2007年07月03日

レビュー&攻略:「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」(対戦モード)


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ゼルダの伝説 夢幻の砂時計タイトル:ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
発売:任天堂
発売日:2007年6月23日
価格:4,800円

今回は、「対戦モード」のレビューと攻略。本編のレビューはいずれ掲載します。

長い歴史を持つゼルダの伝説を大胆にタッチペン操作に切り替えたことに話題が集中している今作だが、本編そっちのけで対戦モードで遊びまくった。はっきりいって本編よりおもしろい。

パックマンVSとの類似

パックマンVSナムコのゲームキューブ向けの非売品ソフトに「パックマンVS」というソフトがある。簡単に言うと対戦型パックマン。4人のプレイヤのうち、1人はパックマン、残りの3人はパックマンを追いかけるモンスターを操作する。パックマン側は、通常のパックマンと同様にモンスターから逃げ回りながら迷路内のエサを拾い集め、モンスター側はパックマンを捕まえるのが目的。このゲームの最大の特徴は、モンスター側はゲームキューブコントローラを操作しながらテレビ画面を見て操作するのに対し、パックマンは通信ケーブルで接続されたゲームボーイアドバンスの画面を見ながら操作すること。モンスターは自分の周囲の狭い範囲しか見渡せず、パックマンは画面のすべてを見ることが出来る。

また、"パワーエサ"を取ることでパックマンがパワーアップし、逆にモンスターを倒すことが出来るようになる。追われる側が、追いかける側に変わるというこの要素があるため、パワーエサ近辺ではモンスターがパックマンを深追い出来ず、駆け引きが生まれる。

パックマンが捕まれば、捕まえたプレイヤがパックマン役と交代。合計ポイントが一定値以上になれば勝敗が決する。ゲーム内容としては単純な鬼ごっこなのだが、この視界の違いが、追う側のモンスターと追われるパックマンの間のパワーバランスを絶妙に調整し、駆け引きが非常に楽しくなっている。あまりにおもしろいで繰り返し遊んでしまうのだが、頻繁にコントローラを持ち帰るのでケーブルが大変なことになってしまうのが玉にキズだ。

この、パックマンVSは任天堂のポイントシステム「クラブニンテンドー」でのプレゼントで入手できたが、とっくの昔にキャンペーンは終了している。現在は、もう一つの入手方法、ゲームキューブ用レースゲーム「R:RACING EVOLUTION」のおまけで手に入れるしかない。今のところamazonでわずかに新品が残っているようだが、追加出荷は行われないだろうからいずれ入手困難になるのではないだろうか。

なぜこのゲームの話を出したかというと、パックマンVSと夢幻の砂時計の対戦モードは非常に近いのだ。

夢幻の砂時計の対戦モードでは、1人のリンクと3体の"ファントム"が闘う。リンクはマップ上にある"フォース"を自陣に持ち込み、ファントムはリンクを倒すべく追いかける。

リンクをパックマン、ファントムをモンスター、フォースをエサに置き換えると、パックマンVSとほとんど同じだ。

ゲーム概要

この対戦モードの実際の画面はこのような感じ

攻撃側守備側

リンク側は上画面がマップ、下画面がリンク周辺を表示し、ペン操作でリンクを動かす。
ファントム側は上画面は最後に動かしたファントムの周辺、下画面がマップになっている。
床の色の違う場所は聖域。赤い場所が先攻(この場合はリンク)の陣地、蒼い部分が後攻の陣地となっている。

リンクを操作する側は、ファントムがマップ上のどの位置にいるのか把握することが出来ないが、フォースを持ち上げたときだけ、マップでファントムの位置を確認できる。また、自陣、敵陣、中立の聖域がマップ上に点在し、その中に入ったときはファントム側の画面からリンクが消える。

ファントム操作
3体のファントムは、マップ上で線を描くことで操作する。パックマンVSでは、3人がモンスターを操作していたが、夢幻の砂時計では1人で3体のファントムを動かすことになる。

