先日のNintendo Directで「3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語」の発表された。ファミコンソフト(ゼビウスのみアーケード版)をほぼ忠実に3DS用の立体視対応ソフトにリメイクしたこのシリーズは、株式会社アリカが行なっている。
そのアリカ副社長である三原氏がTwitterで開発秘話を明らかにした。
3D
クラシックスのシリーズは完全目コピー調整
なので、特に圧倒的ボリュームの『星のカービィ 夢の泉の物語』は普通のゲームを作るぐらい+αの作業量でした。当時の画像表現を3DSハードに再現する苦労は本にまとめられるレベル。
— 三原さん。@アリカ (@miharasan) April 23, 2012
ゲームの移植にはいくつか方法がある。一番リーズナブルなのは、動作環境を整えてから元々のゲームソフトをそのまま持ってくるエミュレーションで、バーチャルコンソールは(多少例外はあると思うが)この方法で移植している。
他にも元のソフトのソースコードをもとに、移植先のゲーム機にあわせて書き換える方法がある。PS3とXbox360など、同世代のハード同士の移植はこのパターンが多い。
それに対し、今回、アリカが取った方法は「目コピー」だ。
これはもう、読んで字のごとく、元のゲームを見て、それをもとにソフトを作るだけ。ある意味シンプルだが非常に手間がかかる手法だ。
曲を聞いて楽譜を書いたり、演奏するのを耳コピというが、それのゲーム版だ。
「完全目コピー調整」と書いてあるので、調整以外の部分は流用できた部分もあるのかもしれないが、それでも大変なのは変わらない。
完全目コピーと言っても、当然触った所はあります。 それは大人の事情。 また、ゲーム性に関係ない所で触らせてもらった部分もあります。 例えば、そこから先に行くと死ぬ(落ち死に等)場所へのグラフィックは進行方向にフェイドアウトさせてます。
— 三原さん。@アリカ (@miharasan) April 23, 2012
コピーのみではなく、3D表現にマッチするように演出を変えている部分もあるようだ。
凄腕の職人たちが丹精込めて目コピーで移植した星のカービィ 夢の泉の物語だが、以前のインタビューで3Dクラシックスは6作品作っているという話が掲載されている。これが6作品目なので、次の作品はしばらく先になるか、今作で終了かもしれない。
追記:発売後、ファミコン版を開発した桜井氏から以下の様な発言が飛び出した。
30up逃した… (『夢の泉』は、ゴールのジャンプゲームで7〜1まで順番に取っていくと、UFOが大量にアイテムを落としてきて30upできる)
— 桜井 政博 (@Sora_Sakurai) April 25, 2012
各ステージをクリアするときに、ボタンをタイミングよく押して7段になっている地面に着地するミニゲームが用意されているが、7→6→…2→1と順番に取ることでカービィの残り数が30増えるという裏技が搭載されていたという。
それに対し、三原氏はblogで謝罪
昨日の桜井さんのツイートにある30UPは、
3DS版ではできません。仕様ではなく『抜け(確認ミス)』です。
ほんと申し訳ないです。
エミュではなく目コピーだからこういう通常プレイで気づけないような仕様を見落とすこともあるってことなのね。仕様書とかなかったのかな…。