図解：Wiiファームウェア更新でSDカードからWiiウェアやバーチャルコンソールを起動可能に

SDカードから直接Wiiチャンネル(バーチャルコンソールやWiiウェアなど)が起動できるようになった！
これで本体内メモリ不足で新しいソフトのダウンロードのたびに、どのソフトを消すか悩まなくて済む！

注意点がいくつか。
セーブデータは本体内メモリのみとなる。
セーブデータは1ブロックのみの良心的なソフトも多い中、スマブラXなど100ブロック以上のセーブデータ領域を消費するソフトもあるので、本体内メモリはセーブデータ用、SDカードはWiiチャンネル用とした方が良さそうだ。

新しいSDカードを差し込んだので空っぽ。

以前、容量確保のために削除したソフトを再ダウンロード

SDカードに直接ダウンロードできる！すごい！
以前は容量不足のときにいったんWiiメニューに戻ってからオプション画面に行ってデータの整理をする必要があった。

よし。ダウンロードできた。
1ページ4×3で20ページってことは、240本のライブラリが1枚のSDカードで構築できるようだ。
そこまでやったら本体内のセーブデータも凄いことになりそうだが。

さっそくSDカードから直接起動だ！

えっ…。起動できませんでしたって、どういうことなの。
どうやらいったん本体内メモリにコピーしてから実行するため、そのソフト分の空き容量が必要となるようだ。

選択肢が2つ用意されているが、まずは下の「データ管理で整理する」を選ぶ。

これは手動で整理することになり、Wiiオプション画面のチャンネル管理に移動することになる。
面倒なので、前の画面に戻って「かんたんに整理する」を選ぶ

3パターンのいずれかで必要なブロック数を確保するようだ。
ブロック数の少ないチャンネルを選んでみる。

スクロールが必要なぐらい大量に選ばれた。
気に入らなければあとで整理しなおせばいいか。

SDカードへの移動は割と短時間に終わった。

ずいぶんと賑やかになった。

ようやくウエーブレース64を起動。
待ち時間は10秒ちょっと。それほど苦痛ではない。

このあと、いったん終了して再度ウエーブレース64を起動させると一瞬で起動した。
キャッシュが利いているのか？確認のためにチャンネル管理画面を見る。

上が本体内メモリ、下がSDカード
本体内にウエーブレース64と同じ容量の「SDカードメニュー用データ」が作成されていた。

この後、SDカードからスーパーマリオブラザーズ(ファミコン)を起動

起動時間はウエーブレース64の半分以下だった。

先ほどのウエーブレース64のSDカードメニュー用データは消え、代わりにスーパーマリオブラザーズのSDカードメニュー用データが出来ていた。
要するに、ソフトを起動すると本体内に同じゲームソフトのコピーが作られ、そこから実行しているようだ。
そして、そのコピーは次回起動時まで残されていて、次に違うソフトを起動した場合はコピーのやり直しになるが、同じソフトがSDカードから実行された場合はコピーを省略して高速起動する仕組みになっているわけだ。

ちなみにSDカードメニュー自体を開くのにも若干待たされる。5～10秒程度だろうか。
Wiiの電源ON→SDカードメニュー→ソフトのコピーというステップを考えると、どうしても30秒以上は待たされることになりそうだ。WiiFitチャンネルなどを毎日愛用している人は、今まで通りWiiメニューに残して置いたほうが良さそう。

この後、一通りデータの整理をしたが、以前のバージョンのファームウェアの時と比べて格段にSDカードの書き込み速度が向上している。ショッピングチャンネルからSDカードへの直接ダウンロードも本体にダウンロードするときとさほど変わらない印象。

また、自分のWii固有の現象かも知れないが、最近WiiFitチャンネルの起動が異常に遅く、ときには1分程度待たされていたのだが、一瞬で起動するようになった。非常にありがたい。

今回のファームウェア更新は、本体内メモリ不足に悩んでいたヘビィユーザほど恩恵を多く受けられるだろう。2GBのSDカードもamazonで640円、有名メーカ品でさえ1000円を切っているので、活用しない手はない。

おまけ
任天堂の告知はまだだが、「Wiiネット接続できる人が出来ない人を手助けして500Wiiポイントを両方がもらえるキャンペーン」(手助けポイントキャンペーン)がショッピングチャンネルで運用開始されている。

最初に発表されたときは冗談かと思えるほど長いキャンペーン名だったが、そのまま実行してしまっている…。なんということだ。
手助けした人が自分のWii番号をメモしておいて、設定を手助けし、ショッピングチャンネルで自分のWii番号を登録。その時に設定したWiiのWii番号をメモして、帰宅後に自分のWiiiで相手のWii番号を登録すればお互いのWiiショッピングチャンネルで500Wiiポイントが獲得できる仕組みになっている。

細かく条件が書かれているが、手助けできるのは1人20台までで、21台目以降は手助けされた側だけが500Wiiポイントを得られるようだ。

特にデメリットはないので、回りにネット接続していないWiiを持っているユーザがいる人は是非とも試していただきたいものだ。

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