ゲームの流れはこのような感じ。マップ選択権は、連続プレイの時は前回の敗者に与えられる。どちらが先攻後攻になるかはランダム。

1.一方のプレイヤが8つあるマップの中から一つを選ぶ(もしくはランダム)
2.先攻側(赤)がリンクを操作。マップ上のフォースを自陣に集める
3.ファントムがリンクを倒すか、制限時間に達すると攻守交代
4.後攻側(青)がリンクを操作。
5.ファントムがリンクを倒すか、制限時間に達すると攻守交代
6.先攻後攻をそれぞれ3回繰り返し、集めたポイントが多い方が勝ち

1回120秒のターンが先攻後攻合計で6回。1プレイは約10分程度となる。自分の陣地にフォースを置くと、フォースは陣地と同じ色に変わりポイント獲得となる。相手側のフォースも自分の陣地に入れれば自分のモノとなるし、中立の聖域に入れれば中立のフォースとなる。

フォースは大中小の3種類があり、大は15ポイント、中は5ポイント、小は1ポイントに換算される。当然大きいフォースは持ち運ぶときに足が遅くなり、リスクが大きい。

対戦中は一定時間ごとにアイテムが出現する。アイテムは赤と青の2種類があり、先攻は赤、後攻は青を取らないと効果を発揮しない。相手用のアイテムを壊すことも可能だ。

アイテムには以下のようなモノがある。正式名称は作品中で触れられていないため不明。

  • ペガサスの靴(リンク・ファントム共用):足が速くなる
  • 分身(リンク・ファントム共用):自分の分身を出現させ、相手を惑わせる
  • フォースシャッフル(リンク・ファントム共用):マップ上のフォースの位置をランダムに配置換え
  • タイム追加(リンク専用):残り時間を30秒追加
  • グローブ(リンク専用):フォースを持っても足が遅くならない
  • 盾(リンク専用):ファントムの攻撃を1回だけ防ぐ
  • タイム減少(ファントム専用):残り時間を30秒減少
  • 剣(ファントム専用):ファントムの攻撃範囲が広くなる

    リンクの基本的な戦略
    リンクの目的はとにかくフォースを集めること。マップ上で見えない3体のファントムの猛攻をかいくぐってかき集めるのだから大変だ。大/中/小が15/5/1のポイント設定になっているのだから、大フォースをいかに集めるのかが鍵となる。

    大フォースを普通に持ち歩いていたのではすぐにファントムに追いつかれてしまう。大フォースを運ぶときは基本的に"投げる"しかない。フォースを持ったその場で進行方向の画面端をタッチすると、リンクはその方向にフォースを投げる。また拾って投げるのを繰り返せばいい。

    それでも、ファントムのスピードと比べると非常に遅い。フォースを持った瞬間にマップを見てファントムの位置を常に確認しよう。また、1回の攻撃でフォースを自陣に入れようとせず、2回、3回のターンで入れることを前提にしておいた方が確実だ。自陣の近くにあれば、ターン開始直後にファントムが一直線にこちらに向かってきても、リンクが自陣に投げ込む方が早い。

    また、ファントムは3体同時に操作するため、素早く方向転換することが出来ないことが多い。ファントムが道をふさいでいても、あさっての方向を向いていれば迷わずつっこんでいく勇気も必要だ。わざと目立つ行動をして一カ所にファントムを集める戦略も良い。相手陣地にあるフォースを奪えばたいていのプレイヤーは焦ってそちらにファントムを集めてくれる。

    ファントムは3体なのだから、フォースはバラバラの位置にあった方がリンク側が有利になる。積極的に揺動し、フリーになったフォースを少しずつ自陣に近づける。だが、フォースがバラバラの状態でターンが終了すると、今度は自分がファントムになったときに不利になる。経路はバラバラにしておきながらも、最終的にはなるべく自陣の近くでフォースが密集する形に持ち込めば一気に有利になる。

    自陣や中立の聖域内にフォースを残しておくのは危険だ。フォースをもたれた後で、どこに移動するかが読めないし、真上で防御が出来なくなる。フォースを獲得したら、自陣近くの袋小路になる場所にフォースを対比させておくと良い。

    圧倒的に不利な状況で、重要な拠点をファントムに制圧されている場合は、マップ全体を大きく動き回り、アイテムをかき集めると良い。時間がどんどん延長されるし、フォースシャッフルが出れば一気に逆転することも可能だ。

