任天堂2007年度決算まとめ:売上高は過去最高の1兆6724億円

任天堂は24日に平成20年3月期 決算短信(pdfファイル)を掲載した。それによると、2007年度(平成19年度)の売上高は過去最高の1兆6724億円を記録した。

一昨年昨年に引き続き決算短信に付属の各ハードの売上げ推移をまとめてみた。

ゲームボーイアドバンス(2001年3月21日/9,800円)
ゲームボーイアドバンスSP(2003年2月14日/12,500円)
ゲームボーイミクロ(2005年9月13日/12,000円)
年度200020012002200320042005200620072008
ハード予想
1,9002,0001,4001,020250
ハード実績
1071,7091,5651,7591,540833434159
ハード累計
1071,8162,3945,1406,6797,5137,9468,106
ソフト予想
5,7006,0007,0005,0503,000800
ソフト実績
2734,7054,0517,4898,4575,9363,8531,040
ソフト累計
2734,9787,12218,37926,83632,77236,62537,666
装着率
2.552.743.223.584.024.364.614.65
国内タイトル数
2514320515616576160
米大陸タイトル数
14922114518117012629
その他タイトル数
20314213517010917
ニンテンドーゲームキューブ(2001年9月14日/25,000円)
年度
 20012002200320042005200620072008
ハード予想
4001,200600450280
ハード実績
3805765023922357316
ハード累計
3809551,4571,8502,0852,1592,174
ソフト予想
1,0003,6005,0004,5003,4501,500350
ソフト実績
1,4374,6144,7374,8423,2791,680259
ソフト累計
1,4376,05110,78715,62918,90820,58820,847
装着率
3.786.347.408.459.079.549.59
国内タイトル数
227789433770
米大陸タイトル数
421591259984403
その他タイトル数
1501278067281
ニンテンドーDS(2004年12月2日/15,000円)
ニンテンドーDS Lite(2006年3月2日/16,800円)
年度
    20042005200620072008
ハード予想
3501,2401,6002,2002,800
ハード実績
5271,1462,3563,031
ハード累計
5271,6734,0297,0609,860
ソフト予想
1,5003,5007,00013,00018,700
ソフト実績
1,0494,99512,35518,562
ソフト累計
1,0496,04418,39836,96155,661
装着率
1.993.614.575.245.65
国内タイトル数
26147272458
米大陸タイトル数
1897157295
その他タイトル数
1684162342
Wii(2006年12月2日/25,000円)
年度
      200620072008
ハード予想
6001,4002,500
ハード実績
5841,861
ハード累計
5842,4454,945
ソフト予想
1,7005,50017,700
ソフト実績
2,88411,960
ソフト累計
2,88414,84432,544
装着率
4.946.076.59
国内タイトル数
38115
米大陸タイトル数
47194
その他タイトル数
45184

 ※売り上げの単位は万台・万本、タイトル数の単位は本
 ※装着率は「ソフト累計÷ハード累計」
 ※緑色で表記した2007年度の累計、装着率は予想値
 ※赤字は予想を下回った実績値、青字は予想を上回った実績値
 ※ゲームボーイアドバンスシリーズ、ニンテンドーDSシリーズの台数はそれぞれのハードの合算
 ※販売予想台数(本数)は、前年度決算時のもの。中間決算などで修正が行われることがあるが、それは考慮していない。
 ※ゲームボーイアドバンスの2001年度は10日間の実績。
 ※ゲームボーイアドバンスの2001/2002年度の予想は資料なし。
 ※Wiiのバーチャルコンソールソフト、Wiiウェアソフトはソフト売り上げに含まない。


ハード売上げ推移

ソフト売上げ推移

漠然と数字を見ていても分かりづらいので簡単に解説したい。

■Wiiはソフトが飛ぶように売れている

2007年度にWii用ソフトウェアが全世界で1億1,960万本売れている(表の2007年「ソフト実績」の数字)。

あまりにも数が多いのですごいのかすごくないのか非常に分かりづらい。ここで見て欲しいのが2007年度の「ソフト予想」の「5,500万本」という数字。これは、2006年度決算時に発表された翌年度の販売予想本数だ。要するに任天堂自身が1年前に予想した数字である。1億1,960万本というが任天堂自身の予想を遙かに超えた数字だと分かる。

要因としては、海外未発売でありながら国内だけで185万本を売り上げた「Wii Fit」、国内で161万本と北米で324万本を売り上げた「大乱闘スマッシュブラザーズX」、海外では本体に同梱されている「Wii Sports」をはじめとしたバケモノタイトルの他、「スーパーマリオギャラクシー」や「マリオパーティ8」も順調に売れている事があげられる。全世界でのミリオンセラータイトルは57タイトルになっている。

この数字はバーチャルコンソールやWiiウェアを含んでいない。ただ、2007年10月時点で「780万本」と発表されているので、2007年度末では1,000万本程度だろうか?Wii専用ソフトの累計1億5000万本と比べると、誤差程度の数字にしかならない。バーチャルコンソールで遊んでいる人は少数派なのか、ネットへの接続率が悪いのか。30本程度ダウンロードしている自分が少数派だと思うとちょっと悲しい。

ハードに関しても売上げは好調で、すでに2,500万台弱が売れており、2008年度末には5,000万台近くまで売り上げる予想となっている。少し前までは脳トレ系ソフトが多く、ニンテンドーDSはソフトの偏りがあると言われていたが、現在はサードパーティからもさまざまなジャンルのヒット作がリリースされている。Wiiも、そろそろサードパーティがヒット作を次々と出してくる状態にならないだろうか。

■ニンテンドーDSの売上げは落ちなかった

2006年度のニンテンドーDSハード売上げ実績が「2,356万台」であるのに対し、2007年度予想が「2,200万台」つまり、本体の売上げが減少に転じると予想されていた。しかし、実際は2007年度に3,031万台売り上げており、2006年度を越える売上げを達成している。

地域別に見てみると、面白い結果が出た。

ニンテンドーDS 地域別ハード売上げ推移
年度2004200520062007累計
日本
2124789126362,238
米大陸
2192926631,0652,239
その他
953767811,3302,582

国内市場では1年中品切れ状態だった2006年度と比べると、2007年度の売上げは2/3に減っているのに対し、海外市場では前年度の2倍近い数字を出しており非常に好調な事が分かる。

そのためか、任天堂の売上高における海外比率が80%に達している。今まで以上に為替変動の影響を大きく受ける事になりそうだ。

海外での好調もいつまで続くか不明だが、任天堂も楽観視しているわけではなく、2008年度は減少に転じると予想している。それでも2,800万台を売り上げるという予想で、現在の国内市場の累計台数を越える数字であるのが恐ろしい。予想通りに2,800万台を売り切ると、2008年度末(2009年3月)にはニンテンドーDSの累計販売台数が9,860万台に達し、1億台の大台も見えてくる。これは、ゲームボーイシリーズが11年で達成した数字だ。

タイトル数の増え方も驚異的だ。国内だけで2007年度に458タイトルもリリースされた。1日1タイトル以上だ。累計では900タイトル以上にもなっている。まさに円熟期といえるだろう。

ところで、ニンテンドーDSは今年12月には5年目に突入する。そろそろ「次」の話も出てきて良い頃じゃないだろうか?

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「任天堂2007年度決算まとめ:売上高は過去最高の1兆6724億円」への2件のフィードバック

  1. 海外だとサードがしっかりとWii市場でもシェアを確保しているのが印象深かったですね。
    日本のサードも頑張れ。

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