災害時、あなたの善意で、人が死ぬ

※被災地以外の方のために書かれた文章です。被災地の方は他の有益な情報を見てください。
3 月 11 日午後2時46分ごろ、マグニチュード8.8の地震が東北地方太平洋沖で発生し、大きな被害を出している。私は福岡に住んでおり、直接の被害はうけていないが自分のやれる範囲で可能なことをやっていこうと思う。
インパクトのあるタイトルをつけたが、これは大げさではない。
災害時の誤報やデマは必要なリソースを奪われ、助かるはずだった人が助からなくなるおそれがある。
例えば「千葉県のコスモ石油の火災の影響で、有害物質を含んだ雨が降る」というチェーンメールが出回っている。有害物質を含んだ雨に関してはコスモ石油が公式に否定している。燃えたのはLPガスなので主成分はブタンやプロパンであり、燃焼しても二酸化炭素と水が生成されるだけだ。
要するに有害物質というのは出所不明のデマである。
チェーンメールは1通送ると大量に広がっていく。行き交うメールの量が増えすぎると、混雑して必要な安否確認などの本当に必要なメールがうまく届かなくなる可能性がある。
また、Twitter等で不必要な情報やデマがなんども出まわる現象がおきている。
それが非公式RTだと出回った情報が改変され、大元のソースが不明になってくる。せめて公式RTをするようにすべきだし、そもそもその情報を広める必要があるかどうか深呼吸して考えてからにした方がいい。
非公式RTを推奨しない件についてはこちらのページを参照:Twitterブログ: 東北地方太平洋沖地震に関して/公式RTのやり方 Twitterクライアント別まとめ – ITmedia News
自分が得た情報を他の人に流すときは深呼吸をして、本当にその情報は信頼できるものなのか考えることが重要。
真偽確認を一切行わないで入ってきた全部の情報を垂れ流して、受け取った人が判断すればいいという判断を下している人もいるようだが、個人的には感心できない。
ikeda_fuck.PNG
「確認してから言え」とかいうバカが多いが、読みたくなければ読むな。災害のときは、不確かな速報も必要なんだよ。放射能あびてから確認とってもしょうがないだろ。
http://twitter.com/ikedanob/status/46491222621163520
※関連記事:
電波学者の池田信夫先生は天寿を全うして安らかに死んでください。
池田信夫、デマ発信地の軌跡 (ダイジェスト版 @ikedanob): 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog
経済学者の池田信夫様よりメールを頂戴致しました – 今日も得る物なし
どっちがバカだ。
1分で真偽を確認できるような明らかなデマも多い。その1分の手間を惜しんで脊髄反射で転送すると、真偽確認の手間を転送先の人に押し付けることになる。1分で済んだはずの手間が数分、数時間の無駄を産んでいく。情報を広めるということは、真偽確認の手間もオプションとして付いてくることを常に考慮して欲しい。
また、被災地への支援に関しても、適切な方法をよく考えよう。
物資に関しては逆に迷惑になる可能性が高いことを十分に考えて欲しい。
「自分が被災者だとして、それを貰ってほんとうに嬉しいか」を基準に考えるといい。
家を失った状態で現金よりも千羽鶴や古着をもらったほうが嬉しいと本気で思うのであれば、千羽鶴や古着を送ればいい。
また、「ほんとうに必要な人にその物資が渡るまでどの程度のコストがかかるか」も考えるべきだ。
一つのダンボールに必要そうなものをどんどん詰め込んで送ると、それを仕分けるコストが必要になる。ボランディアの作業量が増え、保管場所も必要になる。
災害時に必要な自社製品を法人がトラック単位で送るのであれば、喜ばれると思うが、個人から物資を送るのは無駄が多すぎる。
現地に送る支援物資で最強なのは現金だ。
なんと驚いたことに、銀行振込やカード払いであれば物流を阻害せずにお金を送ることができる。
さらに、現金は必要に応じて食料にも、水にも、衣服にも家にも化ける。
そして、現金は腐らない。
現金すごい!
今すぐ募金しよう!(募金詐欺もあるので、落ち着いてからでも良いです)
長々と書いたが、要は「余計なことをするな」の一言で収まる感じ。
「情報をフィルタリングしてあえて流さない」「物を送るのを我慢する」という選択をすることで、救える命があるのです。
追記:
放射性物質漏れに関わることだからという理由で、池田信夫氏のツイートを擁護している人がいるが、緊急事態だからこそデマの拡散に手助けするような真似を支持することはできない。
擁護している人たちは、たとえば「危険だから半径30km内の人は今すぐ家から出て逃げろ」と池田信夫氏が書いたらそれを善意でRTして広めるのだろうか?
それでパニックが起きて事故が起きたら?道路が混雑して緊急車両が動けなくなったら?
「災害のときは、不確かな速報も必要」というのは、そういうパニックを引き起こす危険な考え方であると理解して欲しい。
参考資料
第二の災害 – Wikipedia
地獄への道は善意で舗装されているとは – はてなキーワード
被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ~僕の浅はかな経験談~
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Google経由で赤十字に寄付しました

「災害時、あなたの善意で、人が死ぬ」への122件のフィードバック

  1. 恐らく日本人は為すことについて善か悪かを言い争っているうちに
    被爆・火災・津波・地割れなどのどれかに巻き込まれ全滅するであろう

  2. >尚且つ電話/インターネットが繋がりにくい状態で現金を今。渡されてもどうしようもない・・
    現金を送るのは「被災者に直接」ではなく「支援団体を通して」でしょう。
    現場でどんな物が必要かなど個人で確認して送っても手間が掛かるだけです。赤十字などの団体に一括して任せた方がずっと効率的

  3. ここはあくまで、無名でコメントを投稿するのは禁止されています。熱くなるのはいいですが、決まりは守りましょう。

  4. この文章に批判が出るのがすごい
    当たり前のことしか書いてないじゃない
    自分のした行動が迷惑になったと思ったら人を攻撃するのではなく、反省して次に活かせば良い
    こんな当たり前のことすら分かってない人が多いのがすごく怖い

  5. 不確実な情報流して、結果として間違っていたとして
    流したヤツが謝罪したのをみたことがない
    拡散希望なんてアホな一文に
    なぜ簡単にのっかるんだろう?