    ファントムの基本的な戦略
    ファントムの目的はとにかく相手のターンを素早く終わらせること。そして自分が獲得したフォースを守り抜くことだ。状況に応じて3体のファントムに役割を与えるようにしよう。基本は「防御」「攻撃」「アイテム回収」の3パターンだ。

    序盤では大フォースを相手陣地に近づけさせないようにすることが最も重要。最短距離で大フォースに防御に向かおう。リンク側のターンでフォースを一カ所に集めていれば、そこに常駐のファントムを置いておけば有利になる。

    リンクが通りがちな場所には攻撃用のファントムを配置する。リンクが遠回りすればタイムロスになるし、無理矢理つっこんでくれば素早く操作して倒すことも可能だ。

    防御用のファントムもじっとしているだけではない。リンクが遠くにいれば、そこを守る必要はない。近くに出現したアイテムを回収、または破壊する仕事がある。そのまま守りに戻っても良いし、別のファントムとバトンタッチしても良い。臨機応変にファントムの役割を切り替えることが勝利への近道となる。

    ファントムがじっとしていると、スキを付かれるおそれがある。防御に徹しているときでも、小刻みにフォースの周りをうろつくようにあらかじめペンで操作しておけば、相手が勝手に持ち場を離れたと勘違いしてつっこんできてくれるかもしれない。

    大フォースの過半数を手に入れている場合は完全に守りに徹してしまっても良い。ただし、フォースシャッフルで大どんでん返しがある可能性もあるので、アイテムをすぐに破壊し、万が一シャッフル後にすぐに防御できるようフリーのファントムをなるべく広範囲に動かしておくことが大事だ。

    遊べば遊ぶほど楽しくなる
    リンク、ファントム双方とも、マップを把握し、重要なポイントとなる場所を理解することが大事だ。数々のテクニックもそうだが、マップの把握が重要な要素となっているため、初心者が上級者に勝つのは難しい。よほど理解力のある人じゃない限り、すぐに勝てるようにはなれないだろう。最初は連敗が続くだろう。

    少しずつ勝てるようになってくると、楽しくて仕方がない。相手の裏をかいて大フォースを堂々と運んだり、狭い路地でリンクを挟み撃ちにしたり、意のままに相手を操っている感触がたまらない。逆に、完璧と思われた逃走ルート上にファントムがいたり、完全防御の状態からまんまとフォースを奪われたり、圧倒的なプレイを魅せられるのもまた楽しくて仕方がない。

    Wi-Fi対戦では対戦相手を以下の5パターンから選べる

  • ともだちと:フレンドコードを交換した相手と対戦
  • 日本のライバルと:国内で実力の近い相手と対戦
  • 世界中のライバルと:世界中で実力の近い相手と対戦
  • 日本のだれかと:国内の誰かと対戦
  • 世界中の誰とでも:世界中の誰とでも対戦

    海外では10月発売なので、いまのところ日本と世界は同じ結果になってしまう。プレイし始めた頃や、実力差のある相手と闘いたくないときはライバル対戦を選べばいいだろう。ただ、選ぶ人が少ないのか、マッチングに多少時間がかかってしまう。

    実力は勝敗決定時に増減するポイントで格付けされ、A~Hまでの8段階あるようだ。もしかしたらA以上があるかも。今のところ、自分は62勝22敗2分(勝率74%)の2,454ポイントでDランクになっている。C以上の人とはまだ対戦していない。

    勝てないと判断してあきらめてわざと切断したのか、通信エラーかわからないが、今まで10回以上途中で対戦が終わった。そのほとんどでこちらが圧倒的有利な状況だったので、わざと切断だと思うが、こういった卑怯なプレイヤーにはペナルティが課せられるようになっている。説明書を熟読していないと読み飛ばしてしまうと思うが、対戦相手決定時のバトルポイント表示画面で"マナーマーク"が表示される。マナーマークはリンクの表情で表され、途中切断したプレイヤのリンクの表情は険しいものになっていく。普通にプレイしていればリンクは笑顔で表示される。

