ニンテンドーSwitchと一緒に買っておきたいもの

モバイルバッテリー

Switchは据え置きゲーム機でもあり、携帯ゲーム機でもある。ただし、携帯メインではない上に、ソフトによっては消費電力が激しく、2.5時間から6.5時間程度でバッテリがなくなってしまう。屋外で長時間遊びたい場合はモバイルバッテリーが必須となる。

モバイルバッテリーの粗悪品は最悪の場合、爆発することもあり得るのであまり変なメーカーのものは買わないほうがいいだろう。モバイルバッテリーのメーカーとしてはAnkerやcheeroが安い上に評判がいい。

本体内のバッテリ容量が4310mAhなので、その数字を参考にバッテリーを選ぶといいだろう。なお、充電時のロスも相当あるため、4310mAhのバッテリーがあればSwitchを1回フル充電できるというわけではない。充電する機器の1.7倍程度が1回充電の目安となる。容量が15,000mAhあればSwitchを2回フル充電できることになる。
馬鹿でかい容量のものを買ってもいいが、バッテリーは劣化していくのでそこそこの容量のものを買って、ある程度使ったら予備に回して買い足す運用のほうがいいだろう。普段は1つだけ持ち歩いて長期移動のときだけ複数持つようにすると便利だ。
スマホと同時充電できるUSB端子2個付きで、10,000mAh超えの製品がちょうどいいだろう。

先にあげた2社だとこのあたり。

USB Type-Cケーブル

意外な落とし穴がUSBケーブルだ。
Switch本体には、先端がUSB Type-C端子になっているACアダプタが1つ付属する。しかし、これはTVドックに常時接続しておくことを想定されたもので、持ち運び時には当然使えないし、家の中で別の部屋で遊ぶときにもいちいち取り外して持ち歩くのは不便だ。

Swtichは汎用のUSB充電器で電源供給が可能なものの、従来のスマホやタブレットでよく見られる台形のmicroB端子ではなく、裏表のないType-CというUSB端子が使われている。Switchの発売時点ではあまり普及していない端子だから、対応したケーブルや充電器を持っている人は少ないだろう。前述のモバイルバッテリーでの充電にもType-Cケーブルが必要となる。

参考：microBとType-Cのイラスト

PROコントローラやJoy-Con充電グリップに1本ずつType-Cケーブルが付属するが、モバイルバッテリと一緒にカバンの中に入れておきたいので何本か持っておくといいだろう。
充電器やモバイルバッテリー、TVドックにはType-Aメスの端子がついているので、両端がType-Cのケーブルではなく、片方がType-Aでもう一方がType-Cのケーブルが必要となる。

amazonで一番売れているのはこのケーブル。評価も高い。

microB端子のケーブルをたくさん持っているなら、このようなアダプタで済ませるのも一つの手だ。スマホのケーブルと兼用できて便利。

microSDカード

Switch本体には32GBの内蔵メモリが搭載されている。本体のシステムやセーブデータ、ダウンロードソフトはここに格納される。ダウンロードソフトを購入する人にはかなり心もとない容量だが、microSDカードで拡張することが可能だ。

例えば、本体と同時に発売される「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」は13.4GBも容量を使ってしまう。つまり、ゼルダクラスの大容量タイトルは本体には2本ぐらいしかインストールできない。
もちろんパッケージ版ソフトを買えば空き容量を気にしなくて済むのだが、カードの入れ替えや持ち運びの手間を考えると、何年も遊べるタイプのタイトルはダウンロード版を選びたい。

microSDカードは現在256GBの容量まで発売されているが、規格上の制限は2TBなので、今後更に大きな容量のカードが出る可能性がある。256GBのカードは容量の割に高額なので、現時点ではおすすめできない。大容量化と価格低下はどんどん進むので、最初はそこそこの容量のカードを買っておいて、容量が足りなくなってきてから大容量のカードに切り替えるほうが安く済むだろう。そもそも、本体内メモリで足りる間は買う必要はない。