  6. 文字が小さすぎて、人に読ます気があるのか!!
    読めるか、こんな小さい字

  7. つまり池田は
    「家は頑丈なので津波が来ても耐えられます!絶対に外に出ないでください!」
    って広げても良いって言ってるわけだろ?
    すげぇキチガイだな

  8. ほぼ同意、ってか同じこと考えてる人がいて安心した。被災地の友人も情報を得るのが大変そうなんだよ。そんなときに一々フィルタリングしなきゃならんような情報流されると、場合によっては本当に命に係わる。
    不安を煽るような情報流して、避難している人達を混乱に陥れる結果になったら、それがたとえ善意での書き込みでも、『悪』でしかないと最近思うよ。

  9. 必要な所に必要な情報、物資を送るのが善意なんであって、「自分の気が済むから」で相手の都合も考えずに押し付けるのは単なる偽善のオナニーだからなぁ
    >不確実な情報流して、結果として間違っていたとして
    >流したヤツが謝罪したのをみたことがない
    同感。
    盲目の善意とやらは本当に怖い。悪質な宗教に似てる

  10. >金が送れないやつは黙れってことか
    10円を募金箱にいれられないくらい切羽詰ってるなら、まずは自分の生活から立て直せよw
    自立って言葉は、自分で立つって書くんだぞ
    募金は災害で自分で立てなくされた人が、立つために助けるもの。
    災害もないのに元から立てない人間はまず自分が立ち上がる事を考えるべきだ。

  11. ケンカしてる時間あるならほかのことにつかえ

  12. 同意ですね。
    この記事の内容すら理解できてない人が多いので理解していただけるか心配ですが簡単に
    ・専門家、公的機関の公式な発言以外は拡散するな。
    ・デマを拡散してしまった人は反省しもう二度と拡散するな。
    今後も安易に拡散する人は、拡散した情報がデマで、そのせいで死人がでたら遺族に一生賠償金払うとかして責任取れるのでしょうかね?

  13. 被災者に情報の取捨選択とかさせんなよ。
    掛かる時間とか
    正確な遅い情報1つ>>>不正確で誤った100の情報からの取捨選択
    なのは明白だろ。

  14. コメントすぐ批判する・・・
    もういいじゃないの、誰が何書こうと。
    なんていうとコメントも同じって言う人出てくるだろなぁ
    ああ言えばこう言う
    ちなみに私はこの人に同意です。

  15. 因みに内容が真実であってもチェーンメールはNGですよ
    何通も送られてくるこっちの身になってくれ

  16. 信頼性の低い情報が溢れるようになるとどれが信用できる情報なのか判断できず、
    結局どれも信用しないということになり結果的に「信頼性の高い情報が少数」という状態より事態は悪化する
    この記事を批判する人は狼少年の話を思い出すべきだ

  17. 物資に関しては、しかるべき団体に金を送るのがベストと考える者です。
    情報に関しては、現場の余裕など無い人達が、間違った情報をひろめてしまうのは、しょうがない事かと思います。ので、被災地外の私達こそが、真偽を確認する手間を惜しまず、正しい情報を広げて行く事が大事と思います。この情報の選別も立派なボランティアでは?

  18. 千羽鶴を折るのは本人の心を静める為の行為だろう
    それを一日一個のオニギリで食いつないでるようなところへ送るのは自己満足
    嫌がらせにしかならない
    それくらいの想像力もない奴には、これくらい強く言った方がいいに決まってる
    「相手の気持ちを考えて送れ」って言っても、考えた結果折鶴とかほざくナルシストもいるからな

  19. いけたなんとかって、こんな頭悪い人だったんですね。
    からまれちゃってかわいそうに…。

  20. 「緊急性のある情報ならデマかも知れなくても確認する前に早く流すべき。」
    とかいうバカがいるが、そんな緊急性の高い情報なら、とっくにもっと信憑性あるソースが普通にあるはず。
    政治家の方々もそんなすぐばれるような情報隠したら政権とれなくなるからね。
    ちゃんと対応しましたよってアピ-ルしようとするだろうし
    確認したって、1分かからないだろうよ。
    情報流す最初の方のやつがソースと一緒に流して、そのあとのやつらもみんなそのソースと一緒に流し続ければ、確認をとる時間も省ける。
    最初の一人が1分で確認するのと、そのあとの不特定多数の人間が全員それぞれ1分かけて確認するのとどっちが効率いいかってはなし。
    デマが真実のように流れてたら、あらゆる情報の信憑性が疑われるようになり、本当の情報まですぐには信じられないようになり、本当にヤバい時にも対応が遅れてしまう。
    正しい情報を流すのはいいことだ。
    間違った情報を流すことは意図してなくても結果的には悪いことだ。
    だから、情報を流して少しでも貢献したいならなら、せめて、信憑性あるソースを確認して一緒に流すぐらいの責任は持ってほしい。
    ここからは極論だが、悪質なデマを最初に流したやつだけでなく、その悪質なデマの仲介をした人間も少しは罰する法律作ってもいいんじゃないかと思い始めた今日この頃。
    たかが一人の高校生の意見ですがね。

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