発売される。
内容については公式サイトと動画を見てほしい。

これはすごい。
Switch本体の発表のときより驚いた。
ニンテンドーラボの何がどうすごいのか、どこに驚いたのか、書き綴っていこうと思う。
少々長くなるが、お付き合い頂きたい。

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スーパーマリオオデッセイの発売に寄せて

コンシューマゲーム業界は、常に次の世代のゲーム機について研究を行っている。2015年に亡くなった岩田前社長は、生前に任天堂が次世代機Switchを使ってどういったビジネスをしていくかプランを組み立てていて、現在の任天堂はその計画に沿って事業を展開している。まだ、ハードウェアに関しては岩田さんの影響が残った状態だ。
しかし、ゲームソフトについては発売のギリギリまで仕様を練りこむ必要がある。そうして作られた2017年のソフトには、岩田さんの影響があまり残っていないはずだ。ポスト岩田体制を構築し、任天堂は大きな転換期を迎えている。
この2年間、ポケモンGOフィーバーのお陰で株価は上昇ムードだったものの、任天堂の据え置きゲーム機の状況は芳しくなかった。Splatoon以降の、いまいちパッとしないWii Uのソフトラインナップと、前年比でマイナスになり続ける売り上げに「コンシューマビジネスは終わりだ」「スマートデバイスへの転換が必要だ」と任天堂に対する風当たりが強くなる中、Switchが発売された。同時発売の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(BotW)』は、任天堂の新しい風を感じさせ、風評を吹き飛ばした。荒れ野から若々しい芽が萌え出し、一気に天に突き抜けるような大樹に成長した姿は、まさに野生の息吹、ブレスオブザワイルドだった。一時期は、前代未聞の装着率1.0超えを記録した。Switch本体よりもゼルダのほうが売れているという異常事態である。ハードを手に入れられなかった人たちが先にソフトを入手したり、限定版目的で複数本購入したのであろう。まさに、キラータイトルだ。
Switchは、ゼルダという大樹に支えられて素晴らしいスタートダッシュを切った。しかし、1本の大樹で保持できるほどゲーム業界はイージーモードではない。第二、第三の柱が必要である。ゼルダに続いてリリースされたマリオカート8DX、ARMS、Splatoon2、どれも素晴らしい作品であった。特にSplatoon2は国内において9月末時点で195万台のSwitch本体に対し、実に75%もの売上となる145万本という脅威的な売上を記録し、発売数ヶ月後の今もなお本体の普及に貢献している。しかし、これらのタイトルも、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドが持つ、歴史に裏付けられたIP、新規性、圧倒的スケール感と比べると差を感じる。Switchには、屋台骨となるもっと、太く高い樹が必要だ。
そんな中、年末商戦に先駆けてスーパーマリオオデッセイが登場する。単にマリオシリーズの新作が新ハード出るという話ではない。市場の期待は、いままでのどのマリオよりも高かった。ゼルダの伝説BotWは、任天堂の新しい未来像を見せてくれた。じゃあ、マリオは何を見せてくれるのか?Switchを支える2本目の大樹となりえるのか。
ゼルダの伝説BotWが大絶賛を伴って市場に迎え入れられ、歴史的な成功を収めている様子を見ながら、スーパーマリオオデッセイのチームは、どのような気持ちでいただろうか。30年を超える歴史を持つキャラクター、広大なマップ、いままでとは違うゲーム性、BotWとオデッセイには共通点が多い。どれだけ出来が良くても「ゼルダと比べるとね…」みたいなことを言われるのか不安だったのではないか。それとも、間違いなく成功すると揺るぎない自信を持っていたのだろうか。

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ARMSはSplatoonの背中に追いつけるか?

Switchの新規タイトルである「ARMS」が6月16日に発売される。先日、世界配信されたARMS Directでソフトの内容や体験会などの詳細が明らかになった。
このARMSの販売戦略は、明らかにWii UにおけるSplatoonの成功体験を元に組み立てられている。

5月27-28日、6月3-4日に全世界でARMSの先行オンライン体験会「のびーるウデだめし」が開催される。これはSplatoonおよびSplatoon2発売前に実施された試射会と同様のプロモーションだ。
ファイターの追加、ステージの追加、アームの追加が発売日以降に無料アップデートとして提供されるのもSplatoonと同様である。
ついでにいうと公式Twitterで少しずつ情報を出していく方式もSplatoonに近いものを感じる。


ソフトの中身に関しても、ジャンルが違う割にはどことなく似た雰囲気がある。
対戦に特化したゲーム内容、キャラのカスタマイズ、ゲーム内の独自言語の文字などからそのように感じられるのだろうか。
事前の情報が一切ない状態でいきなり映像で発表されたのもSplatoonに通じるものがある。
任天堂は、ARMSを第二のSplatoonにしようとしているのだろうか。ARMSは、Splatoonに追いつくことができるだろうか。