また、microSDカードは粗悪品が多いので「並行輸入品」「海外パッケージ」「ノーブランド」と書かれたものに手を出さない方がいい。ひどいものになると、16GB程度のカードの情報を書き換えて128GBに見せかけているものもある。その場合、16GB以上書き込むと壊れる。amazonで買うときはマーケットプレイスの商品(「××が販売し、Amazon.co.jp が発送します」と書かれたもの)にも気をつけよう。

このあたりが性能と価格のバランス的にいい感じ。
安心できるのはサンディスクだが、あやしげな海外パッケージが多く、国内正規品は高額だ。

IEEE 802.11ac/5GHz対応無線ルータ

一般の家庭では、引っ越しやネット回線を契約した際に無線ルータを設置してその後買い換えられることは少ない。だが、新しい規格が次々と生まれ、機器の性能もあがり、数年前のルータと最新のルータでは通信速度や安定性に大きな差が生まれることがある。Switch購入にあわせて買い換えると快適に遊べるだろう。

まず、2.4GHz帯にしか対応していない場合は5GHz対応のルータに買い換えるべき。2.4GHz帯は電子レンジ等の干渉に弱い。802.11ac未対応のルータも買い替えたほうが、通信速度で大きな差が生まれる。Switchだけではなく自宅でのスマホの通信も快適になるだろう。

個人的にはNECのAtermシリーズがオススメ。価格も安く、動作が安定しており、「らくらく無線スタート」を使えば、任天堂のゲーム機器との接続も簡単にできる。

現行機種だとWG1800HP2あたりが価格と性能のバランスがちょうどいい感じ。

有線LANアダプタ

無線LANも重要だが、Splatoon2のようなオンライン対戦ゲームを安定して遊ぶためには有線LANを使うことが望ましい。無線LANの性能は以前と比べて格段に上がっているものの、やはり、有線LANの安定性には勝てない。
だが、Switch本体には有線LANポートは本体にもTVドックにも搭載されていない。そのため、アダプタが必要となる。

これは、パソコン用のUSB-LANアダプタであれば基本的に問題ないし、Wii Uで既に使用しているのものがあれば流用可能だ。Switch自体は1000BASE-Tのアダプタに対応しているが、通信対戦中は100Mbpsを越える転送速度が求められることはないので、100BASE-Tのアダプタでもあまり支障はない。大容量ソフトのダウンロード時に若干差が出る程度だろう。

有線LANアダプタはSwitch本体ではなくTVドックに接続する形となるため、TVモード以外(デスクトップモード、携帯モード)では使用できないので注意。

ホリが任天堂のライセンスを得たLANアダプタを出しているものの3,280円とやや割高な上に、品切れ中。

Wii U動作確認済みの商品。100BASE-T。

USB3.0/1000BASE-T対応。おそらくSwitchでは問題ないと思うが、Wii Uでは使えないようだ。
Splatoon2が出るまでは急いで買う必要はないので、USB3.0対応アダプタは、Switch発売後にメーカーが動作検証するのを待ったほうがいいかもしれない。

タブレット用スタンド

テレビのない部屋でSwitchをプレイする場合、本体を持って遊ぶ携帯モードか、机の上に置くデスクトップモードとなる。デスクトップモードでは、本体背面のスタンドを使うわけだが、角度が一定なので、テーブルの高さによっては遊びにくくなる。携帯モードも長時間プレイでは疲れてしまう。

ホリ製のスタンドは、角度をある程度変えられ、本体下から伸びるケーブルもじゃまにならない設計になっている。だが、残念ながら品切れ中。

というわけで、こちらの商品を買ってみた。安い。

この写真で取り付けてあるのは7インチのタブレットなので、わりとSwitchに近いサイズ。
アームは硬いものの、かなり安定していて、これならどんな角度でも固定できるし電源ケーブルの取り回しの心配も不要だ。

ベッドで遊ぶときはこんな感じになる。完全に廃人仕様だ…。

ページめくり以外は完全ハンズフリーの漫画読みは、そのまま寝落ちも可能で、読めば読むほどダメ人間になっていく実感が湧いてくる。人間性を保ちたいと望む人には、あまりおすすめできない。

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