    対戦を始めたばかりの時は連続して負け続けるだろうが、途中で切断したらうまいプレイヤの戦術を見る機会もなくなり、いつまでたっても負け続けることになる。連敗が続いても、負けだと考えるのではなく、次で勝つためのテクニックを教わっていると考えればいい。勝てないのはつらいかもしれないが、じっと我慢しておけば対戦が楽しめるようになってくるだろう。

    なぜ面白いのか
    1回プレイすればルールを完全に把握し、3回プレイすれば上級テクニックを習得できる。こんなにシンプルなのにどうしてのめり込めるのだろうか。

    リスクとリターンの図式が非常にわかりやすいことが一番のポイントだろう。

    大きなフォースは運ぶときに大きなリスクを負う。小さなフォースは高速に運べるがポイントは低い。ファントムは全員でリンクを追えば倒せる確率は上がるが、逃げられたときにフォースを奪われてしまう。徹底的に守りに入れば、アイテムを使って逆転される。このあたりの関係はほんの数回遊べば理解できる。

    状況ごとの有利不利を理解している上級者だけが勝てるゲームではない。どんなに初心者でも、なぜ負けたのか簡単に理解できるようになっている。簡単に理解できるから、相手のテクニックをすぐに奪って次に生かすことが出来る。

    こういった単純なゲームほど、負けたときの言い訳が出来ない。だから、勝ったときは本気でうれしいし、負けたときはくやしくてくやしくてしかたがなくなる。

    結局のところ、バランスの問題に帰着してしまうが、この対戦ゲームはそのバランスが絶妙なんだと思う。

    また、ペン操作であることも重要だろう。
    これがボタンによるデジタルな操作方法なら、同じ操作方法をすれば万人が同じ動きになり、100%確実に成功するパターンが生まれてくる。より多くのパターンを覚えた者が確実に勝利するのではつまらない。しかしペン操作だと、線がゆがめばファントムは蛇行し、目的地への到達時間が余計にかかる。台フォース投げも微妙に角度が狂えば速度が落ちる。メンタル面が結果に色濃く反映され、100回同じパターンの場面があっても、100回違う結果になることが、このゲームのおもしろさにつながっている。

    少しでも有利にしたければペンにこだわるといい。自分が気に入っているのはHORIの「タッチペンロングDS Lite」だ。

    タッチペンロング DS Lite

    伸縮性があり、本体に格納できる。先端部分が半透明になっているところがポイントだ。

    半透明

    ペン先で画面が隠れにくい。「押忍!闘え!応援団」でもこのペンは有利になる。2本入りで420円という価格も良い。かなりおすすめ。


    こんな感じで対戦モードに思いっきりはまってしまい、毎日延々とプレイしている。最初の数回はいやになるほど完敗してしまうかもしれないが、何回かプレイしているうちに確実に楽しめる作りとなっているから、Wi-Fi環境のある人は是非とも対戦モードもプレイして欲しい。


    ニンテンドーWi-Fi USBコネクタニンテンドーWi-Fi USBコネクタ
    発売日:2005/11/23
    発売元:任天堂
    定価:¥3,500
    価格:¥3,325(5%OFF)

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    コメント

    僕もこれ買いました。
    対戦モードを始めたきっかけは、いらないアイテムを交換できるマジカルボックスをみつけたからです。
    本当はすれ違い通信をしたいところですが、あまり外に出たくないので、(どうせ、バトルした人とも交換されるんだったら…)と思ったからでした。
    それが意外にマジカルボックスを見つけていない人が多くて、アイテムが交換されない…(10試合やってやっと、1回成立)
    やる気を喪失しました。
    が、でもやっぱり面白いのでやってます。
    追記
    ちなみに、僕もパックマンvs.もってます。

    結局応援団2のレビューしなかったね

    10月11日に発売されるDSソフト「ナムコミュージアムDS」にパックマンVSが収録されるようですね。これでGC版持っていない方も楽しめますね(*^□^*)

    とても面白いのですが、対戦途中で通信切断する人が多すぎじゃないですか?まともに遊べなくて困ってます。

    4勝5敗0分です。
    非常にたのしいです。最高~
    (igu3さんに同じく通信切断する人がいて
    困ります。10か回に5回以上・・・・)
    切断出来なくするうらわざないかなぁ・・・

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