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Switch発売に寄せて

ニンテンドーSwitchが発売された。
つい先日体験会で触ったばかりのような気がするが、あっという間に発売を迎えた感がある。
詳細が出てから、発売までは早かったが、もっと前からこの日が来るのを首を長くして待っていた。
いま、赤と青のJoy-Conを握り、リンクの勇姿を眺めつつ、心地よいサウンドに耳を傾けながらSwitch発売までの道のりを思い返している。
2015年に亡くなった前任天堂社長の岩田さんの作品に触れたのは、ずいぶん昔のことではっきりとは覚えていないが、親戚の家で遊んだバルーンファイトだったと記憶している。最初はふわふわと浮き沈みするキャラの操作が思うように行かず苦労した。バルーンファイトはいまでもときどきバーチャルコンソールやミニファミコンで楽しんでいる。
あれからもう、30年以上経った。
岩田さんに初めてお会いしたのは、2013年の6月、任天堂本社内7階の会議室。私は株主として椅子に座り、岩田さんは社長として壇上に立っていた。雑誌やWebで見るのと変わらないな、と当たり前の感想を抱いたのを覚えている。直接お会いすると、もう少し衝撃的な印象を受けるかと思っていたのに、少し肩透かしを食らったような気持ちにもなったが、どんな場所でも自然体でいるからこそ、そう思えたのかもしれない。社長として株主を前にしても、彼のハートはゲーマーのままだからだろうか。
それから2年ほど経過してから、DeNAと共同でスマートデバイス向けのビジネスを始めると発表した席上で、次世代ゲーム機「NX」の開発を行っていることを公表した。任天堂はスマホ向けに専念するのではなく、ゲーム専用機ビジネスにも引き続き力を入れていくことを強くアピールする姿は、任天堂ファンの目には力強く映った。
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そのNXが名前を変え、Switchとして発売された。
鮮やかなプラスチックの外観から想像するよりも少しだけ重量感のある、この小さなJoy-Conの中には、紛れもなく岩田さんの熱い想いが詰まっている。
亡くなってから変更された仕様もあるだろうが、Switchは紛れもなく岩田さんの子供だ。
これから、どんな笑顔を作り出してくれるのだろうか。
NX発表時に私は「据置型と携帯型を統合するのではないか」と予想した。それは現実のものとなった。
任天堂とDeNAの提携は何を目指すものなのか | N-Styles
任天堂はまだ、3DSの後継機への含みを残しているものの、据え置きゲーム機を携帯ゲーム機に限りなく近づけた。今までのように据え置きゲーム機と携帯ゲーム機の二本柱の体制を維持していくことは難しいだろう。スマホへの進出など、ここ数年での変化は大きい。これから任天堂はどこに向かっていくのだろうか。
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この小さいゲームカードの中に、答が隠されているのかもしれない。

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ニンテンドーSwitchと一緒に買っておきたいもの

3月3日に発売されるニンテンドーSwitch。本体と同時に発売されるソフトたちも楽しみだが、3月25-26日に開催される。Splatoon2先行試”射”会も楽しみで仕方がない。

すでに予約した人も、今後購入予定の人も、快適なSwitchライフをエンジョイするために本体・ソフト以外になにを買えばいいか、リストアップしておこう。

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ニンテンドーSWITCHを確実に手に入れるにはどうしたら良い?予約はどこで?

3月3日の発売まであと1ヶ月半後に迫った任天堂の新ハードSWITCHだが、1月21日には一般店舗での予約が始まり、23日には任天堂の公式通販「マイニンテンドーストア」での予約受付が開始される。

確実に手に入れるためにはどうするべきか、まとめてみた。

予約はいつから?

まず、予約開始時刻だがすでに発表している店舗によると1月21日土曜日朝9時で足並みを揃えていることから、任天堂からの通達でこの時間に統一しているものと思われる。

どの店を選ぶ?

店頭予約を狙うのであれば、開店前から並ぶのが良いだろう。あらかじめお店のサイトを確認するか電話で問い合わせて、当日に予約開始するか、どこに並ぶのか調べておこう。
家電量販店よりもトイザらスのようなおもちゃ屋のほうが早朝から並ぶ熱心なマニアが寄り付かず、若干有利か。
【追記】
ヨドバシカメラは9時から販売開始で、全額前払いとのこと。
全額前払いだと「とりあえず予約だけしておこう」という考えの人が寄り付かないので比較的競争率が低くなる。
ビックカメラも前金。店舗により受付時間が異なるので注意。
双方ともポイント還元はわずか1%なので、金銭的なメリットは少なめ。
【追記ここまで】
オンライン予約の場合は、入荷数が多く、サーバーが落ちにくく、それでいて人気のないショップを狙うといい。
また、今まで利用したことのないサイトの場合は事前に会員登録を済ませ、購入ボタンの配置などを把握しておこう。

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任天堂はSWITCHにどんな未来を託したか?

NINTENDO SWITCHの発売日と価格が発表された。2017年3月3日、税別29,980円。細かい仕様や、ソフトも多数発表され、あと2ヶ月も経たないうちに任天堂の新しいゲームを体験することができる。
また、SWITCHの発表と合わせて1月23日から任天堂自身が「マイニンテンドーストア」をオープンして、SWITCH本体を含めたハードウェア、ソフトウェアの販売を開始すると発表した。
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2つのポイント

発表の翌日から体験会も実施され、私も早速SWITCHに触れてみた。
携帯ゲーム機と見るにはいささか大きな本体だが、Wii Uゲームパッドで数百時間イカを操ってきた者の感覚としては小さく扱いやすいゲーム機だと感じた。ソフトも非常に魅力溢れるラインナップで、今から発売が待ち遠しい。
任天堂は何をSWITCHするのか?
ゲーム機の姿が明らかになった昨年10月の段階で書いたこの記事で私は、広い客層ではなくより狭く、ゲーマー向けにターゲットを絞るのではないかと予想していたが、紹介されたラインナップを見るとやはりその傾向があるようだ。会場の客層も、20代男性を中心にとしており、ファミリー層が普段の任天堂の体験会よりも少なく感じた。
もちろん、最大の話題作であるSplatoon2や、新しいインタフェイスを活用した同時発売タイトル1-2-SWITCHなどの発表も衝撃的だったが、「ゲーマー向け」「直販」という2点が任天堂とSWITCHの将来を占う上で重要なポイントだと感じた。

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