任天堂株主総会レポート 2014

去年に引き続き、任天堂の株主総会に参加してきた。
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新社屋での株主総会

事前に発表されていたように、岩田社長が胆管腫瘍摘出手術直後ということで、今月10日に開催されたE3に引き続き欠席となった。
任天堂の定款15条で、株主総会の議長は取締役社長が務める規定があるが、今回は15条の2で定められた「取締役社長に事故あるときは、取締役会の決議によってあらかじめ定めた順序により他の取締役がこれに代わる」の規定に基づき、専務取締役である竹田玄洋氏が議長を務めることとなった。
会場は建てられたばかりで今月から使用開始となっている”研究棟”と呼ばれる新社屋7階の大会議室で行われた。
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研究棟は、その名の通り開発部門が入居する社屋で、本社は今後もその他の部門が使用することになる。
白い外壁、均等に並んだ窓ガラス、直方体の社屋は、本社と外見がよく似ている。下の写真は研究棟の敷地内から見た本社。
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本社と研究棟は非常に近くに建てられていて、互いに見える距離にあるが、隣り合っているわけではない。まあ、これはちょうどいい土地がなかったのでしょうがない。

竹田氏が議長を務める初の株主総会

10時に株主総会はスタート。ざっと見た感じでは1500人ぐらいは入りそうな大会議室に対し、2/3程度が座っていただろうか。去年とさほど変わらない印象。
まず、議長の竹田氏から岩田社長欠席についてのお詫びが述べられた。岩田社長のコメントも代読されたが、サイトに掲載されている文章と同一のものだった。
任天堂側からの報告事項はサイトに掲載されているpdfを元にしたものなので、そちらを目に通したほうがいいだろう。
3DSは比較的好調なものの、Wii Uは不調で3期連続の赤字という報告。
岩田社長と比べると、竹田氏はこういった場に慣れていないのか、報告内容の読み上げに手間取る場面があった。貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)みたいな言いづらい用語が多いのでしょうがないか。
だいたいは今まで発表されていた内容と同じものだが、「世界同時発売したWii Uのマリオカート8が発売から1ヶ月で200万本と好調で、本体の売上も上向いています」といっていた部分が気になった。
マリオカートが世界同時発売で200万本が好調といえる数字なのか、調査会社がWii Uの売上の数字が毎週出しているが、それが任天堂として満足しているものなのか、疑問に思える。もっと危機感を持った方がいいのでは。
ひと通り説明が終わってから質疑応答タイム。
いままでは岩田社長が回答することが多かったが、議長の竹田氏がハードウェアの部署出身ということもあり、質問内容に応じて担当役員に回答を促すスタイルとなった。ソフト面は宮本氏と高橋伸也氏、プロモーションは大和氏、IRは君島氏が主に回答していた。
株主総会中のメモを元に再構成しており若干ニュアンスが異なる部分があると思われるので、参考程度にして欲しい。詳細は来週にも任天堂のサイト上に掲載されるので、正確な情報はそちらをお待ちください。
全部のせてもしょうがないので、気になった点だけ抜粋。順番は実際のものと異なります。

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与沢翼の雑誌に、編集者の魂を感じた

先日、与沢翼という人が資金ショートということで会社をたたんだという話題を目にして、彼が関与したネオヒルズ・ジャパン 与沢翼責任編集長という雑誌を購入した。
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与沢翼氏については、倒産すらパフォーマンスの一部っぽい雰囲気があり、あんまり炎上マーケティング的なものに加担したくないので詳しくは触れない(触れたくない)。
だいたい、どういう人なのかは知れ渡っていると思うが、あえて説明すると「自分が金持ちであることを演出することで、自分が関与するビジネスが儲かるように思い込ませ、そのビジネスに参入する人を増やし、人が増えることで自らの収入が増える」という周りくどいお仕事をしている人である(…と、私は認識している)
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この雑誌、ゴージャス感が半端ない。雑誌と名乗っているが、1号しか刊行されていないムック本であり、フルカラー128ページで669円(増税前は650円)というのは激安だ。
通常、雑誌というものは雑誌そのものの販売価格では制作費をまかないきれず、広告を多数掲載し、広告収入で利益を得るビジネスモデルなのだが、この本にはほとんど広告がない。
つまり、この雑誌も与沢翼氏の儲かっているアピールのパフォーマンスの一環として作成されたものなのである。事実かどうか不明だが、与沢氏から制作費として数千万の手出しがあったようだ。
はっきり言って内容はゴミのようなものだ。
具体的なビジネスの内容には一切触れない婉曲表現が多数使われていて、いかに儲かっているかの話は虚実混ざった状態で延々と羅列してある。テキスト部分は読めば読むほど気分が悪くなる、完全に毒である。
しかし、驚いたことに、雑誌としては非常に素晴らしいクオリティである。
プロの編集者・デザイナーが本気で作り上げた”作品”と言っても良い。高い制作費をもらって、それに見合うだけのパーフェクトな仕事をしたのだろう。
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胡散臭さが盛りだくさんのテキストが、パッと見た時に美しいフォント、美しいレイアウトで彩られ、エグゼクティブ向けのハイクオリティなビジネス雑誌の体裁をなしている。
華麗な風呂敷に包まれた三段重ねの重箱に収められているレトルト食品を想像していただければわかりやすい。
クオリティが高いだけに、彼らが「俺たち何やってんだろ」と思いながら仕事している様子が目に浮かんで心が痛くなる。雑誌のプロなのだから、与沢氏のビジネスが虚業同然であることは当然把握した上で仕事しているだろうから、なおさら切ない。

