任天堂、DSの無線サービスの詳細などを明らかに
任天堂は6月7日に都内で経営方針説明会を実施した。主に先日のE3で明らかにした情報を補足する形でいくつかの新情報が明らかになった。
次世代ゲーム機「REVOLUTION」についての詳細は年内に明らかにするとし、それまで価格、発売日、コントローラ、タイトルなどは非公開とした。
また、nintendogsおよび大人のDSトレーニングで今までゲームから離れていた小学生女児や20代後半~30代などの層に訴求できたことに触れ、REVOLUTIONでも家族みんなが触れられるものにするつもりのようだ。
ゲーム機のパワフルすぎる性能向上ではなく、省スペース、省電力などに向上した技術を注ぎ、現在未公開となっているコントローラにも力を入れ、「『REVOLUTION』のコントローラにはサプライズを感じてもらえると思う」と自信満々のようだ。
ファミコン~NINTENDO64の過去のソフトをダウンロードしてプレイするサービスに関して、E3のときに発表した際に課金に対してコメントを行わなかったため、一部で無料であると認識されたようだが、任天堂のソフトに関しても基本的に有償での配布となるようだ。ただし、キャンペーン等での無料配布なども視野に入れているとのことだ。
REVOLUTIONには512MBのフラッシュROMが内蔵されているが、この領域に関してダウンロードしたソフトやセーブデータの記録、本体機能の拡張に使われることを明らかにし、ダウンロードしたソフトで容量がいっぱいになった際にはSDカードを経由してパソコン上でも管理できるようになるようだ。
さらに今年秋の発売が予定されているゲームボーイミクロについては、携帯電話ゲームからのリプレイスを狙ったようで、フェイスプレートの交換などファッショナブルなデザインにこだわりを持っているようだ。あいかわらず価格は未定だが、小さくても安売りするつもりはないとのこと。
一方、ニンテンドーDSでは年内に無線LANスポットを設置することをすでに発表していたが、その規模が1,000ヶ所規模のスタートであること、25社が賛同していることを明らかにした。
また、今回はじめて明らかとなった情報としては、「nintendogsすれちがいい中継所」を駅や小売店に6月25日から段階的に設置していくことが明らかとなった。
これはnintendogsでのすれちがい通信を補助するもので、通信状態で近くにいくと直前に近くを通りがかったユーザーの犬とすれ違うことができる。自分の犬はつぎに近くを通りかがった人のDSに遊びに行く形になる。直接のすれちがいとはちがって、リレーのような形になるようだ。
また、無線LANスポットの設置と同じくして家庭からの無線通信も始まることになりそうだが、それに関して、「USBポートに棒のようなものを取り付ける」という、専用(あるいは推奨)のUSB無線アダプタの発売を示唆するような発言もあった。無線ルータよりも手軽でよさそうだ。
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