2005年01月09日

NBAストリートとDDRにマリオが出演


スポンサーリンク

立て続けに任天堂のコラボレーション(共同開発)企画が立ち上がってきた。エレクトロニックアーツは「NBAストリート」シリーズの最新作「NBA STREET v3」でマリオを登場させる。また、コナミは任天堂と共同開発で「Dance Dance Revolution with MARIO」を発売する。

NBAストリートはNBAの選手が実名で登場する3on3のストリートバスケットボールゲーム。ゲームキューブ版としては日本で1作目「NBAストリート」が2002年3月22日に出ただけで、2作目は日本未発売。今回の「NBA STREET v3」もヨーロッパでの発売が2005年2月の発売予定だが、今のところ日本での発売は未定としている。
なお、NBA STREET v3はPS2/Xbox/GAMECUBEの3プラットフォームでの発売となるが、マリオ達が出演するのはゲームキューブ版のみとなっている。

このコラボレーションは単なるお遊びか、それとも日本のゲームキューブ市場への復帰を目論んだものなのか?各サイトであえてNBA STREET v3ではなくNBAストリートV3(仮称)という表記にしていることから考えても日本での発売はほぼ確実だろう。

EAのv3の公式サイトではマリオが出演するムービーも掲載されているが、はっきり言って怖い。マリオとルイージはともかく中途半端な頭身のピーチがキショイ。
※左の「VIDEOS」をクリック後、開いたウィンドウでNINTENDO ALL-STARSを選択

もう一方のコラボレーションであるDDRのほうは2005年夏にマット同梱で発売される。収録楽曲は不明だが、おそらくマリオシリーズの楽曲がふんだんに盛り込まれているだろう。ナムコと任天堂のコラボレーションではJ-POPやアニメソングなども収録していたので、同じように低年齢層にウケの良い曲が入ってきそうな予感。

DDRシリーズは2002年に事実上の8thMixとなるDDR EXTREMEが出て以来、新作が出ていない。家庭用ではPS2版の「DDR FESTIVAL」がEyeToy対応で出たのが最後だ。ちなみに、任天堂ハードでのDDRは専用コントローラ同梱のゲームボーイカラー版や、専用マットも一応発売された64版のディズニーバージョンなどがある。

すでにDDRファン離れが大幅に進んでいるため、with MARIOは既存ファンをターゲットにしたものではなく、ジャングルビートやまわるメイドインワリオ、NINTENDO DSのように新しいインタフェイスによる新しい遊びの提案としての存在のほうが大きいとみられる。というか、既存ファンが喜ぶような内容にするととてもじゃないが常人が遊べるものではなくなってしまう。

さて、この二本に限らずコラボレーション企画が次々と立ち上がっていて、任天堂自身が開発しているソフトはほとんど見られなくなった。今年はナムコの「スターフォックス アサルト」や「スーパーマリオベースボール」も控えている。

似たような状況がNINTENDO64の末期にもあった。1999年末には外部開発のソフトばかりが発売されて、2000年にもポケモンスタジアムとゼルダの伝説 ムジュラの仮面以外はすべて外部開発のソフトになった。そして2001年にはゲームキューブが発売された。

同じ流れで行くと、今年2005年は複数のコラボレーションソフトとゼルダの最新作、それに数本の任天堂ソフトが出て、2006年発売の新ハードの発表が行われる。ゲームキューブの発表が2000年8月でレボリューションは2005年5月を予定している。発表から発売までの期間が同じぐらいだとすると2006年のゴールデンウィークには新しいハードとご対面・・・かな。


スポンサーリンク


この記事の前後の記事
2005年01月10日:次世代ホビーフェアでメテオス
2005年01月03日:2004年のマイベストゲーム

最新記事
2024年02月20日:3万アカウントの凍結を見届けた 趣味としてのTwitter(X)スパム報告
2023年06月25日:任天堂株主総会レポート2023
2023年06月21日:レビュー:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
2022年06月30日:任天堂株主総会レポート2022
2022年03月15日:Hue Sync Boxで映像とゲームを画面の外から強化する
2021年03月11日:シンエヴァを鑑賞した人たちを鑑賞した[ややネタバレあり]
2021年02月12日:藤子・F・不二雄「ノスタル爺」を読み解く
2021年01月18日:「呪術廻戦」単行本での加筆修正一覧(15巻まで)
2020年09月28日:「2.5次元の誘惑」がとにかく熱い
2020年04月08日:緊急事態宣言が発令された日の雑感


コメント

 しかしマリオさんも出稼ぎで頑張ってらっしゃる。
こういった参戦の仕方は批判も多くありましょうが、ユーザーの裾野を広げるという意味ではとても賛成です。任天堂のマーケットがかなり狭まっている現在、このような形でも関心を集めるのは大変良いことです。今後はカービィさんやフォックスさんなどの他団体進出にも期待しています。


- N-Styles -