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科学論文として不正かどうかなど、どうでもいい視野の狭い研究者の内輪での話だ

体細胞が刺激により万能細胞になるというSTAP細胞に関するネイチャー論文で、不正が見つかり、論文の執筆者である小保方晴子氏が糾弾されている問題について、福島民報がコラムを掲載した。 【小保方さんの騒ぎ】オヤジたちが情けな … 続きを読む

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生ハム原木を買ってはいけない

生ハム原木が一部切り取られた状態

先日、フルマラソンを完走した自分へのご褒美として「生ハム原木」を購入した。
通常、生ハムはスライスされた状態で販売されているが、「原木」はスライスされる前の熟成された豚の足そのものを指す。水分が抜けて固く、見た目が木のようなので原木と呼ばれるようになったようだ。
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これで、いつでも手軽に好きなだけ生ハムを食べ放題だとウキウキしていたのだが、現実はそんなに甘くはなかった。同じような不幸を生まないように、生ハム原木を購入して残念だったことを列挙しようと思う。
楽天の「ハイ食材室」で、たまに販売される期間限定の格安生ハム原木を購入した。1万円台前半で、生ハム原木の設置台と専用のナイフがついてくるお得なセットだ。amazonでも、1万円台のセット商品はたまに販売されているが、一般的な生ハム原木は器具なしで3万円以上はするようだ。
要するに買ったのは言い方が悪いが「安物」ということになる。
とりあえず生ハム原木がほしいというのであれば、比較的割安だが、それなりのクオリティを求めると高額の出費を覚悟しないといけない。そういう意味でも、生ハム原木購入はおすすめできない。
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期間限定品のため、購入してから発送まで長い間待たされたのも生殺し感が強かったが、届いてから室温になじませるために数日放置しておく必要があるのも辛かった。
目の前に肉の塊があるのに数日眺めているという悲しさを想像して欲しい。そういう意味でも、生ハム原木購入はおすすめできない。

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プレゼン界の大革命!この円グラフがすごい!

他の人に何かを訴えかけるときに、単なる数字や文章の羅列をぶつけても多くの人は振り向いてくれない。何かを伝えるためには創意工夫が必要になる。写真や図を用いてビジュアル化し、ひと目で内容が伝わるようにする。それがプレゼンテーションだ。
とくに統計データを人に伝えるためにはグラフを用いるのが効果的である。
それを踏まえて、まずはこのページをご覧頂きたい。
インターネット詐欺リポート(2014年2月度)|BBソフトサービス株式会社

ソフトバンクグループのBBソフトサービス株式会社(本社:東京都港区、社長:溝口 泰雄、以下「BBソフトサービス」)は、2014年2月度のインターネット詐欺リポートを発表します。このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、BBソフトサービスの「Internet SagiWall™(インターネットサギウォール)」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果と、インターネット利用者の意識調査の結果を報告するものです。

「Internet SagiWall™(インターネットサギウォール)」というステキなネーミングのソフトが収集した詐欺サイトの統計データを報告するプレスリリースだ。ネット上での詐欺サイトには少なからず関心があるので、このデータは非常に興味深い。
参考資料:ペニーオークション問題、今までのまとめ(2010-2012)
さて、実際のデータを見てみよう。
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